今年(2021年)を振り返る

妻がうつ病になったことが大きかった、もちろんマイナスの意味で。 周囲の人は、「夫が寄り添ってあげなくちゃいけません」というのですが、まあそれは当たり前のこと。うつ病にかかった妻を見捨てる度胸はない。 ですが寄り添うのもなかなか難しく、途方に暮れるような日も少なくありません。幸いなことに認知症などとは違って(と書いてしまうと認知症患者やそのご家族には大変失礼なのですが)、物事が分からな…

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おーい、たてまつるよー!

先日テレビを観ていたら、紅白歌合戦に出る歌手がインタビューに答えていました。 歌手、曰く。 「今までとは違うジャンルの歌で紅白歌合戦に出させていただきたくて……」 なんという面倒くさい言い回しなのか! 「今までとは違うジャンルの歌で紅白歌合戦に出たくて……」といえばいいじゃないか! 頃日、「させていただく」話法の猖獗が甚だしいとは思っていたけど、ここまで来たか。しかも悪いことに、こ…

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今年(2021年)の公募を振り返る

今年も多くの公募案件に応募しましたが…と書き始めたものの、データを振り返ってみると、それほどでもありません。たったの十件。「多くは食わねえ、たったの一膳」なら大岡越前の守のシャレですが、今年の応募件数なら「多くは出さねえ、たったの十件」というところです。 2016年ころなど、20件近くも応募して時期に比べると半減です。ですが5枚前後のエッセイが中心で、しかも結果は全滅というのに比べると、6…

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モテ期(中学3年生)の思い出3-カメコとウサコ

中学3年生のモテ期、いよいよ佳境です。 夏休み少し前のことです。廊下で下級生の女の子に声をかけられました。 「?」とふり向くと、 「これを読んでください」と手紙を渡されました。 (これがまさか、うわさに聞いた後輩女子から憧れの先輩へラブレターを渡すの図なのか!)と内心で驚いていると、まるで心を読んだかのように、彼女が否定しました。 「あの、ラブレターとかそういうのじ…

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モテ期(中学3年生)の思い出2-耳元で彼女の体温を感じるほど

さあ、調子に乗ってます! 来年は還暦を迎えるハンサムで上品な中年紳士が、45年も前のモテ期について得々と語るという気持ちの悪いブログ記事を書いてます! さてさて今回のエピソードは、シオちゃんの内緒話。彼女とはクラスは別ですが、同じ図書委員ということで話をするようになった間柄。丸顔でいつもニコニコしていて、感じのいい女の子でした。当時の好みのタイプである細身ではなかったけれど、小柄でちょっと…

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モテ期(中学3年生)の思い出1-ごめんねカンちゃん

中学3年生のモテ期到来を告げてくれたのは、カンちゃんと呼ばれていた女の子でした。 カンちゃんからの告白は、学園モノにありそうなパターンでした。下校時、上履きを履き替えようとしていたら、カンちゃんの友だちのA子ら数人の女子が近づいてきたのです。 それまでそういう経験がなかったので、 「ナンダナンダ、ナニゴトダ?」とシーナマコトのように焦っていると(当時はまだ椎名誠は本をデビューしてい…

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