回答(2件)
ラハイヤンはアラビア語でラハイヤーン(رحيان, raḥayyānないしはraḥaiyān)と発音され、「臼切り剣」「臼を寸断するほどの剣」という意味を持っています。 日本では 「サウジアラビア王国には有名な国宝の聖剣ラハイヤンがある」 「国旗に描かれているのは聖剣ラハイヤンだ」 「ラハイヤンはワッハーブ家に授けられた名剣で、繁栄・幸福・勝利・祝福を授ける特別な力があった」 「サウード家の祖ムハンマド・イブン・サウードが1745年の盟約時にムハンマド・イブン・アブドゥルワッハーブから授かった」 という記事が見られますが、現地ではそういう話は無いです。 そのためサウジアラビア王家が所持する国宝級名剣の名称一覧にもラハイヤーンは含まれていません。 各種ウェブサイトやSNSで「サウード家 ラハイヤーン」として出てくるのは、サウード家がかつて臣下に与えた名剣の名称としてで、霊剣であるとか、国旗に書かれているのがラハイヤーンだといった話はサウジアラビア国外で出回った誤解・都市伝説の類である可能性が高いです。 なおサウジアラビア国旗に描かれた剣ですが、実在するモデルがある、特定の名称があるといった説明はアラビア語による解説では述べられておらず、堅固・正義などを象徴した漠然としたシンボルとしての剣とのみ説明されています。
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サウジアラビアの国旗に書かれている聖剣ラハイヤンは、1745年にスンナ派 の宗教家(ウラマー)イブン=アブドゥルワッハーブがイブン・サウードに 授けたもの(片刃の直剣)なのでサウード家の家宝です。