米ソ冷戦時代真っただ中の頃、ソ連(現ロシア)は核使用の可能性を試すために、カザフスタン北東で核実験を開始した。国家経済のための土木作業、運河や貯水池の建設、石油の採掘などの平和利用が目的という大義名分のもとに数々の核実験を行なったのだ。
これはアメリカが考案した、プラウシェア計画のソビエト版といえよう。アメリカからこのおぞましいアイデアを拝借して、ソ連はアメリカを上回るさらに多くの核実験を始めた。アメリカは27回の実験を行って、やっとこれがいいことではないと理解して1977年に中止したが、ソ連は1989年まで実に156回にものぼる核実験を執拗に行った。
核実験の結果できたアトミックレイクであるチャガン湖の水は、危険なレベルの放射能で汚染されていて、魚は棲めないし、岸辺に鳥やほかの動物もいない。もちろん人間が泳ぐこともできない。常に悪臭を発しているこの湖の水は、近くのイルティシ川に流れ込んでいる疑いが高まっている。この川はシベリア、ひいては北極海のカラ海までつながっている。
カザフスタンのセミパラティンスク実験場のはずれにあるチャガンでの1965年1月の実験はよく知られているもののひとつだ。貯水池を作るのに核爆発が有効かどうかを試すもので、国家経済計画のために行われた核爆発の中で、初めての最大規模の実験だった。
140キロトンの爆弾をチャガン川の乾燥床の178メートルの深さの穴にセットして、爆発によって直径400メートル、深さ100メートル、淵までの高さ20~38メートルのクレーターができた。このクレーター口が水量が多い時期に川をせき止め、のちに、クレーターの中に水路が引き込まれて水が貯められて貯水池となった。
この貯水池は、今では非公式ながらチャガン湖と呼ばれ、現在も存在している。水は相変わらず放射能を帯び、その値は飲料水として許容できるレベルのおよそ100倍近く高いが、100~150メートル離れると線量レベルは基礎濃度になる。この湖ができた当時、ソビエト政府は大喜びして、自国の核兵器計画全体を紹介するビデオを制作した。湖で泳いでみたり、湖水を近隣の家畜に飲み水として与えたりする場面まで出てくる。
チャガン実験でできた放射性物質の20%が爆心地から放出され、日本にもその影響が見られた。この事実は、大気中試験を禁止した1963年10月の部分的核実験禁止条約に違反したとして、アメリカを激怒させた。それに対して、ソ連はこれは地下試験で、空中に放出された放射性物質の量はたいしたことはないと主張した。その後多くのやりとりがあったが、結局は、この問題はいつの間にか立ち消えになった。
via:charismaticplanet・translated konohazuku / edited by parumo
泳いだ人のその後が気になる
銃が悪いのか カッとする人間が悪いのか
包丁が悪いのか 悪用する人間が悪いのか
車が悪いのか まともに運転できない人間が悪いのか
核が悪いのか 扱いきれない人間が悪いのか
最後だけは次元が違う気がする
※2
核は核でも核融合になるとまた話は別になりそうだけどな
※2
どっかの漫画家がイカロスの翼みたいな漫画描いて
「神(星)の力を人が操れると思うのは傲慢ではなかろうか」
て書いてたな
でも悪臭がするていう事は一部の細菌はそんな状況でも繁殖していると
真に恐るべきは無知ではあるが、人は知るという名目の下に狂気の沙汰を起こす…
※4
核融合炉も放射性廃棄物は山ほど出る上に
トリチウムの扱いで一度しくじると除染もできないけど
核融合なら安全とか信じてる人いるよね~
※32
それ炉壁とか建屋でしょ?廃棄する時に、原子炉と同じ冷却期間がいるだけじゃ?
※35
原子炉と同じく放射化した建材についてしかるべき処置
(放射化金属の分離なり埋没処理なり)は必要。
ただ、D-He3炉であればそれすら要らない。
問題はHe3が地球上では希少元素である事とまだ実現のめどが立っていない事。
資源については月資源の利用が簡単になれば解決はするけど。
この手の実験施設ってペレストロイカで公開された
ものが多いので、本当にやばいものとか危険なものは
いまだ封印されてるし、あの有名なチェルノブイリで
すら見たカルテはどこかに封印されてるので、放射能
よりも怖い世界がこの国だな
泳いだ人は多分2~3日で確実に・・・・・・・・
一ついえる事は核兵器なんて
本当にダメだと言う事くらいか
ただ隕石衝突の際に使えるくらいか?
あ、でもそれもOUTか破片が来る
可能性もあるしなあ・・・
遠い未来の宇宙開発くらいにしか
使えないな・・・
こういう場所がつくられない世界になってほしい
日本みたいに基準値の方を上げれば安全なのに。
勿体無い。
アメリカの核実験が少ないかのような記事だけどあの国は1000回超えてる
私の子供のころ(約40年w)でも、核爆弾で運河を掘る!なんてのが、学習図鑑に最先端技術みたいな扱いで載ってたからなあ。
すくなくとも植物は生えてるし悪臭がする以上微生物もいるじゃねえか
川から独立してるなら魚がいないのは当たり前
たいして危険ではなさそうだな
5年たったのに地元の仮設住宅の老人はそのままだよ。国と一般人の視点は全く一致してない。
宮城松島の遺跡まわりをゼネコンが無計画に防潮堤工事したりしてめちゃくちゃにしてるし現地を見てると手放しで日本を褒められないね
※12
悪臭って細菌由来の物だけとは限らないよね……
※14
影響があろうがなかろうが「ない事に決まっている」のだ
それが政治ってもんだ
騙されると ぬ
※12
鉱物や変成した化学物質にも悪臭を出すものなどいくらでもあるんやで
しかし地上爆破で直径400mか
当時の実験でこれなら今やったらどうなるやら
なんで核実験で出来た湖で人を泳がせたり水を家畜に飲ませたり、あまつさえそれを映像として残したんだ?
ソビエト連邦だってそんな事したらどうなるかなんてわかってた筈だろう
日本の飲料水の放射性セシウムの基準が10Bq/kg
134だと0.0019 mSv/kgかな?
100倍すると常飲にはきつそうだな
尤も、人体にもっと影響のある核種が混じってても不思議ではないが
いわゆる平和的核爆発と言うやつで、核爆発を軍事以外の目的に使う試み
要はすっげえ威力のあるダイナマイトとして核を使う
アメリカもこのために実験繰り返してたが、結局放射能がどうしようもないから実用化はされてないという・・・・
※14
西側諸国に「こっちの方が核技術すげーぞー!!」って威嚇したかったってだけ
それと広島・長崎で放射能の影響しっかり調査できてるアメリカと違って、ソ連は放射能問題そこまでよく分かってなかったっぽい
※17
AIがそれを予測し人間を拘束するようになり
政治を支配しだしたらどうなるだろう・・・
AIは人間を害悪と判断したりして
※14
当時はまだ放射能の危険性が解ってなかったんじゃない。
アメリカですら核実験を行った直後に実験目的で兵士を爆心地に向かって行進させたりしてるし。
ナウシカの酸の海、、
地球は生物が生まれてから40億年近く経ってるのに、たった数千年で歴史を終わらせる事がほぼ確定してるよな
falloutやってる自分にはタイムリーな話題だ
飲料水としての基準の百倍程度なら泳ぐのは問題ないんじゃないかなぁ
まぁアメリカも人の事はとやかく言えないだろ
ビキニ環礁で実験しまくって住民が住めなくなり航行した船舶まで被爆させた
ジニー空対空核ミサイル実験で爆発直下にいたジャーナリストと軍人の行方がその日から不明とか色々やらかしてる
日本だってとやかく言えたものではない。
近づくにつれてRAD値が、ガリガリ上がるな!(フォールアウト的な)。
※23
山岸凉子の「パエトーン」じゃないかな
描かれた時代が古いから情報も古いけど
それでも一読の価値はある警鐘
震災直後には割と注目されてたよ
バカにハサミだな
ソビエトだけではない、核なんて人間には過ぎた文明なんだよ
技術や知識でなく心が遅れてる
核の原料はさ、本来マントルや地球の核を冷まさないように働くものなんだよね
地球が長生きするためのエネルギーなんだよね
それを現代人はわかって使ってるのかな
ここ昔60ミニッツで見たことあるな。
この近くの村は平均寿命が30歳になり生まれる子供はほとんど奇形で死んでしまうという話だった。
分かってたら悪用しないでしょ。
武器に転用するとか。
当時のソビエトだけでなく、アメリカや、中国辺りでも核爆弾の実験は繰り返されて来たよね。そういう土地では、今後何年くらい人が住めない状態が続くのだろうか?例え空間線量が低くても、流れて来る水などの放射線量が高ければ、長い間には生体内に蓄積して被害を引き起こすと思う。もう核兵器目的の開発は行わないで欲しいな。
すっごいfallout既視感
まぁお前らゲームでも敵をワンパンで倒せますなんて武器あったら使わずには居られんだろ
ましてや敵が持ってたら持たざるを得ないだろうし
核の先にクリーンで安全な技術が生まれること願うよ…
人間の愚かさの象徴してるよね
その武器が自分達を滅ぼす事になるのだろうなぁ
こう言う実験で出た量と福島の現状はどの位の比なのだろうか
勿論少なければ出しても良い訳じゃ無いし、人口密度なども有るがちょっと気になる
カリ…カリカリカリ…カリカリ…
非公式名称の「チャガン」ってなんて意味なの?
falloutは史実、はっきりわかんだね
草生えとる
放射能を克服した生命体とか誕生しないかな
※44
元々実験したところが「チャガン川」という川だった
実験で川が湖になった
最後の画像を見て「そんな装備で大丈夫か?」と思ってしまった
まさに勉強しかできない馬鹿どもといえよう
泳いだのかよ・・・
こちらの方が死海と呼ぶに相応しい