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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

青い踊り子。

2024年06月29日
その他 12
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 前回のネモフィラは『青い妖精』と表現したが、今回は『踊り子』にしてみた。ライトアップされたお花畑はそこに咲く花たちのステージでもある。それは劇場でスポットライトを浴びながら踊るダンサーと同じだろう。その花の持つ魅力を如何に引き出し彼女たちをヒロインに仕立て上げるか、その作業こそが撮り手に問われる大きな課題でもある。
 舎人公園ネモフィラは昨年、初めて訪れネモフィラ畑が何処にあるのか分からず広い公園内をグルグル歩き回ってしまった。1年前に記事に上げているので覚えてくれている読者も多いかと思う。あの時は見事なまでに美しい夕陽を浴びて青い花がより一層美しさを増して咲いていた情景が瞼に焼き付いている。今回は『花と光のムーブメント』と題して、約1ヶ月間のライトアップイベントが開催されていた。
 私が訪れたのはGWに入る少し前の4月26日。GW中は多くの人たちがイベントを見に来るだろう事は予想出来たので早目に行ってみたが、それでもかなり多くの人が同じ目的を持ってネモフィラを撮影していた。何処を切り取っても人物が映り込んでしまう状態だったので、撮影ポイントを決めるのに苦労した。天候は曇りであまり良くはなかったが、ライトアップされたネモフィラを撮るのが目的だったので、明るい内はウォーミングアップ程度で済ませた。辺りに夜の影が囁き出し花畑の地面に設置された小さなLED電球が一斉に輝きだすと、園内から「ワァー、キレイ!」とどよめきの声が上がった。
 浮間公園で大活躍したタムロンの望遠レンズはこの暗い中では役に立たず、単焦点レンズのZ40mmf2での撮影となった。地面スレスレの低い位置からのアングルで、ファインダーを覗いての撮影はさすがに無理でモニターを見ながらであったが、私は眼鏡をしていても少し離れるとぼやけて鮮明に見えない。カメラマンとしては致命的ではあるが、後は勘とカメラの性能に任せシャッターを切った。
 撮れた写真を確認すると、何とも妖艶な幻想的神秘的とも言える世界が広がっており、前回のネモフィラの時と同じように撮影の疲れもすっかり忘れて、意気揚々と帰宅の徒に着いた。
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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント12件

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sado jo

ネモフィラの咲き乱れる様を「青い踊り子」に例えるとはなかなかロマンチックですね♪
尤も、自分の様な古い世代の人間はロートレックの絵画「赤い風車の踊り子」が印象に残っています。
あれはモンマルトルの古いキャバレー「ムーラン・ルージュ」を描いたものですが、絵に惹かれてか竹久夢二などの日本の有名画家も多く訪れ、夫与謝野鉄幹の後を追って渡仏した晶子も有名な詩を詠んでますよね。
そう言えば、赤い風車の踊り子のロマンに誘われて日本人が歌った「カスバの女」と言うヒット曲もありました。

2024年06月30日 (日) 20:08

☆AMEX☆

こんばんは

まず、タイトルがいいですね~
本当に踊っているような感じを受けます。
ライトアップされているようですが、幻想的な中にも背景中心辺りにオレンジの明り?を持ってきて
まさに妖艶そのものです。そしてオレンジの光が邪魔し過ぎていない所がいいですね。
低い位置では背面液晶に頼らざるを得ないですが、何枚か撮ってあとはお任せになるでしょう。

2024年07月01日 (月) 18:07

ネリム

こんばんわ
「青い踊り子」は素敵な表現ですね。

2024年07月01日 (月) 23:01

雪野繭

こういう傑作写真の撮れる公園は、それなりに人が集まるのですね。
競争率が高そう。その中で良いポジションを占めて、
あとはカメラの性能に任せる作戦は、大当たりでした。
幻想的なネモフィラのお写真に、私もうっとりです。
ここのところ写真ライフが充実されていますね。

2024年07月03日 (水) 13:03

apricot・a

「青い踊り子」綺麗なタイトルですね。
不思議と踊っているように見えてくるのですから、
タイトルって大事ですね。
ライトアップされている光がネモフィラを照らしている様子が
ステージの踊り子のよう・・・。

暑い日が続いていますので、どうぞお気を付けて~。

2024年07月04日 (木) 09:54

荒野鷹虎

俊樹さんへ!!

本州と違い、梅雨入りは、あまり感じませんが、気温の上下で、感染症が早ています。私の疑われた、肺炎。結核、性病等に若い人は注意してほしいですねー。☆★

2024年07月04日 (木) 12:52

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2024年07月04日 (木) 18:53

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2024年07月04日 (木) 19:24

荒野鷹虎

俊樹さんへ!!

さすがの北国も、31度では、クーラーなしでは過ごされませんですねー。PCの拍手が表示されませんので、不便です。話がかみ合いません。汗)☆彡☆彡

2024年07月05日 (金) 17:15

みけ

ネモフィラ 本当に綺麗ですね✨✨
前回のタイトルの
「青い妖精」もいいですが 
今回の「青い踊り子」も 
ぴったりな気がします。
人が多くて 
撮影に苦労されたとのお話ですが
確かに 
こんなに綺麗な花なので
見に行かれる方も
たくさんおられるかと…
太陽の下のネモフィラも
綺麗ですが
ライトアップされた
ネモフィラの
なんとも魅力的な事❤️
近くだったら
なんとしても 見に行きたい!
と 思ってしまうだろうなぁと
俊樹さんのお写真見ながら
そんな事 
考えてしまってました(*´ω`*)

2024年07月06日 (土) 21:34

こまちょんた

さすが俊樹さん。魅力的なネモフィラになりましたね。
俊樹ワールド全開です。
踊り子さんのネモフィラ!そのものの写真ですね(^^♪

2024年07月08日 (月) 14:31

元井 広夢

>前回のネモフィラは『青い妖精』と表現したが、今回は『踊り子』にしてみた
どちらもピンとくるネーミングですね♪

>前回のネモフィラの時と同じように撮影の疲れもすっかり忘れて
有意義な時間は疲れも忘れるのです♪

2024年07月09日 (火) 21:17