【公開】デブサミ2011講演資料「チケット駆動開発~タスクマネジメントからAgile開発へ」 #devsumi #tidd
デブサミ2011で講演してきました。
聞きに来てくれた方にはありがとうございました。
発表資料「チケット駆動開発~タスクマネジメントからAgile開発へ」をCC Attribution ライセンスで公開します。
【参考】
創発 未来につながるために 世界に帆を立てるために Developers Summit 2011
デブサミ2011【17-B-3】チケット駆動開発~タスクマネジメントからAgile開発へ~ 小川明彦 氏 / 阪井誠 氏 - Togetterまとめ
@たのぐちだいきさんが講演内容をマインドマップで公開してくれているので、詳細はそちらを御覧下さい。
#devsumi 17-B-3 チケット駆動開発をマインドマップにしてみた。 on Twitpic
#devsumi 17-B-3 チケット駆動開発をマインドマップにしてみた。(Part2) on Twitpic
また、Twitterに流れた感想も下記のリンクでまとめられてます。
Togetter - 「デブサミ2011【17-B-3】チケット駆動開発~タスクマネジメントからAgile開発へ~」
次のパネルディスカッション「チケット管理システム大決戦 JIRA vs Redmine vs Trac ユーザーが語る、なぜ私はこのツールを使うのか」にもRedmineユーザ代表として参加しました。
詳細は、@Sean_SFさんが資料を公開してくれているので御覧下さい。
聴衆に「チケット管理システムを使っている人はいますか?」と挙手をお願いした所、半数以上が手を上げたのは正直驚きました。
Excelによる進捗管理をしている現場が大半だと予想していたので、チケット管理システム大決戦セッションは共通の敵であるExcelの人達がいなかったのでそもそも決戦にならなかったかも(笑)
僕自身は、Redmine・Trac・Mantis・Jiraを使った経験があり、各ツールの機能や特徴はほぼ把握しているつもりです。
個人的には、チケット管理システムの最大の利点であるチケット集計機能については、Redmineが最もよく考えられていると思います。
理由は上記の資料にも書きましたが、Redmineはチケットの属性とチケット集計機能の関連性が特徴としてはっきり出ているから。
管理職の大好きなガントチャートは、所詮、進捗管理で必要なビューの一つに過ぎない。
プロジェクト管理で必要なビューは、ガントチャートだけでなく、カレンダー、かんばん、バーンダウンチャート、ロードマップ、PMBOKのEVM、バグ収束曲線などたくさんあり、それらのビューをプロジェクト管理で必要な状況に応じて使い分ければいい。
チケット集計機能から得られる数々のビューから進捗や品質の管理、リスクの追跡を行えばいい。
毎晩、ツールから自動集計された進捗報告を管理職へ提出しておけば、普通は文句は言われないだろう。
「ツールでプロセスを改善していく」発想や「高機能なBTSをアジャイル開発のプロジェクト管理に使う」発想をもっと色々試してみたいと思います。
【追記】
17-B-3 チケット駆動開発 タスクマネジメントからAgile開発へ - miyohide's blog
(引用開始)
@akipiiさんのお話の中で印象的だったのは、
ガントチャートはビューの一つ
ということ。結局、必要な情報を与えればガントチャートなどはビューの一種だから自動生成できるでしょ。ってことを強調されていました。
実際、Redmineをインストールしてみてちょっと使ってみるとガントチャートが自動生成されている。これまで俺が自社ツールで苦労してメンテしていたのはなんだったんだ・・・orz
(引用終了)
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