次世代電池
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揺れる電池業界、EV失速・米中対立で覇気失う自動車 CATLにも影
電気自動車(EV)への強い逆風が、電池業界にも影響を及ぼしている。米国では、EV購入時に最大7500ドル(約120万円)の税額控除が適用される制度は2025年9月末で終了。同年10~12月の米国におけるEV販売台数は前年同期比で37%減の23万台となった。2026年も需要低迷が続くと予想されており、電池業界も対応を迫られている。

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ナトリウムイオン電池、中国圧倒も「日本に勝機ある」 性能はLFP肉薄
リチウムイオン電池を代替するポテンシャルを秘めるナトリウムイオン電池。中国・寧徳時代新能源科技(CATL)を筆頭に、車載用や定置用などで実用化が始まった。技術開発の現状や進化の方向性について、産業技術総合研究所で長く次世代電池の開発を主導してきた境哲男氏に話を聞いた。

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日本版CTTの実装論、「過剰」を「資産」に変える契約モデルの正体
これまでの本連載では、技術的・経済的な観点から北海道における水素社会の成立可能性を検証してきた。泊原発という強固なベースロード電源と、再エネの過剰積載(Overbuild)が組み合わさることで、物理的に使い切れないほどの「構造的な余剰電力」が発生し得ることは、各種データが示唆するところである。

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「再エネで10GW新設」の現実味と国の計画との整合性
前回(第3回)で算出した「10GW」という新規電源容量─その大半を占める風力(約6GW)と太陽光(約3GW)─は、一見すると途方もない数字に映るかもしれない。しかし、国の最新のエネルギー政策や北海道における風力開発のパイプラインを精査すれば、これが決して絵空事ではなく、むしろ2040年に向けて「通過しなければならないマイルストーン」であることが見えてくる。

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電力需要が急拡大、ラピダス・ソフトバンク等が動かす巨大プロジェクトの全貌
第3回となる今回は、これら二つの要素を日本の具体的なフィールド-北海道-に落とし込み、統合するシナリオを描く。現在進行中の半導体・データセンター(DC)投資を積み上げると、2040年には現在の北海道の消費電力に匹敵する「250億kWh(25TWh、平均2.85GW相当)」もの巨大需要が出現する蓋然性が高い。

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有力候補は北海道、3本の矢を実装した「エネルギー・アイランド」の設計図
連載の第1回では、水素のコスト構造を劇的に変える「3本の矢(原発再稼働、再エネ過剰投資、IOWNによるデジタル需要の直結)」という理論を提示した。今回は、この理論が日本のどこに着地し得るのかを検証する。

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水素社会実現へ、なぜ「原発・過剰設備・デジタル」が最強のコストダウン策なのか
まず、その起点となる「第1の矢:ベースロード復活」に焦点を当て、原発再稼働がもたらす副作用──すなわち「電気が余る」という現象が、いかにして水素ビジネスの勝算を生み出すのかを検証する。

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完全無欠の全固体電池がCESに、早すぎるエープリルフールとの声も
「我々が電池を再発明した」――。フィンランドDonut Lab(ドーナツ・ラボ)CEO(最高経営責任者)のマルコ・レティマキ氏は、独自開発したとする全固体電池をこう表現した。

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日産主力のヨロズ、50年ぶり国内新工場 狙いはトヨタ向け拡充
サスペンション部品などを手掛けるヨロズは岐阜県輪之内町に工場を新設し、2025年秋から本格稼働を始めた。国内拠点の新設は約50年ぶり。ヨロズの売上高の6割超が日産自動車向けと偏っている。新工場はトヨタ自動車やホンダなどの工場へのアクセスが良い立地に構え、日産以外の取引を増やして経営の安定を図る。

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EV向け中心に技術開発加速、リチウムイオン電池の業界地図
幅広いシーンで活用されている『日経業界地図 2026年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回は脱炭素の動きと深いかかわりを持つ「リチウムイオン電池」業界をとりあげる。

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三菱ふそうのEVトラック、混流生産で投資10分の1 海外拠点にも展開
三菱ふそうトラック・バスは、第3世代となる電気自動車(EV)の小型トラック「eCanter(eキャンター)」をディーゼルトラックと同一ラインで生産する混流生産の体制を整えた。

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トヨタの米国巨大電池工場が正式稼働、他の電池メーカーも続々集結
トヨタ自動車は2025年11月13日、米国・ノースカロライナ州に建設した電池製造工場の開所式を行い、「改めて生産開始について発表」(同社)した。

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ヨロズ、鋼板を引き伸ばし1割軽量化 テーラードブランク対抗のプレス成型
サスペンション大手のヨロズは、自動車ボディーの軽量化に向けた新たなプレス成型技術の開発にめどをつけた。鋼板を引き伸ばして板厚を部分的に薄くした差厚鋼板をプレス加工することで、従来比で1割の軽量化が見込める。

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VW出資の国軒、LMFP電池量産へ 三元系置き換えに260Wh/kg達成
2026年はリン酸マンガン鉄リチウム(LMFP)系電池の普及が本格的に始まり、日本や韓国勢の得意な三元系からの置き換えが始まりそうだ。中国電池大手・国軒高科(Gotion High Tech)が乗用の電気自動車(EV)向けでLMFPを量産する。中国で主流のリン酸鉄リチウム(LFP)系の進化版で、乗用車向けの量産は「世界で初めて」(同社)だ。

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2025年のノーベル物理学賞はどの分野の誰に? 複数の日本人にも可能性
今年もやってきたノーベル賞の発表が続くノーベルウイーク。筆者は以前から同賞の受賞予測を数回してきた。

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パナソニックHD、27年度に金属リチウム負極電池 全固体には世界初のハロゲン系
パナソニックエナジーは2025年9月、リチウム(Li)イオン2次電池(LIB)の生産状況や今後のロードマップを明らかにした。ポイントは大きく7つある。

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三菱ケミカル子会社、リチウムイオン電池の特許事業を強化 欧州から「追い風」
三菱ケミカル子会社が、リチウムイオン電池(LIB)向け電解液関連技術の特許ライセンス事業を強化する。狙いは、シェア拡大を続ける中国勢などのライバルに対抗することだ。

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日東紡と東北大学、リサイクルできる水系電池材料 有機レドックスに親水性
日東紡と東北大学多元物質科学研究所の研究グループは、親水性ポリアミンに電荷貯蔵能を持つp-ジヒドロキシベンゼンを導入し、水系電池の電極に使える有機レドックス高分子を開発した。

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原子力の国内新興、黒鉛蓄熱を経由 ゴールの高温ガス炉と「相乗効果」
スタートアップ企業のBlossom Energy(ブロッサムエナジー、東京・千代田)がボイラー向け黒鉛蓄熱装置の開発を進めている。取り組む理由や将来構想を同社最高経営責任者(CEO)の濱本真平氏に聞いた。

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