北森瓦版

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Radeon RX 9070 XTのTotal Board Powerは260Wになる？

2024/12/26(Thu)

AMD Radeon RX 9070 XT expected to boost up to 3.1 GHz, 260-330W TBP depending on a model（VideoCardz）
[Graphics card] base2.8 boost3.0-3.1（Chiphell）

Chiphellでリーク情報をしばしば投稿しているZhangzhonghao氏によると、Radeon RX 9070 XTのリファレンスモデルのTotal Board Power (TBP) は260W前後だという。一方、カスタムモデルは330Wまで引き上げることができるという。AMDのリファレンスデザインとボードパートナーのカスタムモデルには数字にして70W、割合にして27％の大きな開きがあるが、この数字に比例するように性能が伸びるかは定かではない。

Zhangzhonghao氏はRadeon RX 9070 XTの周波数についても言及しており、Base clockは2.8GHz、Boost clockは3.0～3.1GHzに達するという。

TBPが260Wであれば、GeForce RTX 5070とRTX 5070 Tiの中間に位置することになる。そしてZhangzhonghao氏はRadeon RX 9070 XTの性能について、ゲームのスコアでGeForce RTX 4080と同等、5％以内の性能であると述べている。ただし、その具体的なスコアについては出されていない。

Radeon RX 9070 XTに関するリークである。Radeon RX 9070 XTは“Navi 48”をベースとするRDNA 4世代の最上位GPUとされる。最近になり情報がいくらか出てくるようになったが、あまりまとまった情報は出てきておらず、断片的である。今回も断片的ではあるが、これまでなかったTotal Board Powerに関する情報が出てきている。Total Board Powerはリファレンスで260W前後、カスタムモデルで330Wという数字が出ている。

260Wという数字はRadeon RX 7900 GRE (260W) と同じ数字で、Radeon RX 7800 XT (263W) とも近い。低い数字とは言いがたいが、昨今の上位グラフィックカード製品としてはそれなりの数字である。補助電源コネクタは8-pin + 6-pinで収まる範囲だが、OCを考慮して8-pin×2となりそうだ。あるいは12VHPWR×1となるかもしれない。

性能はこれまでの噂通りGeForce RTX 4080に近いとされている。先日の怪しげな3DMark Time SpyのスコアはRadeon RX 7900 GREやGeForce RTX 4070 Tiと同等程度であり、GeForce RTX 4080に届く数字ではなかった。ゲームと3D Markのスコアは違うということもあるだろうし、そもそも出てきた数字が若干うさんくさいが、Total Board powerが同じRadeon RX 7900 GREと同等のスコアというのは効率が全く上がっていないことになってしまう。やはり、先日出てきたものよりももう少し高い性能―GeForce RTX 4080に並ぶ程度の性能を期待したい。260Wの製品が320Wの製品に並ぶことができれば、十分性能と効率が上がったということができるだろう。

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