情報セキュリティ
公開日:2023年2月16日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター セキュリティ対策推進部
「情報セキュリティに対する意識調査」は2005年から脅威調査を、2013年から倫理調査を実施しています。前者は、一般国民のサイバーセキュリティにおける脅威の認識と対策の実施状況を、後者はネットモラルに対する現状把握などのため、実施しているものです。
今年の本調査は2020年度に行った質問項目などの大幅な仕様変更後、3ヵ年目の調査であり、2021年度に行った、集計および報告書における職業・属性の分類表記の見直し(会社員、公務員・団体職員、教職員などの職業分類を「IT関連業務に従事しているか否か」で区分けし集計、表記)を踏襲し実施しました。
パスワードのセキュリティ対策「できるだけ長いパスワード」「使いまわしをしない」「初期パスワードの変更」のうち、実施率が最も低いのは「使いまわしをしない」で、使いまわす人の割合は4-5割。(脅威調査2022_概要資料.pdf P25)この傾向は昨年調査と同様。
スマートフォン利用者のセキュリティ対策においてリモートロック設定、デバイス探索設定など紛失時の対策の実施率が低い。(同 P34)
脆弱性対策の実施率は、パソコン利用者の方がスマートフォン利用者に比べ高い。一方、スマートフォン利用者では「パソコンのOS」「パソコンのOS以外のソフトウェア」の脆弱性対策において、約4分の1がパソコンを所有していないと回答。(同 P31)
SNS等でネガティブな投稿をしたことのある割合は全体の16.9%。性別では男性の投稿経験が女性を上回っている。(倫理調査2022_概要資料.pdf P19、P20)
SNS等で知り合った人と会ったきっかけとなったツールについて、全世代を通じて「SNS」が最多であるが、30代以下の男性では他世代と比べ圧倒的に「オンラインゲーム」の割合が高い。(倫理調査2021_概要資料.pdf P31)
SNS等で知り合い、会った結果発生したことについて、「金銭トラブル」「身の危険を感じた」と回答した割合は10代男性が他より高い(同 P33)。この傾向は昨年調査と同様。
ウェブアンケート
13歳以上のSNS等における投稿経験者
2022年11月30日~2022年12月6日
5,000人
ウェブアンケート
13歳以上のパソコンあるいはスマートフォンを使ったインターネット利用者
2022年12月7日~2022年12月15日
パソコン利用者、スマートフォン利用者各5,000人 計10,000人
データやグラフ・図表等を引用・抜粋する際は、以下にご留意の上ご利用下さい。
IPA セキュリティセンター セキュリティ対策推進部
担当者:白石
広報戦略グループ
2023年2月16日
公開