写真展と5年ぶりの帰郷。
Nikon公認ニッコールクラブ静岡支部の写真展が18日大盛況の内に幕を閉じた。12~18日の開催期間中にギャラリーへ足を運んでくれた方は300人を超えた。この数字が多いか少ないかは私には分からないがクラブの諸先輩方が口を揃えて「大成功!」と語っていたので目標を達成出来たのであろう。私の友人である養護学校時代の同窓生数人、ブログを通じて知り合った方も数人が訪れれてくれ自身のブログで写真展の紹介をしてくるなどして応援を頂き感謝の極みである。同窓生とはお会いする事が叶わなかったのは残念で欲を言えば5年前の様に『プチ同窓会』が出来たら尚更の事よかったのだが…。
一眼レフデビュー5年と言う節目にあって目標に掲げていた写真展が現実のものとなり、節目を締め括るに相応しい年となった。普段パソコンやスマフォで見ていた写真が、A3サイズの紙に印刷されるとそれは全く別次元の写真へと生まれ変わる。自分の作品でありながら客観的な視座で捉える事が出来、新たな発見に繋がるのである。それにしてもメンバーの皆さんそれぞれ固有の視点で作品を生み出すそれは研ぎ澄まされた感性の豊かさあってこそのものであるだろう。
15日、正午の新幹線で一路静岡へ、13時少し過ぎに静岡着。ところが故郷に戻っても私の方向音痴が邪魔をした。ギャラリーは北口から徒歩7分と近いにもかかわらず、馬鹿な私は南口に出てしまい右往左往して散々遠回りし13時30分にギャラリー着。東京も暑いが今年の静岡はバカが付くほど猛烈に暑い…。背中には10キロを有に超える重たい荷物が汗塗れの私の脚を引っ張る。冷房の効いたギャラリーに着き、ホッと胸を撫で下ろしたものの心臓はバクバクで破裂しそうな息切れ。ソファで暫く呼吸を整えたのち息子とご対面。息子は訪れたお客様への対応に追われ、私と会話する時間がなく、ゆっくり会話が出来たのはギャラリー閉館後の事だった。
そして翌日16日は藤枝在住のカメラ歴55年を超える大先輩と一緒に再びギャラリーへ。私の写真を見て「随分腕を上げたな!おれにゃあこういう写真は撮れんよ」と静岡弁丸出しで褒めちぎってくれた。ギャラリーを出た後、時間がたっぷりあったので先輩の車で日本平へ。一番高い展望台から天気の良い日であれば清水港と富士山が見渡せる筈だったのだが、空一面を灰色の分厚い雲が覆い雨まで降り出して来た。この日ばかりは運に見放された気がして、一気に疲れが出て早めにホテルに戻った。調子が良ければ17日は藤枝へ行き墓参りの予定だったが余りの疲労感に歩くのも辛いほどだったので11時の新幹線で帰路に着いた。疲れが完全に取れるまで4日も掛かってしまい体力・筋力の衰えを痛感した次第である。