写真展開催のお知らせ。
16回目を迎えるニッコールクラブ静岡支部の写真展が開催されます。静岡支部は2009年設立、現在のメンバーは私も含め11人と少ない方ではありますが、Nikonをこよなく愛しカメラ歴の長いベテランカメラマンの集団です。副部長である私の息子『鈴木勇樹』は、世界からも注目を集め難易度の高さで定評のある『ニッコールフォトコンテスト』で昨年、モノクロ部門(組写真)で入選を果たしました。
そんな息子から今年4月に静岡支部に入会して欲しいとの打診があり、私自身も静岡出身のため、快諾に至った次第です(会費は息子が負担)。支部は構成員10人を切ると存続出来ないため、私に白羽の矢が立った訳です。息子は静岡市葵区にて『パソコンサロンゆうらく』を経営、パソコンに限らずデジタル製品、ソフトなどの講師を務める傍ら、プロのカメラマンとしても活動しており、企業のWebページ制作など幅広くその高いスキルを遺憾なく発揮しております。
今年の私の誕生日に息子から届いたメッセージを読み胸が熱くなり涙が溢れ落ちました。
「過ぎ行くはずの風景を一枚一枚カメラで切り取る姿そのものが、まさに詩の一節です。SNSを通じて眺める事が出来る父上のお写真の数々。ただの光景を超え、心の深い感情を映し出しています。心臓病という試練の中でも、父上の強さ、決して諦めない心は、わたくしの大きな支えとなっています…。」
息子が私の写真を認めてくれた事はこれまで、そしてこれからの撮影ライフに大きな自信を植え付けてくれるものとなりました。そして更にはニッコールクラブ支部活動の支部批評に提出した作品を担当した日本写真家協会会長である『熊切大輔』氏から『最優秀賞』に選んで頂いた事は大きな励みとなり増々精進を重ね、自分にしか撮れない新たな写真活動へのジャンプ台となりました。
写真展については当初、参加するつもりはなく辞退したのだが、後日、息子から参加して欲しいと強い要望があったため、出品する事となった。作品数は一人4点。東京でしか撮れない作品をと希望があり複数点をデータで息子に送った。写真展を開くとなるとかなりの費用が掛かる。会場費、印刷費、額縁、マットなどなど。今回は印刷・マット代は息子が負担してくれる事となり私の出費はなし。写真は紙に印刷して初めて作品となる。アナログからデジタルに時代は変わり写真もパソコン、タブレット、スマフォなどの端末で見るようになったが、普段見慣れているデジタル画像を紙に印刷してみると驚くほど印象が変わってくる。
印刷品質にもかなり拘りを持って接しないと希望する結果は得られないようだ。一眼レフを始めて1年も経った頃、将来、写真展を開きたいと言う願望が加わった。個人では費用が掛かり過ぎて現実的ではないが、今回の様なグループ展なら夢を実現させる事が出来る。支部員の皆様が多忙な中で貴重な時間を割いて展示会の準備を1ヶ月前から進めてくれており、頭が下がる思いである。この場を借りて「お疲れさま、ありがとうございます。」と感謝の意を込めたいと思う。
一つ気がかりなのは写真展が開催されている期間に自分が会場に足を運べるか…。病気を抱えている手前「この日に行く」という約束が出来ない。いつなんどき「心不全」を起こすか分からないため、確実な約束が果たせないのは実に残念極まりない。
※静岡支部は現在もメンバー募集中のため、もしこのブログを読み部員になっても良いと言う方がおられましたらご一報下さいませ。