ルクセンブルクのSkypeは米国時間2010年1月5日、パナソニックと韓国LG ElectronicsがそれぞれIP電話ソフトウエア「Skype」搭載テレビの販売を計画していると発表した。パソコンを使うことなく、インターネットに接続したテレビだけでSkypeによる通話やテレビ会議を行えるようにする。
パナソニックは高精細(HD)テレビ製品系列「VIERA」のうちインターネット接続機能「VIERA CAST」対応モデル(写真)、LG Electronicsは同機能「NetCast Entertainment Access」対応HDテレビ26機種にSkypeを組み込む。いずれも2010年半ばに発売する予定。パソコン向けSkypeと同様、無料のIP電話サービスが使えるほか、固定電話/携帯電話向け有料通話、着信/ボイスメール・サービスも利用可能。両社はHD対応Webカメラを付属させ、Skype搭載テレビだけで最大解像度720p(1280×720ピクセル)のビデオ会議を行えるようにする。
またSkypeは、パソコンとSkypeで720p対応ビデオ会議を利用するためのWebカメラとして、中国In Store Solutionsの「FREETALK TALK-7170 HD PRO」「同TALK-7181 HD PRO PLUS」と台湾faceVsion Technologyの「FV TouchCam N1」を紹介した。価格はTALK-7170 HD PROが120ドル、TALK-7181 HD PRO PLUSが140ドルでいずれも2010年3月に発売する。FV TouchCam N1の価格はマイク付きモデルが99ドル、マイクなしモデルが69ドルで、2010年2月より出荷する。なお720pの解像度でビデオ会議を行うには、次期Windows用IP電話ソフトウエア「Skype 4.2 for Windows」のベータ版が必要となる。
[発表資料(Skype)]
[発表資料(パナソニック/Skype)]
[発表資料(LG Electronics/Skype)]
[発表資料(faceVsion Technology)]
[発表資料(In Store Solutions)]