2019年5月21日(米国時間)から、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 May 2019 Update(May 2019 Update)」の配信が順次始まった。主要な新機能や変更点を見ていこう。
May 2019 Updateでは、Windowsが標準搭載する各種機能で追加や変更が行われた。ここでは、AI(人工知能)アシスタントの「Cortana(コルタナ)」、自動再起動しない時間を制御する「アクティブ時間」、エクスプローラー、フォトアプリ、スクリーンショットといった機能について取り上げる。「パスワードレスMicrosftアカウント」によるサインインも可能になった。
Cortanaと検索ボックスを分離
今回のアップデートでは、タスクバーにあるCortanaのアイコンと検索ボックスが別々に表示されるようになった。これまでは、検索ボックス内にCortanaのアイコンが表示されていた。文字入力の場合、一部の文章に対してはCortanaが応答していたが、ほとんどは通常の検索として動作していた。
アップデートしたタスクバーでCortanaアイコンを選択すると、Cortanaが音声聞き取りの待ち受け状態となる。以前の検索ボックスでマイクアイコンを押した場合と同様の動作だ。
検索ボックスを選択すると、頻繁に利用しているアプリの一覧が表示される。上位のタブでは、検索対象の種類を指定できる。タブはこれまでもあったが、ボックスに文字を入力してからでないと表示されなかった。今回のアップデートで、検索ボックスを選択してすぐに表示されるようになった。