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アニメを振りかえろうvol.3

ということでアニメの振りかえりの続き。
13話でデスレックス戦を経験。
次話からは第二章になりました。
ここいらからゾイドの動きも徐々に良くなり見応えが向上したと思います。
同時にドラマ性も増してきたと思う!

本日は第二章(~26話)までを振り返ります。

第14話 「暴走!アラシの叫び」
第15話 「ライバル!?天才ゾイドハンター」
第16話 「アラシ危うし!哀しき賞金稼ぎ」
第17話 「原始の恐怖!立てスコーピア」
第18話 「守れ!お宝大作戦」
第19話 「決戦!ギャラガー襲撃」
第20話 「強制解放!デスレックス」
第21話 「伝説の仙人!恐怖の入門試験」
第22話 「翔べライガー!新たなる一歩」
第23話 「慟哭 雨に濡れた竜爪 」
第24話 「ノリとゼニーの男 再び!」
第25話 「妹よ!トリケラ吠える」
第26話 「突き進め!この広き世界を」


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ベーコンが死んだ。
その原因を作った自分やデスメタル帝国が許せない。そんな事からアラシとワイルドライガーは一時期暴走してしまうが、仲間によりどうにか正気を取り戻す。
そしてこんな悲しみをもう作らない、打倒デスメタルを強く認識して再び旅が始まった。
道中、ペンネがデスメタルから雇われた賞金稼ぎだと判明する。だがアラシはペンネを信じ、そうせざるを得ない状況を作ったデスメタル四天王・ナックルコングのフォアグラに挑む。
苦闘を経てフォアグラを退け、フリーダム団の結束は高まる。

同じ頃、シュプリーム団はベーコンの弔い合戦を計画していた。
フリーダム団もそれに加勢するが、デスレックスとギャラガーは強く失敗に終わる。
未熟さ痛感したフリーダム団は「ムシ仙人」の住む寺院に行き修行をする事に。
ここで技量・精神面の両方を大きく向上させる事に成功する。

そして旅は続く。
デスメタル帝国が牛耳る街・キンコでは、新たなデスメタル四天王・狡猾のトリュフにも遭遇する。
まさに狡猾な戦術に苦戦しつつも、これを撃退。
ギョーザを仲間にしつつ、更に先に進むのだった。

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この辺から、ザコだけじゃなくて名のある強敵と戦う機会が増えました。

印象深かったのはやはり四天王の「フォアグラ」「トリュフ」でしょうか。
この両名は強かった。フォアグラは最後の最後まで戦闘のプロという感じで強者だった。
トリュフは知略で攻めるキャラで、やはり最後まで厄介な敵であり続けた。



四天王はやはり強い方が良いですね。この両名はキャラ分けがしっかり出来ているのも良かった。
とにかく戦闘のプロで豪快なフォアグラ。ねっとりとした策を練るキャビア。
方向性は違えど、どちらも大物感があって良かった。
これは一期キャビアの反省が活かされた結果のキャラ造形だと思います。



17話のナックルコングの初登場回は、改めてみても同機の凄まじいまでの強さを描いた名話だった。
フォアグラも良かったなー。ホントに。デスレックスを除けば最強だったと思う。
この頃から、いわゆる「決め回」ではない通常話でもゾイドの動きがかなり良くなってきたと記憶しています。

25話で登場したトリュフも二段、三段と先を見た手を打つキャラで、その攻略が毎度難しくて良いキャラだった。
残念だったのは最初の愛機・ステゴゼーゲが早々に退場した事かな。
でも、その分次に乗ったディメパルサーは絶望的なまでの強さを見せつけてくれました。
「デスレックスDNA」を組み込んだ状態も強かった。強すぎるくらい強かった。
当初あの形態は「デスレックスに飲み込まれて自滅しそう…」と思ったものでした。そうならずに兵器として最高の運用がされていてトリュフすげーと思っていました。

やっぱり味方であれ敵であれ、実力者は魅力的だと思う。
強いと言えばギャラガーも強かった。
19話ではフリーダム団・シュプリーム団の連合でデスレックスに挑む展開がありましたが、最終的に全く勝てなかった。


思えばこの時期、フリーダム団はデスメタルの名のある者に対して「逃げ切るのが精一杯」という状態だったなぁ。
第二期は爽快な勝利というのは少なくて、劣勢でどうにかして離脱したという描写が多いなぁ。
でもそれゆえにストーリーは深まったと思います。


あとこの間で印象深かったのは何といっても23話「慟哭 雨に濡れた竜爪」でした。
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立ち寄ったその村はゾイドを恐れる場所だった。
だが村の子供、ナッツとトマトだけは違った。二人は森に住む緑のラプトールと仲良しだった。
だがそのラプトールはデスメタルに捕獲されデスブラストキーの機動実験対象になってしまい………。

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ゾイドワイルドの世界観を簡潔かつ秀逸に表現した屈指の名話だったと思います。
デスブラストキーの実験には、あのR.A.P隊も関わっていた。
来れもまた深いんだよなあ。
あの気のいい連中が、実はデスメタル帝国の一員としてこんな非道な事をやっている。
ただ、この一件に対して後の話で切り込みがなかった事は残念でした。
この話自体は全く文句のない回でしたが、後につながらなかった。
R.A.P隊はホントに「デスメタルの意義」とか「ゾイドとは」などを描くうえで重要なキャラ足り得たと思うのですが、たまに登場する面白キャラに留まったのがホントに惜しかった。

それにしても23話は本当に良い回でした。
この回では久々に「ゾイドワイルドは人々がゾイドを恐れ嫌う世界である」ということが示されました。
ゾイドワイルドのアニメを見ていて弱点だと思ったのは、「ゾイドワイルドは人々がゾイドを恐れ嫌う世界である」という設定に対して、「あんまりそうでもないよな」と思えた事です。
立ち寄る村の半分以上はゾイドを受け入れていた気がする……。この辺がちょっと中途半端だと思いました。
23話を基準にした世界観だったらなぁ……と思います。


第二章は徐々にエンジンが温まってきて、ドラマにも期待が持てるようになってきた時期でした。
正直に言うと第一章の評価を引きずっていたので、まだまだ懐疑的に見ていた部分はあったかな。
でも何度も書きますが23話でだいぶ個人的な評価が上がったと思います。


その他では……、19話のフリーダム団・シュプリーム団の連合でデスレックスに挑む展開。
この時にパキケドスとアンキロックスが参戦しなかったのが残念だったかなー。
実に残念だった……。
何で参戦しなかったのだろうか。私、この時は「この二人実は裏切るんじゃね?」とかも予想していたものでした。
そういう事は全くなかった。ごめん、アボカドとガーリック……。

さて両機とも結局大した活躍もしないまま乗っ取られちゃいましたから、それだけにここで参戦しなかったのは余計に残念です。
第一章の時にも書きましたが、展開が予想を外してくるのは構わないと思う。でも期待した熱量を下回ってはいけないと思う。
予想は裏切っても良いが期待は裏切ってはいけないという事です。
ゾイドワイルドのアニメはけっこうそういう事は多かったと思う。
漫画版だと両機ともデスレックス戦で活躍してるんですけどねー……。


あと、妙に印象に残ってるのは15話「ライバル!?天才ゾイドハンター」

ここで登場したヒジキくんは何故かゾイドワイルド公式ページのキャラ紹介にもいち早く掲載されていました。
なので何かあるのかコイツ? 最終決戦で駆けつけたりするのか!? と思っていたらそんな事はなかった。
何だったんだろう……。
嫌いじゃないです。あの後、ゾイドとの対話方法を学んで色んなゾイドと仲良くなったと思いたい所。


第二章はそんな感想でした。
印象が上向いてきた感じ。心に残る屈指の名回もあった。敵も魅力的だった。でもまだまだ頑張ってほしい所もあったという感じ。
でも、確実に良くなってきていてこの先にも期待したいなと思える第二章でした。

という事で感想は次回へ続く。
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三式

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