ここ1年ほど,デジタルサイネージ関係者の韓国ソウル詣でが続いている。実は,ソウルはデジタルサイネージ大国であり,町のいたる所にデジタルサイネージが設置してある。日本で参考になるモデルを探すために,デジタルサイネージ関係者が足を運んでいるのだ。実例が多ければ,それだけ参考になる例も増えてくる。そこでデジタルサイネージを設置する場所やデザイン,コンテンツが参考になるかと思い,記者も韓国でデジタルサイネージを探した。
少し歩いただけで多くのデジタルサイネージが設置してあることに気づかされた。宿泊したCOEXにあるホテルのイベント案内掲示板(写真1)やエレベータ内の案内看板(写真2)もデジタルサイネージだった。ホテル近くのショッピング・モールに行けば,パン屋(写真3)にも,ダンキンドーナツの店内(写真4)にも,ショッピング・モールの案内掲示板(写真5)にもデジタルサイネージが設置されていた。パン屋のデジタルサイネージは,おいしそうなパンの映像に加え,何時にどんなパンが焼き上がるかの情報提供に利用していた。