NTTデータと日本IBMは2009年7月13日、NTTデータの持つ金融機関の情報系システム向けJavaフレームワークを、基幹システムにも適用できるよう日本IBMが技術支援すると発表した。2010年上期の提供を目標に開発を進める。
開発するフレームワークの名称は「FINALUNA rock-solid framework」。NTTデータの情報系システム向けJavaフレームワーク「FINALUNA」を活用して開発する。日本IBMはミドルウエア製品群「WebSphere」をOEMとして提供し、NTTデータを技術支援する。FINALUNAは「AIX」や「HP-UX」などのUNIX系OSのみに対応していたが、FINALUNA rock-solid frameworkはIBMのメインフレーム用OSである「z/OS」にも対応する予定だ。
FINALUNA rock-solid frameworkの主な機能としては、SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するためのESB(エンタープライズ・サービス・バス)、Javaのトランザクションを細かくコントロールし信頼性を高める機能、大量のアプリケーションログを高速に処理する機能などがある。