2026-05-06

米国道路ボロボロ理由

米国道路ボロボロなのは、それが金貸しにとって利益を産まないからであり、外国戦争をするのは、それがドル覇権という名の収奪システムを維持するための必要経費からだ。

マイケルハドソン(Michael Hudson)の経済学視点金融資本主義 vs 産業資本主義対立構造からこの問いを読み解くと、その答えは優先順位の間違いではなく、米国経済の寄生的な構造のものにある。

彼の分析によれば、今の米国はもはや物を作る国ではなく、レント(経済的地代不労所得)を徴収する国へと変質しているからだ。

彼は、現代米国不労所得を追求する金融勢力支配する利権追求型エコノミー定義する。

本来道路、橋、鉄道水道などのインフラは、社会全体の生産コストを下げるための公共資本だ。しかし、金融勢力はこれに公金を投じるよりも、老朽化させて民営化し、利用料を徴収する対象に変えることを望む。

自国インフラ更新しても、それは国民生活を楽にするだけで、ウォール街に利子や配当をもたらす負債を産み出さない。金融資本にとっては、国民生活向上よりも、株価不動産などの資産価格の維持の方が圧倒的に重要だ。

なぜ遠い国の戦争には、湯水のように金が流れるのか。それは軍事力が、米国世界から貢ぎ物を吸い上げるためのドル強制力を支えているからだ。

米国軍事支出の多くは、兵器産業への支払いを通じて米国内の特定勢力を潤すだけでなく、他国米国ドル経済圏という安全保障従属させるためのコストである

ハドソンは、米国貿易赤字および軍事支出によって世界にばら撒かれたドルが、結局は他国外貨準備として米国債の購入に充てられ、米国財政赤字補填するというスーパーインペリアル主義の循環を指摘する。

軍事解決存在しなくても、軍産複合体シンクタンクにとっては、解決しない戦争が続くこと自体が、予算という名の国富収奪し続けるための最適解だ。

アメリカ人自国インフラケチるのは、彼らが産業資本主義(物を作って国を豊かにする)を放棄し、金融不動産・独占(FIREセクターによる支配を選んだからだ。

産業を重視する国、例えば中国にとって、インフラ投資だ。しかし、金融資本主義米国にとって、国内インフラ整備や教育への投資は経費でしかない。

東大生コンサルという収奪管理業務流れるのと同様、米国エリートもどうやって物を安く作るかではなく、どうやって他国資源労働からレントを吸い上げるかに知性を使っている。

米国道路ボロボロなのは、それが金貸しにとって利益を産まないからであり、外国戦争をするのは、それがドル覇権という名の収奪システムを維持するための必要経費からだ。

アメリカ一般市民は、自国インフラ崩壊という形でそのコストを支払わされ、同時にイラン中国ロシアが悪いというプロパガンダによって、その不満を外部へそらされている。

  • アメリカの道路はねえ 確かにボロボロに見えるし国土広いからそもそも舗装してないとこも多いが 高速とかコンクリ舗装の割合が多くてものすごく頑丈なんだよね ボッコボコの道にピ...

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