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 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は6月27日、IPアドレスから端末の所在地を高精度で特定できる米Digital Envoyの位置情報判別サービス「Digital Element NetAcuity」を国内で独占提供すると発表した。ネットメディアや通販サイトなどを手がける企業向けに7月より販売する。

 IPアドレスからパソコンなどの設置場所を調べる既存のサービスは、都道府県レベルまでの判別が一般的。これに対し、Digital Element NetAcuityは市区町村レベルまで特定する。精度は、国レベルだと99.9%以上、都市レベルだと94%以上という。約20億個ある有効なIPアドレスから、市区町村、県、国、経度/緯度、電話市外局番、使用言語、ISP、インターネット接続速度、ドメイン名、会社名の情報を取得できる。

 インターネットユーザーの居住地域に合わせた広告配信/情報提供/サービス提供が可能になり、高い効果が期待できるという。DACは同サービスを単体提供するほか、広告配信プラットフォーム「impAct. Progressive Suite X(iPS-X)」のオプションサービスとしても展開していく。

 Digital Element NetAcuityは、米国や世界各地の大手メディア、広告主、通販サイト運営会社を中心に、300社への導入実績がある。

■関連情報
・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムのWebサイト http://www.dac.co.jp/
・Digital EnvoyのWebサイト http://www.digitalenvoy.net/