2009年 「7月22日 日食観測会」 2009年 ドキドキチャレンジ講座 三次市子供チャレンジ講座 200906三次市教育委員会 社会教育課が主催で、MISTEEが協力して、「三次市子供チャレンジ講座」の一環として、ドキドキチャレンジ講座「日食観測会」を開催しました。三次市内の小中学校へ事前に、教室を案内しました。募集定員を超過したため、抽選の上、32名の参加者となりました。
会場となった三次市生涯学習センター3階の講堂で、最初に、主催者の三次市教育委員会からの「あいさつ」がありました。協力者のMISTEEからのあいさつの後、今回の日食の概要についての話がありました。過去にあった国内の日食の結果や様子、今後の日食の起きる地域などの説明がありました。
日食フィルターに、カッターで一部の穴を開け、太陽観測用のフィルターを両面テープで固定します。2つ折にして、糊付けをして、さらに、裏面に黒い厚紙を貼り付けて出来上がり。
続いて、ピンホール望遠鏡の製作に取り掛かります。紙製の筒と(直径 約5cm~8cm、 長さ30~50cm)で様々なサイズの円筒形の筒を配布します。1mm程度の小さな穴を開けたアルミ箔をを筒の先端に貼り付けて、ピンホール望遠鏡が出来上がり。
出来上がった参加者は、4階の屋上へ移動し、観測を開始。(この日は、特別の許可を得て、屋上を開放していただきました。)屋上には、観測をしやすい様に、事前に机を用意しておきました。(日食フィルターによる肉眼のスケッチを行うため)
講座の開始時刻の9:00頃は、まだ雲が多く、日が殆ど射さない状況でした。しかし、第1接触が経過した10:00前頃からは、時々、薄日が差し込むようになりました。
先ほど製作した日食フィルターを使って、観測の様子です。フィルターの裏面には、真ん中を切り取って穴を開けた黒い厚紙を貼り付けてあります。肉眼による観測では、昼間は明るいため、この黒い厚紙がない場合、白い、ケント紙のままでは、周囲の光が入ってきて、見えにくい状態です。周囲の光が目の付近に入り込まないように、黒い厚紙を糊付けしました。
右側の写真は、双眼鏡による観測の様子です。双眼鏡の対物レンズの前には、太陽観測用の専用遮光フィルターが取り付けてあります。
当日の空の様子
日食フィルターにより、太陽の欠け具合を10分ごとに記入をしていきます。欠け具合の丸い形の記入は、実際には、小学生には難しいので、事前に、スケッチの太陽の形と同じ大きさの型紙を用意しておきました。(この型紙は、欠けていく月の役割でもあります。)
当日の天候は、雲の間から、時折、薄く太陽が差し込む程度。
参加者は、ぞれぞれ、ピンホール望遠鏡を製作していただきました。ピンホールの像は、太陽の方向に正確にセットすれば、影を利用して、どの場所でも見ることができます。しかし、実際には、太陽に正確にセットすることは、難しいかったです。
この解消策のひとつとして、大きなピンホール望遠鏡をMISTEEで用意し、屋上の一角に設置しました。長さは約2mあります。白い紙の上に、周囲を暗くして影を作りました。太陽が導入しやすい様に、フェンスを利用して固定をしました。薄日の状態でしたが、日食フィルターと異なり、ピンホールの像は観測中は殆ど、常時、見ることができました。
今回は地元、三次市では、部分日食になってしまいます。しかし、この日に一躍、有名になった、鹿児島県 トカラ列島では、皆既日食になります。三次市とトカラ列島の違いは、なぜ、起きるのか? 太陽、地球、月の簡易タイプの模型を使って、説明をしました。
実際の月、太陽、地球の大きさや位置関係は、この模型とは大きく異なります。しかし、見え方の違いを知っていただくために、誇張してあります。この模型でも、地球から太陽を小さな穴を通して見ると、隠される月の位置で、日食の見え方の差が分かります。 日食の原理の説明の後、次回の日食の楽しみを残して、今回の講座は終了しました。
右側の写真は、双眼鏡による観測の様子です。双眼鏡の対物レンズの前には、太陽観測用の専用遮光フィルターが取り付けてあります。
当日の空の様子
日食フィルターにより、太陽の欠け具合を10分ごとに記入をしていきます。欠け具合の丸い形の記入は、実際には、小学生には難しいので、事前に、スケッチの太陽の形と同じ大きさの型紙を用意しておきました。(この型紙は、欠けていく月の役割でもあります。)
当日の天候は、雲の間から、時折、薄く太陽が差し込む程度。
参加者は、ぞれぞれ、ピンホール望遠鏡を製作していただきました。ピンホールの像は、太陽の方向に正確にセットすれば、影を利用して、どの場所でも見ることができます。しかし、実際には、太陽に正確にセットすることは、難しいかったです。
この解消策のひとつとして、大きなピンホール望遠鏡をMISTEEで用意し、屋上の一角に設置しました。長さは約2mあります。白い紙の上に、周囲を暗くして影を作りました。太陽が導入しやすい様に、フェンスを利用して固定をしました。薄日の状態でしたが、日食フィルターと異なり、ピンホールの像は観測中は殆ど、常時、見ることができました。
今回は地元、三次市では、部分日食になってしまいます。しかし、この日に一躍、有名になった、鹿児島県 トカラ列島では、皆既日食になります。三次市とトカラ列島の違いは、なぜ、起きるのか? 太陽、地球、月の簡易タイプの模型を使って、説明をしました。
実際の月、太陽、地球の大きさや位置関係は、この模型とは大きく異なります。しかし、見え方の違いを知っていただくために、誇張してあります。この模型でも、地球から太陽を小さな穴を通して見ると、隠される月の位置で、日食の見え方の差が分かります。 日食の原理の説明の後、次回の日食の楽しみを残して、今回の講座は終了しました。