クライアント運用管理ソフトウェア SKYSEA Client View 導入事例
パーソルホールディングス株式会社 様
  • グループIT本部 ワークスタイルインフラ部 ユーザーインフラ室 室長 池田 和俊 様
  • グループIT本部 ワークスタイルインフラ部 ユーザーインフラ室 シニアコンサルタント 源常 冴 様
  • グループIT本部 ワークスタイルインフラ部 部長 水戸 宗友 様

グループ企業の業務内容や
体制に合わせて柔軟に設定
2万5,000台のPC管理や
USBメモリの制御を効率化

グループ全体のセキュリティ強化のため、ログやIT資産の管理ツールを統一

パーソルグループは、時代の要請に合わせ複数の企業統合もありながら総合人材サービスとして成長しており、企業ごとにログ管理やIT資産管理の方法が異なっていることが課題でした。そこで、グループ全体のセキュリティを強化していくため、統合時にあらためてグループとしてのポリシーを策定。ログやIT資産を管理するツールについても統一することになり、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を導入しました。2017年の導入以降、大きなトラブルもなく、安定して一元的な運用ができています。

普段は、私どもワークスタイルインフラ部のうち数名が「SKYSEA Client View」の管理者権限を持ち、グループ全体を管理。さらに、グループ各社のPC管理担当者が「SKYSEA Client View」の準管理者として、その企業内の管理を行っています。準管理者には自身が所属する企業の情報のみ閲覧できるように設定するなど、柔軟な運用が可能で効率的です。

また、「SKYSEA Client View」はIT資産の情報を毎日自動で収集しているため、常に最新の情報を確認することができます。これらの情報は、全社的に導入している標準アプリケーション以外に、それぞれのPCでどのようなアプリケーションをインストールしているかなどの棚卸にも活用しています。さらに、自社の資産管理台帳システムと日次で連携させることで、当社の仕組みや体制に合わせた管理が可能になりました。

メッセージ通知で、更新プログラムを円滑に適用

Windows Updateなどソフトウェアの更新プログラムの迅速な適用は、脆弱性対策の強化に欠かせません。しかし、アップデートにより社内のシステム等に影響が出る恐れがあるため、当社ではまず業務に支障がないか検証を行い、問題がないことを確認できたら全社的に展開しています。更新プログラムを配布する際には、従業員に対応してほしい作業や期間を「SKYSEA Client View」の「メッセージ」機能で配信。PCのデスクトップに直接表示させることで見落としを防ぎ、スムーズな適用を促すことができます。その後、適用されたかどうかを「SKYSEA Client View」で確認し、期日を過ぎても対応していない場合は、該当のアプリケーションの起動に制限をかけるなどの対処を行っています。

また、当社ではリモートワークを導入しているため、業務時のネットワーク環境は従業員によってさまざまです。なかには、自宅のインターネット回線が従量課金制になっている従業員もいるため、容量が大きい更新プログラムを配布するのが難しい場合も。そこで、「アンケート」機能を使って更新プログラムを配布していいかどうかを事前に確認し、従業員の負担にならないように対応しています。

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図 各PCにアンケートを配信

業務に合わせて、USBメモリの使用を柔軟に制限

USBメモリ等のデバイス制御にも「SKYSEA Client View」を活用。「読み取り専用」「使用不可能」などの設定を、各グループ企業の業務内容に合わせて適用しています。例えば個人情報を取り扱うグループ企業では、より厳密にデータ管理を行う必要があるため、USBメモリの使用自体を禁止に。例外的にUSBメモリを貸し出す際は、各従業員が当グループの専用Webサイトで申請し、セキュリティ部門が許可した場合のみ、私どもが「SKYSEA Client View」から許可するという運用を行っています。

なお、当社では2万5,000台ものPCを管理するため、「SKYSEA Client View」の複数のマスターサーバーを統括するグローバルマスターサーバーを構築しています。今後も安定した動作環境を整備するとともに、より効果的な活用方法を探っていく予定です。

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