OpenOffice.orgコミュニティは11月2日,オープンソースのオフィス・ソフト新版「OpenOffice.org 2.0.4日本語版」を正式リリースした。2.0.4では多数の不具合を修正したほか,パスワード付きPDFの作成などの新機能を備えた。
OpenOffice.orgはPDFファイルを生成する機能があるが,2.0.4では閲覧や印刷,変更などを制限するパスワードを設定できるようになった。また拡張機能(エクステンション)の作成が簡単になった。日本語は未対応だがLaTeX形式での出力も可能になっている。Baseでは,既存のクエリに対してクエリを実行する機能を備えた。MacOSX(X11)版でシステム・フォントを採用した。
修正した不具合は,Wordファイルを開いた際に画像が表示されない場合がある,Windowsでデフォルトのフォント名がMSゴシックなどにならない,など。
Windows版,Linux(x86)版,Solaris(Intel/Sparc)版,MacOSX(PPC/Intel)版が公開されており,OpenOffice.org日本ユーザー会の2.0.4ダウンロードページおよびそのミラーページなどからダウンロードして無償で利用できる。