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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

娘のペットはアナコンダ。

2017年07月29日
ペット 23
パイソン

 娘がヘビ好きだと言うのを私は昨年初めて知った。Lineで会話のやり取りをしている時、「を飼ってるよ」と聞かされた時は流石に驚いた。娘が鳥好きでインコについて過去に何度か綴って来たが、まさかのヘビ発言で面食らってしまった次第である。
 「いつ頃からヘビが好きだったの?」「保育園の時からだよ」「ええっ!そうだったの?」これまた意外な返事で更に驚いた。幼少の頃、そんな素振りは全く見られなかったし、動物園へ足を運び沢山の様々な生き物に触れてはしゃいでいた娘の幼い姿を何度も見て来たが、ヘビ爬虫類)に興味を示す様子は伺えなかった。これは「子の心親知らず」で、私の眼が親として節穴だった事を思い知らされた。
 娘が手に持っているヘビボールパイソンと言い、アフリカに棲息するニシキヘビニシキヘビ属に分類される種類である。体長は最大で2mまで成長するようだ。性格は温厚でヘビの中では最も飼い易いタイプ。爬虫類ペットとしては初心者向けとも言われている。
 娘のヘビ好きは一体誰に似たのだろう?と疑問がよぎった。私も母親もヘビは苦手で思い当たる節がない。暫く考え込んでみて「あぁ、そうか!」と納得に至った。それは私の父の事である。父が生前ヘビ好きだったか分からないが捕まえるのは得意だった。父は捕まえたヘビを私によく見せてくれたが、幼い私はそれが恐くて泣きべそをかきながら逃げ回ったこともあった。
 ここで父とヘビに纏わるエピソードを一つ紹介しよう。それは私が小学3年生の時で、まだ心臓病を患う前の事。学校から帰ると父が物置小屋の前で何かを引っ張り出そうとしていた。「父ちゃん何してるの?」と興味津々で近づいてみた。父は両足を踏ん張り、両手で太いロープを握り引っ張っているように見えた。が、よく見るとその太いロープに「鱗」のようなものがあるのを発見!「えっ!それってヘビ?」ロープだと思っていたものが実はヘビの身体だった事に驚きの声を上げてしまった。
 それは体長2mを悠に越す大きな青大将だったのである。ヘビは逃げようと必死で抵抗を続けている。父もまた必死に引っ張り出そうと顔を真っ赤にしながら踏ん張っていた。ヘビの頭は物置の奥に隠れて見えなかったが、結局、父が根負けしてヘビの身体を離した。ヘビはスルスルスルっと物置の奥に逃げて行った。「父ちゃん、逃げられちゃったね…」「あぁ、あの青大将は家の主だよ」「そうなの?」大きな青大将が家の縁の下に棲んでいるのを知ってはいたが、実際に眼にしたのは初めてだった。
 父のDNAが娘に隔世遺伝したと考えれば、娘がヘビに興味を抱くのは納得出来る。ヘビを手にしながら得意げな顔で私にヘビの話しを聞かせてくれるその姿に、亡き父の面影が重なって心が和らぐ気がした。もしかすると父がヘビの姿を借りて、私と娘に会いに来てくれたのかも知れない。

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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント23件

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sado jo

小鳥が好きで、蛇が好きと言うのはものすごいギャップを感じますね~(笑)
蛇は小鳥の卵を食う(時に親も食う)天敵で、一歩間違えば自然界の生存競争を見る事になります。
そう言えばトカゲを飼ってた友人がいて、虫を飼育箱の中に放って食わせて遊んでました。
「お前、それ残酷だろう」と思いましたが、考えてみたら、我々も魚や動物を捕まえて食ってるんですよね(笑)

2017年07月29日 (土) 13:53

ぽん

アナコンダで首を絞められて
死亡するという事故があるので、
アナコンダは、飼うのは、不向きです。
野生の物は、いつ襲ってくるか分からないので、
危険です。
たしかムツゴロウさんも動物にやられて
お亡くなりになったとか。
アナコンダは、動物園で飼育してもらうほうが、いいですよ

2017年07月29日 (土) 16:07

ふたごパンダ

こんばんは♪

ヘビは苦手です(笑)。
娘さんすごいなぁ~(* ´艸`)
うちの父が大のヘビ嫌いで、飼ったら家を出ていくと言います(笑)。
お父様も笑顔で天国から見ているでしょうね(*^ー^)ノ♪

2017年07月29日 (土) 19:00

Mrs.PIE

守り神

神様は、とってもたいせつ
どうぞ、やさしく。

ネズミだけでなく疫病神も追い払ってくださいますものね。

昔住んでいたおうちに、蛇神様がいらして、幸せな日々を。
今でも感謝しております。

そういえば、最近そういうお話を聞かなくなりました。
アナコンダは、日本の川で育つのかしら?


2017年07月29日 (土) 19:45

ももPAPA

こんばんわ♪

ご無沙汰しております。

ヘビって何か不思議な魅力があって、娘さんがペットとして飼いたい
って思われたのもわかる気がします。
小型のもので、コーンスネークという蛇がいますが、性格も温厚で爬虫類初めて飼う人にも飼いやすいです。
ただ、ひとつ気をつけたいこととして、ヘビはほんの小さな隙間などがあれば そこから出ることは容易く、脱走して戸外などへ出ないように管理
することができれば、ペットとして面白い存在だと思います。

2017年07月29日 (土) 21:56

koyuri

ヘビは好きな人と嫌いな人に

別れやすい動物でね。

正直、ペットを飼うのはあまり好きではナイのですが、自然たっぷりの場所で生まれたタメ、何度も見かけたコトはあります。

焼酎漬けのヘビ酒を頂いたコトがありますが、飲むのは平気です(笑)

2017年07月29日 (土) 22:00

髭蟲

ボールパイソンは温厚な蛇です
アナコンダと一括りにするのは間違いです。

野生の青大将やヤマカガシって「イヤイヤ汁や匂いを出す」んです。
人間でいえば「止めてくれよ!!」てな意味です。
逆の立場に立てば当たり前です。
この匂いを嫌ってる人が多いんですよね。

実は、蛇って可愛いし頭が良いんですよ。。
私も海外の蛇をかなり飼育していました。
面白かったですよぉ~♪

私は攻撃してくる蛇が好きだったんです。
奴らに自信を持たせる意味でわざと咬みつかせていました。
「あんたの方が強いんですよぉ、臆病にならないでくださいね。。。」
手を血だらけにして、教えていたんですよぉ~

人間って頭が良いんですよね。
でも、生き物に対する上から目線。
私は人間が嫌いです。

2017年07月29日 (土) 22:10

青空

今晩は

ペットがアナコンダとは!
娘さんスゴイですネ・・・私は無理です。
でも蛇の好きな人はけっこういますネ
昔 蛇に食べられた人間(私ではありません)夢を見た事があります
恐くて恐くてパッ!と目を覚ました時、汗がビッショリでした。

2017年07月29日 (土) 22:34

かみかわ

ヘビーなる

これも趣味とぞ 割り切って インコは餌へ 食物連鎖  爬虫類 亀ならまだしも 覚えあれ 蛇好き遺伝子 思い出探し  コオロギや グッピー共食い 頭数が いつの間にかに 減りし思い出   白蛇は 神の使いと 言うけれど 爬虫類女子 なぜか近くに 哺乳類 やたら縛りが 増え追放 爬虫類への 縛りは弱し

2017年07月30日 (日) 18:24

3人娘のママ

神戸俊樹さんへ

こんばんは!
びっくりされましたね(笑う)
私も、写真を見させていただき( ゚Д゚)

アナコンダと言えば、大きいのを想像してしまい、体に巻き付くというイメージがありますが、色々と種類がいるのですね。

「子の心親知らず」は、どこも一緒です。何にもわかっていなかったこと、私も最近思い知らされました。一生懸命育ててきたつもりでも、やはり完璧はありませんね!完璧を望んではいませんでしたが、いい親になろうと、かなり自分の能力以上に、頑張ってきましたが、報われないことしばしば。
私はもう少しで60歳を迎えます。他の方とは違い、出産後、がらりと体が変わりましたので、自分の体を支えるのが精いっぱい!「親の心子知らず」こんな思いをして育ててきたことは、子供にとっては、別腹状態です。
それぞれの自立が必要なのかなと最近思います。

私は、最近まで犬を飼っていましたが、みんな、老犬で亡くなりました。看取りができて安どしました。今思うことは、正直 動物は無償の愛で私を支えてくれました。もしも私が、痴呆になったら、ワンちゃんたちが私の娘で、アニー  ミルク  ベティーって言ってしまったらどうしようかしら(笑う)時々思ってしまいます。今も、娘と話していて、アンちゃん(アニー)と言ってしまいます。やばいやばいです。

暑さ厳しい中 どうぞご自愛なさってくださいませ。

2017年07月31日 (月) 00:56

雪野繭

戻り梅雨のような毎日が続いていますが、
お加減はいかがでしょうか?

娘さんのペットには私も驚きました。
世間は猫ブームですよね。

そう言えば、死んだ母が救急で入院した時、
駅の近くに爬虫類ショップなるものがありました。
無論、私は蛇やトカゲは全然ダメなので、
店の前を通り過ぎるだけでしたが・・・。

趣味は人それぞれ。
人形が怖いという人も当然います。
好きで可愛がっているなら、良いと思います。

2017年07月31日 (月) 08:38

よしお

こんばんは

自分はペットにヘビとかは絶対に無理だなぁ~。
うちはボロ家だからヘタするとヘビが家の中に入ってきたりするから、そうなるとホントにイヤですねぇ。
先週までは台所に出てきたりして最悪でしたよ。
自分が行った時やご飯を食べてたりする時に、ニョロニョロといたりするからねぇ・・・
両手にひばちを持って、外に放り投げようとしたけど大きいし長いし、ちゃんとつかみとれないから外に放り投げる事ができなかったりしたからねぇ(ー。-;)
できたら出くわしたくない存在ですねぇ・・・

2017年07月31日 (月) 20:35

みけ

最初の写真で
びっくり!e-447
なんせ ヘビは苦手なので
ちょっと衝撃でした(^^ゞ

娘さんは ヘビ好きなんですね。
そういえば 以前観たテレビで
若い女性は 
ヘビとか爬虫類が好きな方も多く
飼われてる方も多いとか言ってました。

よく見ると可愛い目をしてたり
魅力的な気もしますが
触れそうにないので
私は やっぱり見てるくらいがちょうどいいかもです(^^ゞ

2017年08月01日 (火) 15:26

Yuko

こんにちは!!

ヘビと聞くと、怖そうですが
ヘビを見かけると、近いうちに幸せな事があると聞いてから
ちょっと、興味を持ちました。
でも、見るだけで飼いたいとはおもいませんが(*^^*)

幼稚園の頃から好きだったと聞いて、ビックリしました!!
生き物を飼うのは大変ですが
ヘビを飼うのも、凄くたいへんそうですね!!

2017年08月01日 (火) 17:09

ネリム

こんばんわ
娘さん凄いですね

2017年08月01日 (火) 20:12

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2017年08月02日 (水) 11:55

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2017年08月03日 (木) 05:05

にこひつじ

こんにちは。

ヘビ飼ってるんですね!
娘さんすごいですね。私はヘビ苦手ですが
大事にしてるんだなあと写真見たら
思います♪

2017年08月03日 (木) 09:35

ダリルジョン

おはようございます!

ニシキヘビですか~!!

肉食じゃないですかね?
もしかして一緒に飼っている小動物が
毎朝一匹づつ減っていたらと思うと・・・!
メダカの共喰いとはちと違いますよね。

家の息子とカミさんはトカゲokなんですよ
私はあまり好まないのですが、、、

カミさんは「イグアナ」を飼いたいと言ってます、
息子は「カメレオン」と言っています。
私は「カンベンシテ」と言っています。

ではではー!

2017年08月05日 (土) 04:57

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2017年08月06日 (日) 21:13

ティアラ家ママ

こんいちは~娘さん蛇が好きなんですね。
アナコンダと言えば、巨大アナコンダと戦う洋画を思い出しましたが
手持ちサイズ?(笑)
手で蛇を持てるってスゴイですよ~
お父様も蛇を捕まえていたということで、やはり遺伝なのですね♪

2017年08月07日 (月) 15:26

ももPAPA

こんばんわ♪

フクロウにも色々あって非常に興味深いのですが、ただひとつ、今でも慣れないのが冷凍マウスなどの食餌を肉切りバサミを使って捌くことです。

そのまま与えても自分で噛み切って食べるのですが・・ 手乗りで食べることができるようにするために、捌いて与えています。

毎日与えているうちに、ひと月足らずで何とか手乗りでできるようになりました。 ワンコやニャンコとはまた違った魅力があって なかなか面白いです。
あの、ハリーポッターに出てくるフクロウ 白フクロウのヘドウィグ 魅力的ですね♪

2017年08月08日 (火) 20:59

とんがりねずみ

きっとお父さんが蛇になって還ってきたんですよ♪

私は無信心者なので、墓参りにもめったに行かないし、人は死んだら魂も体も消えてしまうと思っているんだけど(だから自分の死骸は生ごみに出してもらっても河原に捨ててもらっても構わないと思う)・・・人以外の生き物がかかわることにはちょっと霊的なものを感じることがあります。

一昨年、我が子のようにかわいがっていた犬(チワワのくりです)がなくなったのですが、翌年のくりの命日の数日前(一番苦しがっていた頃)、二代目犬が夜中に突然「きゃんきゃん」と鳴いて騒いで・・・二日間、同じことが起こり、三日目には数回鳴いて止みました。(植物状態になった頃)
あれは不思議としか言いようのないことでした。
そして二代目犬は、夜になるとしきりに網戸から外を見ているんですよ。
そんなことしなかったのに。廊下を見つめて立ち尽くしていたりも。

18年飼っていたコザクラインコが老衰で大往生した翌日から、その声そっくりの音で床板の1枚がきしむようになりました。
今もまだ時々音がします。

蛇は神の使いともいいますし(無神論者だけど・笑)、俊樹さんも温かい目で見てあげてください。

暑い日が続きますが、どうぞお体お大事に。

2017年08月11日 (金) 11:46