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Qualcomm Snapdragon 820を発表―独自64-bit ARMコアの“Kryo”を採用

2015/03/04(Wed)

Qualcomm Announces Snapdragon 820 and Zeroth Platform（AnandTech）
MWC 2015: Qualcomm Gives a First Look At Snapdragon 820（VR World）
Qualcomm Snapdragon 820 goes official along with Snapdragon Sense ID at MWC 2015（VR-Zone）
Qualcomm，独自の64bit CPUコア「Kryo」を採用する「Snapdragon 820」を発表。2015年後半にサンプル出荷開始の予定（4Gamer.net）
Qualcomm Previews The Next-Generation of Snapdragon Experiences at MWC 2015（Qualcomm）

Qualcommは3月3日、Mobile World Congressでハイエンド向けMobile SoCとなるSnapdragon 820を発表した。Snapdragon 820はSnapdragon 810の後継で、Qualcommの独自ARMコアである“Kryo”をベースとする。

　
QualcommはSnapdragon 820を発表したものの、その詳細をほとんど明かさなかった。知り得たのはFinFETプロセスで製造されることが1つとしてあげられるが、これすらも14nmか16nmかはっきりしない。またSnapdragon 820は“Zeroth”プラットフォームの構成要素となり、CPUにはカスタム仕様のARM v8コアである“Kryo”を使用する。なおSnapdragon 810はARMのリファレンスコアであるCortex-A57とA53を使用しており、Qualcommのフラッグシップ製品としては初めて独自コアを用いなかった製品である。
　
QualcommのZerothプラットフォームはスマートフォンのCongnitive computing（直訳すると認知コンピューティングだろうか）の時代を開始するものになる。Snapdragon 820やその他の“Zeroth”ファミリーのチップセットを用いたスマートフォンは学習し、時間をかけて独自化し、様々なセンサーを用いてより良いものになる。

先日のSnapdragon 620, 618, 425, 415に続き、ハイエンド向けとなるSnapdragon 820が発表されました。
Snapdragon 620, 618はCortex-A72とA53を、Snapdragon 425, 415はCortex-A53を使用したSoCであったのに対し、Snapdragon 820はQualcomm独自のARM v8コアである“Kryo”を使用します。ただし、その詳細は明らかにされず、FinFETプロセスで製造されることのみが伝えられています。

（過去の関連エントリー）
Qualcomm Snapdragon 620, 618, 425, 415を発表（2015年2月19日）

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