残暑お見舞い&うっけつ性心不全。
日頃の感謝を込めて、残暑お見舞い申し上げます。
さて、8月16日の循環器内科外来にて、体重増加、浮腫み、心不全の初期症状を主治医に訴えた。胸部レントゲンを見ながら「入院しましょう…」。ベッドの空きを確認し、翌日の入院が決まった。
2013年のワースト記録に並ぶ今年3回目の入院である。今年残り4か月余りで記録を塗り替える4回目と言う有難くない結果を招かないよう十分気を付けなくてはならない。救急車を呼ばず、自分の足で三井記念病院の入院受付のドアを潜ったのも随分と久しぶりだった。係りの女性に案内され15階へと向かった。5,6月は7階と14階だったから、同じ階でなくて良かったと少しホッとした。「あれ?神戸さんまた戻って来たの?」と知った顔の看護師から声を掛けられるのは流石に恥ずかしくもある。
担当医は今回は変わって前回とは別の医師となった。治療自体は利尿薬の投与で身体中に溜まっている水分を取り、浮腫みを軽減させる事。心不全の治療は毎回同じだが、痛みが伴わないだけマシかも知れない。
入院一週間目には体重は5キロ落ち、浮腫みもかなり引けて来た。大根の様に浮腫んだ足で歩くのは結構辛かった。利尿薬のフロセミドとサムスカが増量となり、尿酸値を下げる薬も追加となった。そろそろ内科的治療の限界点が見えて来たため、心不全の元凶となっている三尖弁の逆流を止める手術の事もいよいよ選択肢として、頭の中に入れて置くようにと話しがあった。
次、また心不全を起こしたらおそらく私は手術台の上で『俎板の鯉』となっているかも知れない。何度も心不全を繰り返していると心臓にダメージが蓄積し、心臓自体の寿命が縮むばかりである。私の余命は後何年?最近はそんな弱気な事を考える様になった。手術を受けて成功すれば、QOL(生活の質)も今よりも随分と良くなるらしい。三尖弁の手術は予後が余り良くないと聞いていたが、私が弁置換を受けた30年以上前と比べたら医療技術は格段に進歩している筈である。手術を受けて元気になった自分の姿を想像しながら、ありったけの希望を抱えて未来の扉をノックしようと思う。
- 関連記事
-
- 病棟の窓から桜を眺めていた…。 (2024/04/20)
- 徐脈発作と東京タワー。 (2024/02/25)
- 病室の窓から花火は見えなかった。 (2023/09/03)
- 徐脈性心房細動で心停止(T_T)。 (2023/08/21)
- 手術成功!然れど5度目の心不全…。 (2022/11/23)
- 残暑お見舞い&うっけつ性心不全。 (2022/09/05)
- 救急搬送&あじさい巡り。 (2022/06/25)
- うっ血性心不全で緊急入院! (2022/05/30)
- 写真撮影はリハビリの一環である。 (2022/03/18)
- 心不全の元凶は三尖弁逆流! (2019/02/27)
- 病気は薬と二人三脚で。 (2018/08/06)