新材料
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クラレ、AIで若手が新材料開発に成功 次の芽「細胞と電池」と研究トップ
化学大手のクラレは、AI(人工知能)やデジタル技術を活用して研究開発や事業創出を加速している。若手社員がAIを使うことで難しい新材料の開発に成功する事例も出始めた。特許分析やマーケティングにも応用することで、業務の効率化につなげる狙いだ。背景には世界で激化する競争への危機感がある。

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日本初の2階建て3Dプリンター住宅、スタートアップの挑戦に視察多数
宮城県栗原市で地上2階建ての3Dプリンター住宅が完成した。スタートアップが自社で所有する大型の建設3Dプリンターを計画地に設置。日本初となる多層階住宅の3Dプリントに挑戦して成功し、販売を開始した。

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生物の嗅覚をデジタルツイン化、ニオイの再現や消臭が自由自在に
最近になって、これまでの嗅覚センサーの嗅ぎ分けや再現の精度の低さを一気に吹き飛ばしそうな技術的ブレークスルーが起こった。大阪大学教授で同大学産業科学研究所所長の黒田俊一氏の研究室と、同大学発スタートアップの香味醗酵が開発してきた技術だ。

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潜水艇事故、耐圧殻に「FRP使うべきでない」 しんかい6500開発者の指摘
2023年に圧壊事故を起こして5人の犠牲者を出した米OceanGateの有人潜水艇Titan号。最大の特徴は、炭素繊維強化樹脂製の耐圧殻を採用した点にある。事故当時の乗員だった同社の最高経営責任者は、炭素繊維が「引っ張りより圧縮に強い」と信じてCFRPを採用した。

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大和ハウスが3Dプリンターで住宅外構量産、独自の巨大ヘッドで印刷
大和ハウス工業は戸建て住宅に用いる外構部材を建設3Dプリンターで量産する方針を打ち出した。まずは2026年春以降、3Dプリンター製の門塀を住宅に適用する計画だ。

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水深3363mで圧壊したタイタン号、異例のCFRP耐圧殻 層間剥離で強度が低下
2023年6月18日、米オーシャンゲートが独自開発した有人潜水艇タイタン号が、水深3363m付近で圧壊した。事故により、CEOを含む乗員5人が死亡。2025年10月に米国家運輸安全委員会(NTSB)がまとめた調査報告書によると、圧壊の原因は、耐圧殻の炭素繊維強化樹脂部分で起きた層間剥離だった。

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東レ、脱フッ素の耐熱OPPフィルム 低コストとの両立で半導体製造に期待
東レは、汎用樹脂である2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムにおいて、160℃の高温に耐える「トレファン」を開発した。ポリプロピレンは本来熱に弱いが、エンジニアリングプラスチックに迫る耐熱性を実現した。

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グリーンランドへの思惑、トランプ氏の狙いはどこに
グリーンランドをめぐって米国とEU(欧州連合)の対立が加熱している。もともと“トランプ1.0”(ドナルド・トランプ米大統領第1次政権)のときから、グリーンランド購入のアイデアはあった。不動産事業者的な発想として開発を試みようとしたが、デンマーク政府からは冷笑をもって迎えられただけだった。

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日産が阪大と金属接合研究、28年までに実用化 中国スピードに対抗
日産は阪大と協力し、電動車向けの金属接合技術の開発を加速させる。金属材料を高速かつ高精度で加工する技術やX線カメラによる画像診断技術を開発し、2027~2028年の実用化を目指す。開発期間やコストを低減できるとし、開発スピードの速い中国勢に対抗する。

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NTTがメタレンズ、画像センサー3倍明るく 見えないもの撮るカメラも
薄く軽量でありながら、様々な光学機能を実現できる可能性を秘めた技術であるメタレンズ。実は、いち早くメタレンズへの取り組みを本格的に開始していたのがNTTだ。同社は基礎研究のみならず、有望なアプリケーションの創出に向けた研究を推進している。

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ナトリウムイオン電池、中国圧倒も「日本に勝機ある」 性能はLFP肉薄
リチウムイオン電池を代替するポテンシャルを秘めるナトリウムイオン電池。中国・寧徳時代新能源科技(CATL)を筆頭に、車載用や定置用などで実用化が始まった。技術開発の現状や進化の方向性について、産業技術総合研究所で長く次世代電池の開発を主導してきた境哲男氏に話を聞いた。

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大成建設が国内初ゼロカーボンビルを実現、次世代技術研究所に108の技術
埼玉県幸手市で大成建設と大成ロテックは、建設及び道路分野の脱炭素技術を研究・実証する次世代技術研究所「T-FIELD/SATTE」を設置し、本格運用を開始した。核となる管理研究棟は、ライフサイクル全体で排出する二酸化炭素を実質ゼロとした、国内初の「ゼロカーボンビル」事例となる。

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g.moth サポートパック
仙台銘板は、車両の窓ガラスに貼ることで光の反射と映り込みを極限まで抑える「g.moth サポートパック」を発売した。ジオマテックが開発した次世代モスアイ構造フィルム「g.moth」を使いやすくした。

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横浜市と鹿島、CO2固定コンクリで協定
横浜市が二酸化炭素(CO2)の「地産地消モデル」の構築を掲げ、鹿島と連携した。両者は2026年1月14日、地域内で発生するCO2を固定した環境配慮型コンクリートの活用に向け、連携協定書を締結したと発表した。協定の期間は28年3月31日まで。

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PC橋の桁と間詰め部を一体化
オリエンタル白石と日鉄ケミカル&マテリアルは共同で、プレストレストコンクリート(PC)橋のT形桁において主桁間の間詰め部を補強する新たな工法「DiFi工法」を開発した。補強材には薄い繊維強化プラスチック(FRP)のプレートを使用する。従来の鋼板工法よりも容易に施工できる。

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相変化材料
相変化材料とは、特定の温度で物質が相変化(物質の状態=固体・液体・気体が変化すること)して生じる潜熱を利用して、蓄熱効果や放熱効果を発揮できる材料である。物質は相変化の際に、周囲の熱を吸収したり放出したりする性質を有する。これらの熱は周囲の異なる物質に対し、保冷や保温の効果をもたらす。相変化材料はこの熱を蓄えて活用する。

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三菱電機、グラフェンで赤外線受光素子の感度100倍 冷却いらず集積化も
三菱電機は炭素原子1層から成る2次元材料であるグラフェンを使うことで、既存技術に対して感度が約100倍と非常に高い、赤外線受光素子を開発し、2026年1月28日付けで論文を発表した。

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浜松ホトニクス、「メタレンズは調味料」 着目した3つの優位性
メタレンズは光の波長よりも微細な構造を用いて、光の位相を自在に制御できる技術だ。浜松ホトニクスはメタレンズ自体の製造・販売に関わるのではなく、光検出器など自社製品の能力を向上させるための道具として位置づける。製品とメタレンズの組み合わせによる性能向上の結果として、市場が創出できると見ている。

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東レ、CFRP部品の接合時間1/3 高速・高強度の新熱溶着技術
東レは、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の部品を高速・高強度で接合する熱溶着技術を開発した。熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPから成る航空機模擬構造体の接合時間を、従来の3分の1以下に短縮できたという。2026年1月27日に発表した。

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仏パリのカルティエ現代美術財団、ジャン・ヌーヴェル氏が19世紀建築改修
19世紀に建てられた、カルティエ現代美術財団の建築物が大規模改修を経て新たにオープンした。改修設計を手掛けたのはジャン・ヌーヴェル氏だ。展示企画に応じて稼働するプラットフォームを新たに設けた。

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