2026-03-20

誹謗中傷で開示請求されて人生が終わった

誹謗中傷で開示請求されて人生が終わった

書いてる今も手が震えてる。誰にも言えないからここに書く。

俺のスペック

45歳。埼玉賃貸マンション一人暮らし独身彼女いない歴=年齢ではないが、最後に女と付き合ったのはもう15年前。埼玉中小メーカー課長をやっている。年収は600万ちょっと。部下は8人。社内ではそこそこ信頼されてる方だと思ってた。少なくとも昨日までは。

まりは「ちょっとした」コメントだった

きっかけは3年くらい前。仕事から帰って、スーパーで買った半額の惣菜つまみハイボールを飲みながらYouTubeを見るのが日課だった。

ある日、登録者100万超えの生活YouTuberの動画を見た。「月収50万の暮らし」みたいなやつ。タワマンに住んで、毎朝スムージー作って、昼はカフェ仕事して、夜は友達ワイン

なんかムカついた。

こいつは何を生み出してるんだ?カメラの前で生活を見せてるだけだろ。俺は毎日工場と客先を走り回って、部下の尻拭いをして、くたくたになって帰ってきてるのに。この差は何なんだ。

最初は「こういうの見て憧れる奴がいるのが理解できない」くらいのコメントだった。それが少しずつエスカレートした。

Xで捨てアカを3つ作って、毎晩のように書き込んだ。ハイボールが2杯目に入ると指が止まらなくなる。相手ツイート引用RT罵倒を飛ばす。ファン反論してきたらそいつにも噛みつく。

3年間で、ターゲットにしたインフルエンサーは5〜6人。特にしつこく絡んだのが2人。毎日のようにリプを送り、動画コメント欄にも書いた。

気持ちよかった。正直に言う。

画面の向こうで誰かが俺の言葉で傷ついている。俺みたいな「普通人間」が、何百万人にチヤホヤされてる奴を引きずり下ろせる。9時間労働で削られた自尊心を、夜の2時間で取り戻してる気分だった。

意見プロバイダ」を経由してお手紙が届いた

今年の1月、知らない法律事務所から内容証明が届いた。封を開けた瞬間、酔いが一気に覚めた。

発信者情報開示請求に基づく意見照会書。

プロバイダから転送されてきた。俺がXで書き込んだ内容が名誉毀損及び侮辱に該当する可能性があるとして、相手方の代理人弁護士が発信者情報の開示を求めている、と。

該当する投稿内容がずらっと並んでいた。自分酔った勢いで書いた言葉を、シラフで、お役所的な書面の中で読む。

地獄だった。

俺はこんなことを書いていたのか。人格否定容姿への攻撃家族への言及。一つ一つが活字になって、証拠として突きつけられている。

弁護士相談したら現実を突きつけられた

慌ててネットで見つけた弁護士相談した。着手金だけで30万。

弁護士淡々と言った。「改正プロバイダ責任制限法で開示のハードルは以前より下がっています複数アカウント継続的にやっていたとなると、悪質性が高いと判断されます示談を目指すべきですが、相手損害賠償請求に進んだ場合、数十万から百万円単位の支払いになる可能性がありますしかターゲット複数なら、それぞれから請求が来る可能性もあります

頭が真っ白になった。

会社にバレた

これだけでも十分地獄だったが、もっとひどいことが起きた。

開示請求された相手インフルエンサーが、「開示請求が通りました」とXで報告した。具体的な個人名は出していない。でも、俺のアカウントは特定された。そのアカウントのいいねから、俺の本垢が掘られた。本垢には会社イベント写真が残っていた。

まとめサイトに載った。「中小メーカー課長(45)がインフルエンサー誹謗中傷で開示請求される」

翌日、総務から呼び出された。部長と総務課長が同席していた。

ネットでこういう記事が出ているが、事実か」

否定できなかった。

その場で始末書の提出を求められ、「当面の間」課長職を解かれた。懲戒処分検討に入ると言われた。

部下の目が変わった。同僚が廊下で俺を避けるようになった。15年かけて積み上げたものが、3日で消えた。

今の俺

弁護士費用示談金の見込み、合わせて200万以上の出費が見えている。貯金は400万くらいあるが、半分が吹き飛ぶ。課長職を失えば年収は100万近く下がる。

45歳。独身前科こそつかないだろうが、社内での信用はゼロになった。転職しようにも、この歳でこの経歴で、しか名前検索したらまとめサイトが出てくる状態で、誰が雇うんだ。

何より一番きついのは、誰にも同情してもらえないことだ。当たり前だ。自業自得から。親にも言えない。友達と呼べる人間はもともとほとんどいない。

昨日、いつものスーパーで半額の惣菜を買って帰ってきた。ハイボールを作ろうとして、やめた。酔うのが怖い。また何かやらかしそうで。

何が言いたいか

「俺は意見を言っただけ」「批判自由だ」「有名税だろ」

全部、俺が3年間自分に言い聞かせてた言葉だ。

違う。あれは意見じゃない。批判でもない。酔っ払った中年が、自分の惨めさを誰かにぶつけてただけだ。

画面の向こうには人間がいる。そんなことは分かっていた。分かった上でやっていた。分かっていたのにやめられなかったのは、それが唯一の「俺にもできること」だったからだ。仕事では上からも下からも板挟み。家に帰れば誰もいない。趣味もない。友人もいない。唯一、夜中のスマホの中だけ、俺は「鋭いことを言う人間」でいられた。

全部幻想だった。俺は鋭くもなんともない。ただの加害者だ。

今これを読んで、「ざまあ」と思った人。正しい。俺もそう思う。

でも、もし今、仕事帰りに一人で酒を飲みながら、誰かのSNS攻撃的なコメントを書いている人がいたら、一つだけ言いたい。

あの快感借金だ。必ず利子がついて返ってくる。

俺の人生はたぶん、もう元には戻らない。

  • AIが止まらない

  • まあAIなんだろうけど、そのユーチューバー本人はあなたがうらやましがるようなことを「演出」してるんだよね。 それに引っかかった時点であなたの負け

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