公務員試験の面接対策、不安になりますよね。しかし、面接は練習を重ねることで必ず上達します。ご相談の内容を踏まえて、面接を上手くこなすための具体的な方法をご紹介します。
練習の仕方
①自己分析を徹底的に深掘りする
予想外の質問で戸惑わないためには、自分自身を深く理解しておくことが最も重要です。
自分の強み・弱み、成功・失敗体験
過去の経験を具体的に掘り下げ、なぜ成功したのか、失敗から何を学んだのかを整理しましょう。
公務員を目指す理由、志望自治体
なぜ公務員になりたいのか、その自治体で何を実現したいのかを、熱意が伝わるように明確化します。
公務員として求められる資質
公務員には、課題解決能力、協調性、誠実さなどが求められます。自分のエピソードがそれらの資質とどう結びつくか考えましょう。
②回答を「丸暗記」ではなく「要点をまとめる」
回答をすべて暗記しようとすると、予想外の質問でパニックになったり、不自然な話し方になったりします。
回答の要点メモを作る
質問ごとに、伝えたいポイントを箇条書きでまとめておきます。本番ではこの要点を自分の言葉で話せるように練習します。
結論から話す癖をつける
「結論→理由→具体例」の順で話す練習をすることで、面接官に伝わりやすくなります。
③模擬面接を繰り返し行う
面接に慣れるには、実践的な練習が欠かせません。
録画して客観的にチェック
スマートフォンで自分の面接の様子を録画し、表情、姿勢、声の大きさ、話し方の癖などを客観的にチェックしましょう。
第三者に評価してもらう
家族や友人に面接官役を頼み、評価やフィードバックをもらいます。学校のキャリアセンターや公務員講座の模擬面接も積極的に活用しましょう。
本番に近い環境で練習する
模擬面接は、本番と同じような緊張感を持って臨むことで、練習効果が高まります。
心がけること
①面接は「対話」だと意識する
面接は一方的な発表会ではありません。面接官との会話を意識することで、リラックスして話せます。
面接官の質問をよく聞く
質問の意図を汲み取り、適切な回答を心がけましょう。
あいづちを打つ
面接官の話を聞いていることが伝わり、コミュニケーションが円滑になります。
声の抑揚をつける
単調な話し方にならないよう、伝えたい部分に抑揚をつけることで、熱意が伝わりやすくなります。
②予想外の質問への対処法を身につける
「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と断りを入れる
すぐに答えが出ないときは、正直に「少し考えてもよろしいでしょうか」と伝え、時間を稼ぐことが重要です。焦って不適切な回答をするのを防げます。
自己分析に戻って考える
自分の経験や価値観に基づけば、どんな質問でも筋の通った答えを導き出せます。
結論から話し、論点をずらさない
予想外の質問でも、結論から話すことで、話の軸がぶれにくくなります。
③失敗を恐れない
面接で緊張するのは当然のことです。
失敗しても大丈夫と考える
「失敗から学ぶ機会」と前向きに捉えましょう。
場数を踏む
練習を重ね、小さな成功体験を積み重ねることで、自信につながります。
事前にやっておくべきこと
①志望自治体の徹底的な研究
基本情報の把握
自治体のホームページ、広報誌、統計資料などを読み込み、基本情報(人口、産業、課題など)を把握します。
施策・事業への理解
現在取り組んでいる施策や事業について、具体的な内容まで理解を深めます。自分の関心のある分野や、貢献できることを見つけましょう。
地域の魅力・課題の分析
観光名所、特産品といった魅力だけでなく、人口減少や高齢化などの課題も把握し、公務員としてどう貢献できるかを考えます。
②回答内容の準備
頻出質問の回答を作成する
志望動機、自己PR、学生時代に頑張ったことなど、頻出質問の回答はしっかり準備します。
深掘り質問を想定する
自分の回答に対して、「なぜそう思うのか?」「具体的には?」といった深掘り質問が来ても答えられるよう準備しておきます。
逆質問を準備する
面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか?」に備え、熱意が伝わる質問をいくつか用意しておきましょう。
まとめです
面接は、自己分析と事前の準備、そして実践的な練習を繰り返すことで必ず上達します。不安な気持ちを乗り越え、自信を持って本番に臨めるよう、応援しています。