【公開】RedmineのFAQとアンチパターン集 #Rxtstudy
本日、Redmineでのタスク管理を考える勉強会@大阪第1回が開かれました。
スタッフの皆さん、ありがとうございました。
今日の発表資料をCC Attribution ライセンスで公開します。
Redmineを初めて導入した時によく聞かれる質問や、よくはまるアンチパターンについて発表しました。
多分、どれか一つぐらいは経験があるだろうと思います。
「放置されたチケット」は原因が根深いアンチパターンです。実際、他のアンチパターンと同様に発生してます。
「空っぽのロードマップ」はバージョンやロードマップの機能が分かっていないチームに多い。
特に、MantisやTracでは、バージョン(マイルストーン)やロードマップをまともに使っていないチームはRedmineよりも多いでしょう。
また、「工程単位のバージョン」「工程単位のプロジェクト」はWF型開発にとらわれすぎたチームに多いです。
しかし、会社で既存のツールや開発プロセスが強制されていると、全工程に完全チケット方式を導入するのは難しい時もあります。
そんな時は、補完チケット方式で、一部の工程だけに導入するのもアリだと思います。
他に、@sakabaさん、@kuranukiさん、@yohhatuさんたちの発表もありました。
@kuranukiさんの発表は衝撃的でしたw
Twitter / @agilekawabata: もうRedmineの話じゃなくて、すごい熱い話になってる #RxTstudy
Twitter / @agilekawabata: @kuranuki #RxTstudy Redmine勉強会で「RedmineからPivotalへ」を熱く語るw
Twitter / @shin1x1: #RxTstudy まさか Redmine 勉強会で、Redmine をやめることを検討するとは。
また、IPAの方が定量的メトリクス収集ツールとRedmineの連携などの話もあり、盛りだくさんでした。
Twitterにも書きましたが、最近のIPAは非常に参考になる資料を公開されてます。
Twitter / @akipii: #RxtStudy 最近のIPAは、RubyやRailsの資料の公開、Agile開発の研究資料の公開など、良い仕事をされている。
IPAが書いたアジャイル開発の研究会報告書: プログラマの思索
IPAが公開したRubyやRails教育プログラム: プログラマの思索
アジャイル開発の契約スタイルに関するIPAの報告書: プログラマの思索
Facebookにもコミュニティページがありますので、今回の感想や次回に期待する内容を書き込んで下さい。
【追記】
Togetterに当日のTwitterをまとめておきました。
Togetter - 「RxTstudy Redmineでのタスク管理を考える勉強会@大阪第1回」
@bufferingsさんのTogetterもあります。
Togetter - 「RxTstudy Redmineでのタスク管理を考える勉強会@大阪」
@hiroe316さんがUST・スライドを一つのHPにまとめて下さいました。
RxTstudy vol.1 (2011/07/30) - RxTstudy
IPA大和田さん、@yohhatuさん、@kuranukiさんの発表資料はコチラ。
【追記2】
はてなの感想をメモ。
はてなブックマーク - RedmineのFAQとアンチパターン集
(引用開始)
unarist
自分がなんとなく描いていた理想に近かったので実践したい 2013/12/02
raimon49
チケット棚卸しの話とか多くの人に読ませたい。 2011/08/21
kozy4324
うなずいた、関連スライド後で見よ 2011/08/09
(引用終了)
はてなブックマーク - 【公開】RedmineのFAQとアンチパターン集 #Rxtstudy: プログラマの思索
(引用開始)
diary193
Redmineに限らずTiDDやタスク管理の「あるある」への対処方法が提示されていて参考になる 2011/08/01
(引用終了)
| 固定リンク
「コミュニティ」カテゴリの記事
- 「RedmineのUbuntu+Docker構築への移行」の感想 #redmineT(2024.11.24)
- 第27回redmine.tokyo勉強会の感想 #redmineT(2024.11.10)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- 『世界一流エンジニアの思考法』が学べる環境を手に入れてかつ継続する方法の感想 #devboost(2023.12.10)
- 第25回東京Redmine勉強会の感想 #redminet(2023.11.05)
「Redmine」カテゴリの記事
- 「RedmineのUbuntu+Docker構築への移行」の感想 #redmineT(2024.11.24)
- 第27回redmine.tokyo勉強会の感想 #redmineT(2024.11.10)
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
- ウクライナのRedmine開発者が作ったRedmineテーマやプラグイン(2024.06.18)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
「チケット駆動開発」カテゴリの記事
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
- 小説活動にプルリクエスト駆動が必要になってきた(2022.05.08)
- 知識は経験よりも大切か、経験は知識よりも勝るのか、SECIモデルは相互作用を語る(2022.04.26)
- プロジェクト管理の基本はテーラリング、Redmineはプロセスをテーラリングするツール(2022.04.21)
コメント
ちょっとだけ反論。
>しかし、会社で既存のツールや開発プロセスが強制されていると、全工程に完全チケット方式を導入するのは難しい時もあります。
強制されているというより、そうなってしまっているものはすぐには変えられないという感じでしょうか。ボチボチにやっていこうと思っています。
それから Redmine の部分適用ですが、Redmine + アジャイルということならそのとおりですが、入れ物としての Redmine は WF型開発にも使えると思います。
ボチボチに変えていくという作戦には、これは有効だと思っています。アジャイル開発型にしないと Redmine じゃない!みたいな話の方向にならないことを願います。
色々市販のプロジェクト管理システムなるものを検討しててほぼあるシステムに決まっていたところリーマンショックで一時棚上げしている間に Redmine を整備してしまって今になっていますが、そのとき比較した市販のものの機能のかなりの部分を Redmine は持っていますし、優れているところも多いです。
投稿: 柴田雅之 | 2011/08/02 09:58
◆柴田雅之さん
僕の興味がRedmineへAgile開発を実装する方向に向いているので、そういう書き方になってしまっているだけです(汗)
Redmineを使っている人はとても多くてWF型開発の事例もチラホラ見かけますので、何かの機会で、こんな使い方もあるよ、と発表されていはいかがでしょう?
投稿: あきぴー | 2011/08/03 21:10
あくまでも「ちょっとだけ反論」です。
あきぴーさんのブログは刺激的でおもしろいのでスタイルは変えないでくださいね。
人にお知らせできるような立派な事例は持ち合わせていませんけど、Redmine+Subversion を文書管理システムに使おうとしてたり、Redmine+WorkTime Pluginのメモ欄で日報の運用が回り始めていたり、少しずつは溜まってきている状態です。
そうですね。いつか機会があれば...
投稿: 柴田雅之 | 2011/08/04 09:31