<

![endif]-->

ゾイド暗号カード

昨日に続いて付録を見ていく!


<小学三年生 1988年8月号 付録>

カードの裏面はこんな風になっています。
ゾイドの写真と謎の文字……。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

ここで登場するのが解読カードです。
これを重ねると……


<小学三年生 1988年8月号 付録>

ここではディバイソンのカードを解読してみました。
「強敵」としてアイアンコングMK-II限定型、アイアンコング、アイアンコングMK-II量産型、デスザウラー、グレートサーベル、デスドッグが現れます。
またカードを左右反転させることで、その強敵にどうやったら勝てるかのプランも提示されます。
ほむほむ。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

勝てる相手は「攻撃指令」の側を使う事で解読できます。
ツインホーン、ディメトロドン、シーパンツァー、ヘルキャット、レッドホーン、イグアン、サーベルタイガー、ハンマーロック、ブラックライモス、ブラキオス。


なるほど、解読カードを上下左右に反転させながらを使うんですね。
それによって「強敵」「攻撃指令」そしてそれぞれに応じた文章が出てくる。
面白いものです。

ディバイソンはちょっと華が無いなぁ……。
勝てるゾイドは小型が中心。そりゃぁ勝てるでしょう。
ノーマルのアイアンコングは勝てるカテゴリーに移しても良かった気がします。
(バトスト3巻の戦力比較表では引き分け)



<小学三年生 1988年8月号 付録>

グレートサーベル
強敵の中にゴジュラスMK-II量産型が居ます。
一方で勝てる敵の中にはノーマルのゴジュラスが居ます。
なるほど、そんな戦力比かぁ。
まぁ学年誌ではゴジュラスMK-II量産型をぼこぼこにぶっ倒してましたけどね……。

サラマンダーやディバイソンも強敵になっていますが、学年誌では両機に快勝しています。
グレートサーベルは本当に扱いが良かった。しかも落ちぶれることがなかった。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

シールドライガーMK-II
こちらもノーマルのアイアンコングには勝てる。MK-II量産型や限定型は強敵となっています。
実際どうでしょうね。
まぁ高速で接近して至近距離からキャノンビーム砲を叩き込めばノーマルには勝てるかなぁ。

高機動ブースターがあって素早い動きのMK-IIはキャノンビーム砲をかわす事もある。
そうなるとコングの格闘の餌食になってしまいそう。
(マッドサンダーと違ってシールドライガーにはキャノンビーム砲をフルパワー連続発射するエネルギーが無いと思う)


<小学三年生 1988年8月号 付録>

ケンタウロス
うぉー、アイアンコングMK-II限定型、アイアンコングMK-II量産型、グレートサーベルが強敵扱い。
いいんでしょうか。この辺のメンツってケンタウロス相手にどこまで戦えるんだろう……。

まぁ、コングは対空ミサイルを持ってるからなぁ。
限定型はサラマンダーをも撃ち落とす強力なやつ。
量産型は手に持てば対空用にも使える6連発ミサイル。
これを使えば飛行中のケンタウロスには脅威でしょうね。

グレートサーベルは攻撃面で不足は否めない。
ただ最高時速50km/h。飛んでもたかだか150km/hしか出ないケンタウロス相手には優位な位置で戦えそう。
ウルトラザウルスが対サーベルタイガー戦を苦手としていて、やられる事は無いものの「ゴジュラスの護衛が欲しい」と言われるのと同じですね。

「手持ちミサイルで武装」っていうプランは、なんだか因縁の相手フランツ体位を思い出しちゃいました。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

デスザウラー
ゴジュラスMK-II量産型とシールドライガーMK-IIが強敵になっているのは「うそだ~!」と思っちゃいますね。
うーん、、、特にゴジュラスMK-II量産型なんてバトストでぼっこぼこにされていたイメージしか無いのだけどなぁ。

まぁ、確かにキャノン砲で先制攻撃はできると思う。
直撃してもデスザウラーは平気で戦い続ける……といってもノーダメージというわけでもないでしょう。
被弾覚悟で戦わなくちゃいけない。という意味では強敵なのかな?

シールドMK-IIは……うーん……。
奇襲攻撃。その高機動でもって背後に回って突撃する。
狙いはもちろんオーロラインテークファン。
ファンを守るビーム砲の砲撃はエネルギーシールドで防ぎつつ、必殺のキャノンビーム砲を叩き込む!
なんていう戦いを想像してみました。たしかに油断はできない相手かも。

ただ、どちらかというと「勝てる」になっているサラマンダーの方がやっかいじゃないかなぁとも思いますが。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

ゴーレムはまた興味深いです。
同クラスのメガトプロスやバトルローバーはもちろん、一回り以上も大きなゴドスやプテラスやカノントータスにも勝てる!
ゴドスはともかく飛行ゾイドのプテラスや装甲の分厚いカノントータスをどうやって倒すんだろう……という疑問はちょっとありますが、、。

そんでもってコマンドウルフにも勝てる判定になっている!
これはすごい。
まじか。さすがに無理そうなんですが。
ゴルヘックスはまぁいけそうですが。

強敵にはアロザウラーやベアファイターが居ます。
この当時の評価ではコマンドウルフよりもアロザウラー、ベアファイターの方が高かったのかな。
まぁ、たしかにベアファイターは(特にNewは)強かったからなぁ。

相性の問題でもあるのかな。
メカ生体時代のコマンドウルフは脚部の爪に武器設定がありませんでした。
一方でベアファイターは「超硬度セラミック爪」。アロザウラーは「電磁ハンド」という強力な武器という設定がありました。
ちょこまかと動くゴーレムを爪で一撃当てれば倒せるベアファイターやアロザウラー。
対してコマンドウルフは爪が武器じゃないから一撃では倒せない……。
倒そうと思うとビーム砲を当てるか牙(電磁牙)で噛みつきたいが対象が小さいのでなかなか難しい……。
そうこうしている内に敵は40mmハイパーガトリングを撃ちまくる。
アロザウラーやベアファイターに比べて装甲が薄いコマンドウルフにとって40mm口径はけっこう脅威である……。
と想像しました。

や、でもコマンドウルフが勝つとは思いますが。


というわけで、いやいや良い付録ですね!
遊び甲斐があります。

構造さえ分かれば自分独自のカードも作れそうですねぇ。

付録で妄想

色んな話題があるんですが、今日は昨日ゲットした付録を見ていきましょう……!


当時の人気ゾイドをカードにした! という内容ですね。


表からは3枚に見えたんですが、実際は6枚でした。これは嬉しい誤算。

ただのカードじゃない。
これは「暗号カード」となっています。
いいですね。オトコノコがときめく要素の上位に来るであろう暗号などの秘密情報!
くすぐられます。

ではその暗号具合を見ていこう……。

幸いにも解読方法分かる。
先に入手している本誌に解説の記載がある!


<小学三年生 1988年8月号より>

しかし暗号に行く前に、まずは表面から。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

まずはこの3種。
ケンタウロス、デスザウラー、シールドライガーMK-II


<小学三年生 1988年8月号 付録>

そして次の3種。
グレートサーベル、ディバイソン、ゴーレム

ラインナップの中でケンタウロスのみが改造ゾイドです。
いやー、凄いなケンタウロス!
異例の扱いです。
やっぱり当時としても人気が特に高かったのでしょう。

そして何やら超重要な情報があるじゃないですか!


<小学三年生 1988年8月号 付録>

ほへー、ケンタウロスのスペックがここに。
全長はウルトラザウルスと同じで50m。
重量は約600t!
ウルトラザウルスは507tなので100t近く増えてますね。

ウルトラザウルスの首の重量がなくなり、かわりにゴジュラスの上半身、サラマンダーの翼、ゴルドスの電子装備が増えた。
増えた分を思うと100tの増加で済んでいるのはむしろ脅威かも。
見えない所で装甲などを削っているのかもしれないなぁ。


ケンタウロスは重量で苦労したゾイドだと思います。
過度に重量が増えるとウルトラザウルスの脚部が耐えられないと思います。
ウルトラザウルスでさえ「重すぎるので陸上での動きが鈍い」というゾイド。
重量が過度に増えるとヤバそう。

あと、飛ぶしなぁ……。軽くしたいよなぁ。
ゴルドス部分はキャノン砲も撤去してるんですよね。
できるだけ軽くしようとした思惑が見えます。
こういう部分からリアルさを感じたりもする!

最高速度はウルトラザウルスと同じで50km/h。
重くなった分を思えばいい数値です。40km/hとかに低下していても不思議はないもんなぁ。
50km/hを維持できたのは素晴らしい事です。
もしかして陸上での動きは背中の翼がサポートするのかな。

最高飛行速度は150km/h
おっそ!!
遅いだろうとは思っていましたが、ここまで遅かったとは。
サイカーチスでも390km/hなのに。半分もありゃしねぇ。
そうかぁー、飛んで離脱しようとしてもアイアンコングが全力出せば追いつけてしまうのか……。
サーベルタイガーなんかだと追い越してしまう。

まぁケンタウロスは空戦を行うなんていう目的ではなく、たとえば中央山脈なんかはウルトラザウルスでは行動しにくい。
けどケンタウロスなら飛んで超えればいい。翼は戦場への移動を迅速に行うことが目的だと思います。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

そんでもってゴーレムも注目ですね。
これ、試作品です。

ゴーレムの試作品の写真は結構いろんな場所で使われていますが、ここまで鮮明なのは他にないと思います。
とても貴重!
装甲が実際のキットよりも多いですね。
・こぶし
・足の甲
・上腕三頭筋
に付いています。

書籍「横山宏 Ma.K.スケッチブック」には横山宏先生の描いたゴーレムのスケッチが多数載っています。
それを見ると、腕部や脚部は装甲で覆われた部分がかなり多くて、仕上がったキットとは印象が違っていたりします。
(デスピオンの尻尾の装甲の付き方のイメージに近い)

こちらの試作ゴーレムは、横山先生のイラストをできるだけ忠実に再現しようとしたモデルと言えるでしょう。

あとガトリングにもバンパー状の造形があったりして、こちらも仕上がったキットとは多少異なりますね。
バンパーは共和国側24ゾイドを思わせる形状なので没になったと思います。
ただ、「ゴーレムが手に持つ」事を思えば、持ち手として残しておいても良かったんじゃないかなと思ったりもしますね。


<小学三年生 1988年8月号 付録>

試作ゴーレムはバッチリ絵にもなっています。

改造で再現しようと思われる方はいらっしゃらないでしょうか!


あと、グレートサーベルは名称の横に「タイプMK-II」と書かれているのが気になりました。
同時期の学年誌に共通しています。
グレートサーベルは「サーベルタイガーMK-II」に相当する仕様だと思います。
ただ能力強化が凄まじかったからか、サーベルタイガーMK-IIではなくグレートサーベルという名称に落ち着いた。

「グレートサーベル タイプMK-II」っていう名前はなんかちょっと謎の響きです。
何なんだろうなぁ。


このカードのラインナップは
・ケンタウロス
・デスザウラー
・シールドライガーMK-II
・グレートサーベル
・ディバイソン
・ゴーレム

ゴーレムはプッシュされてるなー。
ここはディメトロドンとかでも良かった気はしますが……。
ゴーレムを入れるならメガトプロスも対として入れて欲しかったような……。
まぁ、じゃぁどのゾイドを省くかというと難しいんですが。

ゴジュラス、ウルトラザウルスはケンタウロスが入っているから選漏れしたのでしょうか。
ゴジュラスが入っていない時点でライバルのアイアンコングも選漏れしたのだと思います。


と、暗号を読み解く前に話題が長くなってきました。
付録も妄想ワクワク。良いものです。
解読は明日以降に……!

名前コンテスト

コロコロにストーリーの情報は少ないけど、企画的なものはけっこうあったりする。

メディアを盛り上げるための策として行われるのがユーザー参加企画です。
メカ生体ゾイドではX-DAYゾイドアイデアコンテストが行われ、バリゲーター、ブラックライモスなどのユーザー発ゾイドが誕生しました。
新世紀でも引き継がれ、デススティンガー、エレファンダー、ライガーゼロイクスが誕生しました。

さてユーザー参加型企画はデザインコンテストだけじゃない。
変り種の企画として、「ゾイドの名称を募集」が行われました。それがコロコロコミック1984年10月号の記事です。


<コロコロコミック1984年10月号より>

後のゲルダーとザットンですね。
帝国小型ゾイドの後発組です。
ちなみにこの両機は……、



<ゾイドグラフィックスvol.2より>

名称決定前の仮称はケトラーとバッキーでした。
私の年代だとケトラーと聞くとヤキソバンを思い出してしまうよ。

ケトラーはトリ「ケラト」プスでしょうかねぇ。
バッキーは何・・・?
「ブラキオサウス→ブラッキー→バッキー」かな・・・?

なかなかアバンギャルドな仮称ですね。
名称コンテストがされなかった場合、これが正式名称になっていた可能性も?
うーんコンテストが行われて良かったと思う……けど、採用名称の「ゲルダー」「ザットン」もイマイチ語源が不明なんですよね。
応募者の方は何を思ってゲルダーやザットンという言葉を思いついたんだろう。
マーダとかゲーターとかの先行している機種の名前を見て同じような響きで名称を考えたんだろうか?


<小学三年生 1984年10月号より>

ちなみにネーミングコンテストはコロコロ独自ではなくて、学年誌の小三でも募集していました。
うーん、学年誌はカラーページなのか……!
このコンテストは商品が金メッキゴジュラスだったようですが、小三の記事はその貴重な写真がカラーで拝めるので大変眼福です。

しかしメカ生体ゾイドの容赦ない所は、こうやって名称を募集したゾイドに限ってマイナーに終わらせている所です。
帝国小型ゾイドの中で、ゲルダーとザットンはマイナーなんですよね……。

モルガはゴジュラスに握り潰されるやられ役中心ではあるものの、バトストへの登場頻度はかなり高めです。
ゲーターも比較的多いかな。また電子戦能力を活かして夜戦でガイサックを撃破するシーンは大きくクローズアップされました。
マーダも帝国ゾイド第一号なので特集される事が比較的多かった。

この3機種に対して……帝国小型ゾイドの後発組のゲルダーとザットンは存在感がかなり低い。
バトストへの登場がほとんどない。
活躍シーンなんて全くといっていいほどない……。

第一回X-DAYゾイドデザインコンテストから誕生したゾイドであるところのバリゲーターも悲惨を極める戦歴でした。
登場シーンのほぼ全てがやられシーンという逆にミラクルな機体…………。
普通、こういう経緯で誕生したゾイドというのは活躍しそうなんですけどね。
まぁ、このハードさというか容赦のない具合が昭和なのかなぁ。

たださすがに反省したのか、第二回デザインコンテストのカノントータスはロイ・ジー・トーマスの愛機になったし活躍シーンも豊富。
第三回のブラックライモスはHiユニット級で最強を誇る重戦車として活躍。
第四回のバトルローバーはヘリック大統領の親衛隊隊員にして後の夫人ローザ・ラウリの愛機として活躍。
と、だんだん活躍度が上がっているのも興味深い所です。

新世紀だとあからさまに優遇されてる感じがします。
デススティンガーは凄かったなぁ。
ライガーゼロイクスも華があった。
あ、いや……エレファンダーは……。でも、あれは散り際で魅せる素晴らしいストーリーでした。負け戦であっても発案者の方を十分に納得させる展開だったんじゃないかなぁ。

何度か書いた気がしますが、私はバリゲーターの発案者の方が活躍はあれで良かったのかという所をどう思っているのか。
かなり知りたい感じです。

メカ生体期のコロコロのゾイド

1984年のコロコロを大量に集めてゾイド記事を研究していきたい……! のですが、当時のコロコロは機獣新世紀時代と違ってゾイドの扱いが低いものでした。
低い……というよりは学年誌の方に注力していた感じでしょうか。


<コロコロコミック 1984年5月号より>

コロコロコミック1984年5月号。
ゾイドの掲載は一応ありますが、それは「ホビー情報」という「色んなホビーをごったまぜで紹介するぜ!」というコーナーの中に少し載っているという程度。。。
ゾイド記事はこれだけです。

メカ生体期のコロコロのゾイドの扱いはこれが基本で、、、なのでゾイドを目的に集めるのは優先度を下げがちです。
単独ゾイド記事なら欲しいのですが、こうした雑多なコーナーだとどうしても得られる情報も少ない、、。

あと、コロコロの収集でバカに出来ない問題が送料です。
ぶ厚いのでクリックポストとかの安い方法が選択できない。。。ゆうパックとかヤマト便とかの送料がそこそこかかるやつになりがちなんですよね、、、。
なのでネットで見つけるよりも実店舗で掘り当てたい。それがまた収集の機会を少なくする要因になっています。

まぁ最盛期にはけっこう特集もあったし漫画も載っていたりしました。1988年とかは特攻ゾイド少年隊の漫画連載とあわせて、けっこうな量の記事があります。
とはいえストーリーは「漫画のワンシーンを再現」とか「ブツ切れのワンエピソードだけ」といった感じで学年誌には及びません。


<コロコロコミック 1984年5月号より>

なんというかホビーコーナー内での扱いもおざなりな傾向が強い。
ゴジュラスよりスパイカーを大きく映しているのは何でだろうなぁ。。。ゴジュラスのデカくて憧れるサイズ感やスパイカーの小型で手ごろな感じを伝えるべきでは。

……ん?
ゴジュラスについて思いっきりゴジラタイプって書いてあるぞ!?
昭和だからと言って何でも許されるわけじゃないと思いますが、いやはや凄いな。

コロコロのゾイドはたいてい白黒ページに掲載されていた……というのもマイナスだよなぁ。

当時の白黒って精度がかなり悪いんですよね。
紙質は今も昔も印刷せんか紙という低品質再生紙を使っています。
それは仕方がないんですが、印刷機やインクの品質は1984年と1999年ではだいぶ違う気がします。
なんか、精度がぜんぜん違う。今のものは細かい所まで印刷されていて白黒でもある程度は詳細に分かりますが、当時のやつは解像度が荒くて細かい所は何も分からない感じというか……。
色もグラデーションの幅が少なくて、ちょっと濃い部分は黒で塗りつぶしたようになってる。
全体的に荒くぼやけて潰れたようになっている……。

「線」で構成している漫画だといいんですけどね、、、。
ゾイドのようなディティールの細かいキットの写真を掲載するには不向きだと思う。

あと、印刷せんか紙は湿気を含みやすく光に当てるとインクが容易にあせてしまう……。
もとから品質が悪い事に加えて40年という年月が経過している事で、更に品質の低下を招いているのでしょう……。

とまぁ、なかなかテンションが上がらない事を書いてしまいましたが、貴重な資料も号によってはあります。
研究はぜひとも続けていきたい次第です。

コロコロ1984

メカ生体ゾイドは学年誌を中心にストーリー展開した。
で、ゾイド関連記事のある号は全て現物をコンプ・ファイリングしました。

あと、てれびくんも1987~1990年にかけてアタックゾイドの活躍を中心にストーリー展開していたので、それも現物をコンプ・ファイリングしました。

両雑誌とも広告のみ掲載の号は幾つか未収集なんですが、、、まぁ、それでも研究はなかなか進んだといって良いと思っています。

ただコロコロコミックは過半数が未収集です。
メカ生体ゾイドの時代はコロコロはあんまりゾイドを掲載していなかった。いや掲載はあったけど単発規格っぽい感じで……という感じ。
なので優先度をかなり下げていたんですが、いやでも。そろそろ集めたいなーと思います。

例外的に「特攻ゾイド少年隊」が掲載されていた時期のものはけっこう集まっていますが、その他の年代はほとんど無い。
今後頑張って集めていこう。



ほい!
というわけで1984年のコロコロです。
密度は薄いもののゾイド関連の掲載が幾つかあります。あと史上初のゾイド漫画、おちよしひこ先生の「ゾイド創世記」も掲載アリ。
今後、研究していきたいですね。

プレゼントコーナー

昨日の学年誌の話の続き。
ゾイド掲載は広告のみ……と書きましたが、いやもういっこあった。



プレゼントのコーナーです。
ゾイドはセンターに居ます! 写真も結構でっかい。
機種はこの時期の最新ゾイドの3種類。ガン・ギャラド、バトルクーガー、キングバロンですね。

センターなのはすごいなぁ。
掲載が終わったとはいえ。ピークをかなり超えて失速気味、、、店頭ではワゴンセールも見られていた末期ゾイドですが、そうはいっても一定の人気は維持していたことが証明できるものでありましょう。

このような懸賞コーナーは忖度無し。また同時代の玩具が一斉に掲載されておりとてもいい資料になっています。

ところで……、


ガン・ギャラドですが、よくみると腹部のパワーエンブレムを付け忘れてますね。

ゾイドって、新世紀でもそうだったんですが、写真で結構凡ミスが多いイメージです。
箱やカタログの写真でも、キャップの付け忘れなんかが結構多い。

なお重箱の隅をつついて文句を言っているわけではなくて。
こういうのを見つけるとなんか微笑ましいなぁと思います。
ちりめんモンスターを見つける感覚に近い(この感覚、伝わるかしら?)。


バトルクーガーも角の角度がちょっと変だな……。
あと赤の色合いがゼネバスレッドのようなくすんだ赤なのが注目です。
実際は原色の鮮やかな赤です。
もしかしてバトルクーガーは当初はゼネバスレッドにするつもりだったのかなぁ。
そんなこんなも見えて来て興味深い写真です。

そんなわけで学年誌ゲットの記事の追加話題でした。

学年誌一冊ゲット!

学年誌をゲットしました~!



小四の90年8月号です。

ゾイド特集がある学年誌は既にコンプしていますが、広告のみの号が幾つか歯抜けです。
小四は広告のみ掲載の号が2つ残っていました。
このたび、そのうちの一つを釣り上げたというわけ。
めでたく残り1冊になりました。

小一、小三、小五がフルコンプ
小二、小四は特集はコンプ/広告のみの号があと各1
小6は特集はコンプ/広告のみの号があと2

という状態です。
残り4
かぁ……。

さて広告ですが


半ページの広告です。新ゾイドバトルストーリーですね。
新ゾイドバトルストーリーの広告はギル・ベイダーまたはオルディオスを前面に押し出しているんですが、この広告はオルディオスですね。


オルディオスは超巨大ゾイドではないよなぁ……。
まぁバトルが大迫力なことは違いありません。

ギルVSオルディオスは最終決戦ではない。
ただし「小学館スペシャル・ゾイドバトルストーリー」はこの巻で終了、、、、。
その後のガン・ギャラドやキングゴジュラスなどのストーリーは書籍にはならなかった……。
そういう意味では最終決戦という表現もあながち間違いではないのかも…………。

1990年8月。この時期、すでに小四でのゾイド特集掲載は終了していました。
ポツポツと広告が載っていただけの末期。淋しい時期です。



シルバニアファミリー


ジェニー(バービー)

この辺の、初期ゾイドの時期にも特集されていたメンツは相変わらず元気に掲載されていました。
比べるとゾイドは、、、ちょっと哀愁を感じてしまいますね。


魔神英雄伝ワタル

この時期の男児向けのプッシュ商品として魔神英雄伝ワタルのジオラマストーリーが掲載されていました。
ジオラマはゾイドと空気管が近いなーと思っていたら、制作はゾイドと同じスフィウスLab!

ゾイドの掲載は広告半ページと淋しい号でしたが、それでも色んなことが考えられる号でした。
さて、残りも集まるといいな!

中央大陸征服ゲーム

ちょっと珍しいものをゲットしましたー!


小四の1989年3月号の付録です。
なんと未開封の新品。上部にホチキス止めがしてあります。
1989年の空気がそのまま詰まっているような超美品。
凄いレア品。

未開封なので他の付録も一緒に付いています。
ミニ四駆、漢字ドリル、星座、そして3月号だからかおひな様。
ゾイド以外の付録はどうしようかな。
破棄するのは心苦しいので有効活用できれば良いのですが。

学年誌のゾイド特集記事自体はコンプリートしたのですが、付録はぜんぜんダメ。
付録は破棄されている事がほとんどなのでとにかく厳しいですね、、、。
中には「ゾイド秘密ファイル」のような資料として極めて高い価値のあるミニ冊子もあったりするので、調査の手はゆるめないようにしていきたい次第。

そんな状況で付録のゲットと相成ったわけで、とても喜んでいます。


中央大陸征服ゲームという何とも物騒なタイトルのゲームです。
凄いな……、征服ゲームて。
今だと絶対出せないと思う。
当時としても「勝利を目指せ ゾイドバトルゲーム」位にしておいた方が良かったんじゃないか。


さて、ボードゲームのようですね。
学年誌のゾイド付録は



・資料系の冊子
・改造ハンドブック
・立体物
・ゲーム系
・シール
・ミニカード


など多岐にわたりますが、今回引き当てたのはゲーム系ですね。
ゲーム系はゾイド戦史研究の資料としては価値が低めですが、一方で当時のゾイドの勢いやキッズにウケる付録の造りという意味ではたいへん貴重な資料であります。

ゲーム系といっても「輪ゴムを使った射撃ゲーム」「トントン相撲」「ボードゲーム」など様々です。
この分野もたいへん興味深いものです。


付録解説。


ゾイドのコマと地雷のコマなどがあります。
敵ゾイドや地雷を排除しながらマスを進め、勝利を目指すらしい。


コマの裏面はジャンケンの図案。
敵と遭遇した時はこれで戦うようです。

しかし……、うん?????
コマはあるけど肝心のボードがない。

あるぇー?
何度も付録を見直したんですが、入ってない……。
おいおい未開封の新品やぞ……。

どうも当時品の未開封という激レアを引き当てたのに、封入ミスでボードが入っていないという激レアだった模様。
どんな確率やねん……。
運がいいのか悪いのか……………………。


そんなわけで付録を半端にゲットした話でした。
うーん。いつかボードそのものも手に入れたいなぁ。

…………オマケ



このオマケ、日付を見ると「昭和64年3月」という実際には無い日付が書いてありました。
昭和は64年1月7日まで。3月は既に「平成」になっている。
正しくは平成元年3月となるべき場所ですね。

とはいえ雑誌なんて3月号を発売するのは2月。
そして2月号を作っているのは12月とか1月でしょう。
そう考えると「昭和64年3月」という表記もまぁ、さもありなんという感じ。
昭和から平成へ。そうした当時の空気が少し見えてくる資料でもありました。

モデルアートまにゅある1985年9月号

<ジェネシスの感想遅れてます、、、すみません。今日は別の話題で>

資料をゲットしました!!!



1985年の資料です。
模型誌モデルアートの増刊号「まにゅある」の1985年9月号です。
雑誌自体はそれほどレアでもなく普通に見つかるんですが、まさかこれにゾイドが載っているとは思ってもみなかった……。なので見逃していました。
今回、偶然にもゾイド掲載の情報を知って購入した次第です。


「特集」というよりは、編集者の趣味のページみたいなところで「ゾイドは凄いぞ。動きが凄くて大人でも楽しめる。特にこのサラマンダーは最高だ」的な評がしてありました。
サラマンダーは1985年発売のキットなので、この編集者さんはかなりのゾイド好きですね。
子供に見せた時の反応とか同僚の反応とかもゆるーいコラム的に書いてあって楽しいです。

また「プラモのゾイドも出たらいいのにね」的な事も書いてありました。
この願いは遥か未来、2006年11月にコトブキヤが叶える事になります。
HMMが出た時にどう思っただろうなー。興味があります。

そして……、翼竜の絵が描いてある!
これは公式……? それともモデルアート側が用意した独自……?

絵のタッチはトミーのものとはずいぶん異なる印象です。なのでモデルアート側の絵だと思っています。
ただ……、サラマンダーは架空の生物をモチーフにしたゾイドです(空の大怪獣ラドンの影響が強いがそのまんまではない。尾とか)。
なのでメカに落とし込む前に竜の絵を描いて(あるいはどこかに依頼して)、それを元にサラマンダーのデザインを作ったのかもしれない。
その時の絵なのかなーと思ったりもしています。

もはや確かめるすべはありませんが、資料には限りが無いなぁと思い知らされています。
いやー、資料収集は奥深いぞ!


そして、更なる情報もありました。
「東京おもちゃショー’85」のレポートがあったのでした。
東京おもちゃショー’85はアイアンコング、バリゲーター、マルダー、シンカーが披露された場所です。

この時、バリゲーターは完成版と同じ色での展示でした。
が、アイアンコング、マルダー、シンカーは試作カラーの色で展示されていました。


記事が白黒なのが無念です……。
アイアンコングは「高島屋コング(※)」とも呼ばれるカラーで展示されていたそうです。
※高島屋コングは色んな噂があって私もチンプンカンプンなんですが、改めて近日別記事にしたいです。


こんなの。クリアパーツが紫でフレームが青。なんというか異質ですね。


<小学三年生 1985年8月号より>

学年誌でアイアンコングが初公開された時もこのカラーでした。
当初はこのカラーでいくつもりだったんでしょう。実際のカラーになって良かったと思ってます。


マルダーとシンカーも試作機カラーで展示されていたようですが……


たしかに装甲の色が濃いのでシルバーではなさそう。
あとシンカーは仮称の「エイガー」で紹介されていますね。

さて色についてですが、問題は両機とも「試作機カラーが2種類存在する」という事です。


<小学三年生 1985年8月号より>


<小学三年生 1985年8月号より>

まずは「黒・赤」の帝国最強部隊カラーになっているバージョン。
シンカーの名称がエイガーな事にも注目。

次に……、


<小学三年生 1985年9月号より>

これは高島屋コングに近いカラーですね。

面白いのはシンカーの広告です。
横にいるマルダーは制式機と同じカラーです。分ける事も予定されていた?
そういうのを考えるのも面白いですね。

マルダーもこのシンカーと同じカラーの写真が存在します。


東京おもちゃショーの両機がどちらのカラーだったのかは、もはや確かめる術がありません。
黒・赤なのか。高島屋コングカラーだったのか……。
同イベントは一般入場OKでしたが、カメラは報道関係の腕章を付けた人しかダメだったそうです。なので今後、あの時実は行ってて写真も撮ってて……という情報が追加で出る可能性は低いと思います。

マルダーとシンカーの展示は箱も同時にしてあります。
写真は、製品のものとよく似ていますが微妙に異なる写真です。


背景の山を比べると違いが分かりやすいですね。
あと、おもちゃショーの箱には「重装甲スペシャル」のロゴも入っていません。

よく見ると両機とも上面に「EMZ-03」と書いてあります。
おそらく……、「EMZ-15モルガ」は、初期版は「EMZ-03」の型番がふられていました。
初期は帝国と共和国でナンバーを分けていたのが、後に統合されたからです。
RMZ-10フロレシオス→RMZ-11ゴドス→RMZ-12ガイサックEMZ-01マーダ→EMZ-02ゲーター・・・
だったのが
RMZ-10フロレシオス→RMZ-11ゴドス→RMZ-12ガイサックEMZ-13マーダ→EMZ-14ゲーター・・・
になったのですね。

その初期版のモルガの箱に「新製品のキットの写真を貼り付けて箱の見本を作って展示した」という事かと思います。
ただ1985年中期なんていうとカラープリンターは大企業にも無かったんじゃないかなぁ……。普及しだしたのは80年代後半からだと思います。どうなんでしょう?
まぁ、いずれにしても現代のように気軽にフルカラープリントができる時代じゃなかったのは確かだと思います。
なので、この仮の箱を用意するのも大変だっただろうなーと想像します。

なかなか珍しくて面白い記事がゲット出来て喜んでいます!

メカファントス

資料ゲットです!

メカボニカ! のメカファントスの説明書をゲットしました!



ゾイドのご先祖様。
ご先祖様といってもシリーズ名と機体名が違うだけでキットはゾイドのエレファンタスと全く同じ仕様です。

この辺のゾイドがゾイドジェネシス世界に行ったらどの程度の戦力になるんだろう…………。


さて今回のゲットで嬉しい事が起きました。


これにてメカボニカの説明書をフルコンプです。
だからどうしたというレベルではあるんですが嬉しい。
きっちり管理していこうと思います。

思えば1982年発売のキットの説明書を42年後の2024年になって揃えるっていうのは……、凄い事だよなぁ……。

エレファンタスの説明書は3種類。
・メカボニカ版
・メカ生体版
・ヘリックメモリアル版

です。このうちメカ生体版を未所持です。
これも見つけられたら積極的に狙っていきたい次第です。

説明書と言えば、以前にコラムの下書きでこんなことを書いていました。

絵の比較

こちらの記事では共和国骨ゾイドについてエレファンタスだけ絵の比較ができていませんでした。
今回ようやく比較できるようになりましたので、ヘリックメモリアル版の説明書と並べてみます。


やっぱり線は引き直されています。
他のゾイドと同じく、やっぱり元の方がいい気がするなぁ。
ヘリメモのはなんか妙に小ぢんまりしているというか……。

何で変えたのか本当に謎。
この謎は解けそうにないなぁ。

さてさて、これを機に今年も資料がいっぱい集まると良いのですが!
プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
12 | 2025/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント