語学は耳から学ぶのが王道……巷ではよく言われるネタですね。
ただ、これも冷静に考えると少し変な話です。
日本語だって、標準発音というのがどこまで守られているか疑問です。
だれもがNHKのアナウンサーのような綺麗な発音・言葉選びをするわけじゃないでしょう。
そういう人向けの本が、今回の「筆談で覚える中国語」
- 作者: 陳氷雅
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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聞いた話では、中国本土でも隣の村落にいくとお互い筆談でないと通じないとか。
ネットの中国語コンテンツも、大抵下の方に字幕ついてますし。
筆談以外のネタも、相槌や、ちょっとしたチェックリストの利用など、実践寄りの内容で助かりました。
個人的に、三行日記で学習したフレーズを各種WEB辞書の発音確認を使って記憶定着させてます。
【蛇足】 ここでも涌く勉強マニア
HSK6級*1の合格には不足なる有り難い書評も出ております。
が……そもそも1級からして引っ掛っている人向けの本にするアドバイスではありませんね。
指差し会話帳の麻生氏が言うように、「中国人と離すと中国語が出来なくなると抜かす留学生」タイプなのでしょう。
コミュニケーションあっての言語です。
そこを取り違えると訳の分からないことになります。
*1:CEF C2、ほぼ母国語相当