第18回東京Redmine勉強会~オンライン勉強会の可能性 #redmineT
第18回東京Redmine勉強会を始めてオンラインで実施できました。
参加者、講演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。
【参考】
第18回東京Redmine勉強会『Redmineによるテレワーク運用』(2020/5/23) - Togetter
第18回redmine.tokyoでテレワークの工夫と真髄を知る【リモート開催】 #redmineT | マドびっ! Madosan's View
redmine.tokyo 参戦|makoto0119|note
第18回redmine.tokyo勉強会 - ryouma-nagareのブログ
デッドナイト東京、ではなくredmine.tokyo onlineに参加|みけねこ|note
【1】約3時間の長丁場のオンライン勉強会にも関わらず、最大風速でZoom75人、YoutubeLive100人超えで大盛況でした。
まだ事後アンケートを見ていないが、それだけテレワーク中にRedmineを利用していたり、興味を持つ人が多かったのかな?
ツイートも多くて、読み返すのが楽しい。
【2】講演で気になった感想をメモしておく。
【2-1】前田さんの講演では、RedmineのVer4.2の新機能が紹介されていた。
ユーザグループでウォッチャーに登録できる機能。
ユーザグループを大量に作っている時は欲しくなる。
Feature #4511: Allow adding user groups as watchers for issues - Redmine
ユーザーアカウントのメールアドレスのドメインの制限。
Redmineにある守秘義務のあるデータを個人スマホに転送できなくする為に必要。
ISMSでも必要。
Feature #3369: Allowed/Disallowed email domains settings to restrict users' email addresses - Redmine
優先度が高いチケットの更新を通知するオプション。
Patch #32628: Notify users about high issues (only) - Redmine
プロジェクト一覧のデフォルトの表示形式設定。
Feature #32818: Add a system settings for default results display format of project query - Redmine
チケット表示画面に「完了」「未完了」のバッジを表示。
完了チケットなのに、コメントする人がいるので、それを気づかせてくれる。
Feature #33254: Show open/closed badge on issue page - Redmine
Wikiツールバーのテーブル挿入ボタン。
Feature #1575: Toolbar button to insert a table - Redmine
Wikiツールバーのコードハイライトボタンのカスタマイズ。
チケットがクローズできない場合の理由を表示。
Feature #31589: Show warning and the reason when the issue cannot be closed because of open subtasks or blocking open issue(s) - Redmine
【2-2】門屋さんから、Redmine活動家のお話。
PMOならではの苦労が想像できる。
Redmine警察、Redmine職人、Redmine活動家のような役割は、Redmineの運用をスムーズにさせるには必要な機能と思う。
彼らはRedmineの潤滑油。
活動タブをよく見てます、という意見。
プロジェクトの活発度合い、チームの雰囲気を知るのに役立つ。
もりのあささんはTwitterを使っています 「チケット管理は”活動”はかなり重要よね。 よく見る。 #redmineT」 / Twitter
Redmine利用レベルはCMMIを参考にしている、と聞いて、上手く考えているな、と思った。
ししゃもさんはTwitterを使っています 「活動家 レベル1-自主調整 レベル2-相互調整 レベル3-是正提案 レベル4-介入 #redmineT」 / Twitter
あさこさんはTwitterを使っています 「redmine利用のレベル1-5は、CMMIレベル1-5を参照してますよ~ #redmineT」 / Twitter
JiraではチケットよりもConfluenceをよく使う、という意見もあった。
情報を蓄積する機能はWikiの方が良い、ということなのだろう。
以前、Jiraでは、設計書などの仕様は全てWikiで実現すべきという発想であると聞いたので、Confluenceを多用する気持ちは分かる。
【2-3】yukiaさんのBacklogとRedmineの比較も興味深かった。
@saitoさんの「Redmine+Teams=TeleWork」の話も興味深かった。
チケット管理ツールとチャットツールをどのように使い分けるべきなのか、どの利用シーンで使うべきか、という議論が聞きたかったから。
カエ太さんはTwitterを使っています 「ほっとくと皆チャットに籠もってしまうので、いかにチーム/チャネルに誘導するかがポイント>Teams #redmineT」 / Twitter
【2-4】@naitoh さんによるアンケート集計結果で興味深い点がいくつかあった。
Ver4.xが半数以上なので、ほとんどの人達は最新機能の恩恵を受けている。
よって、RedmineのVerUPに追随できるだけのインフラや環境構築の知識がある人達が多いのだろうと推測する。
また、チャットツールはSlackとTeamsとZoomが半数以上を占めること。GoogleMeetは少なかった。
懇親会で聞いた話では、TeamsはMicrosoftがすごく力を入れているので、どんどん使いやすくなってますよ、と。
僕はTeamsの経験がないので、どのチャットツールがどんな特徴があるのか、この辺りのツール比較は興味がある。
【3】オンライン勉強会の裏方を担当して、こんなやり方もあるのか、という経験ができて良かった。
講演を普通にZoomで配信するのは当たり前。
課題は、オンライン勉強会では参加者の反応が見えず、シーンとなりやすいので、参加者のフィードバックを集めていかに場を盛り上げるか、という点にあると考えていた。
今回は、Twitterで感想や質問を流してもらい、裏で集めてフィードバックする方法を取ってみた。
講演者の立場では、すぐに感想がもらえるのでとてもありがたい。
スタッフとしても、勉強会の評価に直結するので気になる。
今回は流れる量が非常に多く、その内容を質疑応答タイムで使ったら、講演者とスタッフの間で盛り上がってしまって、ちょっと長引いてしまったくらい、良かった。
この辺りの、勉強会の場を盛り上げる方法はいくつかあると思うので集めてみたいと思う。
たぶん、アジャイル開発のコミュニティであれば、全員がリーダーでありファシリテーターでもあるだろうから、こういう段取りをしなくても上手くいくのかも知れない。
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