Linuxのコマンドを「やりたいこと」でまとめました。「やりたいこと」を実行するためのコマンドと使用例を掲載しています。コマンドの基本を学びたい方は「Linuxコマンド道場」を参照ください。ファイルの操作からテキスト・ファイルの処理方法まで,例題に基づいて学べます。

 Linuxコマンド逆引き大全
コマンド集(機能別) | コマンド集(アルファベット順) | コマンド逆引き大全 | シェル・スクリプト・リファンレス

 固定IPアドレスを設定する
# /sbin/ifconfig eth0 192.168.1.100

 IPアドレスを設定する場合は,ifconfigコマンドを利用する。設定したいネットワーク・カード(例えばeth0),IPアドレスの順に指定する。なお,ifconfigコマンドによる変更はLinuxの再起動により初期化されるので,恒常的に変更したい場合は設定ファイル(Red Hat Linux系は下記を参照,Debian GNU/Linux系では/etc/network/interfaces)を編集する必要がある。

 Red Hat Linux系のディストリビューションでeth0のネットワーク・カードに対して固定のIPアドレスを指定する場合は,/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0をテキスト・エディタで編集する。以下は設定例。


DEVICE=eth0              ← ネットワーク・インタフェース名
BOOTPROTO=static         ← 固定IPアドレスの場合の指定
BROADCAST=192.168.1.255  ← ブロードキャスト・アドレス
IPADDR=192.168.1.2       ← IPアドレス
NETMASK=255.255.255.0    ← ネット・マスク
NETWORK=192.168.1.0      ← ネットワーク・アドレス
ONBOOT=yes               ← マシン起動時にネットワークを有効にする場合はyes


 応用:ネットマスク・アドレスを設定する
$ /etc/ifconfig eth0 netmask 255.255.255.0

 ifconfigコマンドによる変更はLinuxの再起動により初期化されるので,恒常的に変更したい場合は設定ファイルを編集する必要がある(「固定IPアドレスを設定する」を参照)。


 応用:ブロードキャスト・アドレスを設定する
$ /etc/ifconfig eth0 broadcast 192.168.1.255

 ifconfigコマンドによる変更はLinuxの再起動により初期化されるので,恒常的に変更したい場合は設定ファイルを編集する必要がある(「固定IPアドレスを設定する」を参照)。