2010年12月11日 2010年 平成22年12月11日 MISTEE講座 「手洗い」と「うがい」の科学 2 ばい菌を退治するぞ! ~「手洗い」と「うがい」の正しい方法 01016(その1)MISTEE実験講座を12月11日、三次市生涯学習センターで開催しました。昨年の今の時期は、新型インフルエンザが流行し、手洗い、うがいの徹底は、記憶にまだ新しいところです。今年も流行に備えて、手洗いとうがいは、各自が徹底したいところ。しかし実際に手洗いと「うがい」がきちんと行われているのか?
蛍光の液を塗りつけて、手洗いの開始
手洗いには正しい方法があります。また、うがいは市販のうがい液が多くありますが、正しい方法でうがいをしないと、その効果もなくなってしまいます。科学的な視点から、実験を通して正しい手洗いとうがいを知っていただくのが、今回の講座の目的です。
今回は特殊な蛍光を発する(紫外線が当たると発光する)薬液を手につけて見て、手洗いの方法についてチェックしてみることにしました
最初に、まずは、手洗いを「なぜ」するかの質問から始めました。インフルエンザを初め、ウイルス、細菌はあらゆる場所に存在する可能性があります。特に、外出した場合は、他人がたくさん触れたドアノブなどに手が触れてしまうと、その手から、鼻の粘膜などを通して、体内に入り、感染する可能性があります。
マスクなどで、飛まつ感染は防止は可能でも、手からの接触により感染してしまう可能性があります。この防止策として外出から帰ってなどを中心に、手洗いを頻繁に行うことで、感染防止ができます。
今回は、特殊な蛍光を発する(紫外線が当たると、発行する)薬液を手につけて見て、手洗いの方法についてチェックしてみることにしました。)
講座の後半では、うがい薬を使った実験になります。その前に、ブラックライトを使った実験を行いました。まずは、今回、飲み物を、いろいろと用意をしてあります。お茶やccレモンなどの飲み物をポリカップに注ぎます。
注いだカップをブラックライトに当ててみます。ミネラルウオーターを含めて、様々な飲み物を使って実験をしてみました。室内の蛍光灯の元とブラックライトとでは、差はないとの予測。しかし飲み物の中のひとつ、オロナミンCドリンクだけは、黄色の色だけではありません。ブラックライトの元では光ります。これは、オロナミンCドリンクの中に含まれる、ビタミンB2によるもの。ちなみに蛍光ペンも光りました。
イソジンで色々な飲料で希釈したものをブラックライトに当てた様子
手洗いとうがいの説明を行った後、最後に、マスクの使い方についての説明を行いました。昨年は、品切れが多くなり、皆さん、苦労をされたと思います。今年は、インフルエンザの流行は、1月現在で少しずつ増えてはいますが、品切れになっていることはなさそうです。
紙製のマスクは、様々な市販品があります。機能や価格差は多様です。使い方の一つに、表裏を間違えないようにすること。使い終わったマスクは、汚れている面を触らないように捨てることなども大切です。
(以下、次回の企画に向けての、随時執筆の予定)
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