エンタープライズDX
FPTジャパンホールディングス/エヌビディア
FPT×NVIDIAで実現する
スピーディーかつ全方位のAI展開
AIの活用は避けて通れないトレンドである。あらゆる業務、ビジネスに革新をもたらす。しかし、その立ち上げに時間がかかるとチャンスを逸する。ニーズや要件に幅広く対応し、成果を生むAI基盤をスピーディに実現する――。FPTジャパンホールディングスとNVIDIA(エヌビディア)の強力なタッグが、この取り組みをサポートする。
ビジネスにおけるAI活用への期待がますます高まっている。現場業務の改善だけでなく、新たなビジネスモデルやプロダクトの開発、データドリブンな経営革新など、用途も広がりを見せる。AI活用をサポートするベンダーには包括的な対応が求められる。この期待に応える有力なベンダーの1社がFPTである。
FPTはベトナム最大級のデジタルコングロマリットだ。その日本法人であるFPTジャパンホールディングスは2005年に設立されて以来、デジタル領域の様々なプロジェクトを手掛けてきた。「コンサルティングからシステム開発、インテグレーション、その運用保守や各種のアウトソーシングまでITライフサイクル全般にわたる多様なサービスを提供しています」とFPTジャパンホールディングスのグエン・フウ・ロン氏は話す。高い技術力とナレッジ、豊富な実績を生かし、AI分野でも意欲的な取り組みを見せる。
このAI活用で欠かせないのが、「NVIDIA AIアクセラレーテッド コンピューティング プラットフォーム」である。高性能なGPU(画像処理半導体)は膨大なデータセットを高速に処理し、高度な分析・予測もスピーディに行える。最新GPUによるAI活用を支援するため、FPTは2024年にエヌビディアとの協業を発表した。クラウドとソリューションデリバリー双方のカテゴリーで協業するのは世界的に見てもまれであり、こうしたエンドツーエンドでの支援能力を強みにAIインテグレーターとしてのサービスを強化している。
その一環として、2025年2月より、日本とベトナムにおいてAI処理に最適化された「FPT AI Factory」というGPUクラウドの提供を開始する。具体的にはエヌビディアのハイエンドGPU「NVIDIA H200 Tensor コア GPU」やAIソフトウエア群「NVIDIA AI Enterprise」といった製品で構成されたインフラをクラウドサービスとして提供する。「LLM(大規模言語モデル)を高速に処理し、生成AIを活用したシステムや大量のデータを扱うソフトウエアなども効率的に開発・運用できます」とグエン氏は胸を張る。
互いの強みを融合して価値を増幅
AI活用をフルスタックで支援する
両社は緊密に連携し、GPUクラウドの付加価値を高めるサービスも強化する。エヌビディアは半導体ベンダーとしてのイメージが強い。もちろんそれは大きな事業の柱だが、ソフトウエア事業にも力を入れ、ハードとソフトを融合させたAIアクセラレーテッド コンピューティング プラットフォームを開発・提供している。「FPTのアセットやケイパビリティを掛け合わせることで、より大きな価値提供が可能になる」とエヌビディアの岩永秀紀氏は力を込める。NVIDIAソリューションのエンジニアは日本だけでも100人を超え、オフショアを含めると世界トップクラスの体制となる。ソフトウエアにおける強みも掛け合わせられるのが、両社の協業発表の背景だという。
「このパートナーシップに基づいて、FPTはコンサルティングからAI基盤やAIアプリケーションの開発、インテグレーション、その運用や業務・経営変革までフルスタックのサービスで全方位的なAI展開を支援します」とグエン氏は語る。専門エンジニアによる効果的なAIの導入・活用支援も行う。
両社はGPUクラウドを軸にこの強みをさらに増幅させ、日本企業のAI活用を新たなステージへ引き上げていく考えだ。
お問い合わせ
- FPTジャパンホールディングス株式会社
- URL:https://fptsoftware.jp/about-us/fpt-japan/
- エヌビディア合同会社
- URL:https://www.nvidia.com/ja-jp/