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動物病院とシェルターを併設した愛護団体です。飼い主のいない犬猫たちに不妊手術と医療を!! 老猫・傷病猫100匹の保護猫がシェルターで暮らしています。 救えるのは皆の愛!応援して下さい! 心ある獣医さん、ボランティアさん、募集中!
 ☆茨城県動物指導センターより収容犬猫引取り  ☆負傷猫の里親になっていただけませんか
2016年06月20日 (月) | 編集 |
☆茨城県動物指導センター
☆負傷猫の里親になっていただけませんか


6月15日のご報告です。
収集車が順次戻るにつれ、収容頭数はあれよあれよと増えていき、本日の仔猫の収容は、22頭(離乳後16頭、乳飲み子6頭)でした。
みんな果物や野菜などの段ボール箱にいれられてやってきます。
目やにで回りが見えない状態で、不安そうに寄り添い鳴いています。
鳴けない、頭を上げる元気がない子もいます。苦しいね…。
段ボールに収容されている姿を記録に残さなきゃと思いつつ、今回も撮り損ねてしまいました。
ご報告できず、申し訳ありません。とても哀しい光景でした。

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【唯一の写真。後ろに写っている段ボール箱も仔猫が入っていた箱です。この手の箱が、床一面に置かれます】

どこかにいる母猫も、仔猫たちが急に居なくなって、お乳を張らせて苦しんでいるのだろうと思うと、やりきれません。
そして1ヶ月も経たないうちに次の妊娠に繋がっていく…。
せめて猫という動物が多産じゃなければ良いのに…そんなどうしようもない事が頭をよぎります。
やはり、不妊手術は必要です。

仔猫の回復力に賭け、衰弱した子も負傷した子もみんな引き取りましょうと代表が言って下さったので、15日収容の仔猫は全頭引取りが叶いました。
受け入れを決断してくれる代表に感謝、連れて帰った直後から苦労するであろう獣医さん達に感謝、会を支えてくださる支援者さまに深謝です。
私個人では到底出来ない救済フルコースです。


成猫も多数収容されていましたが、今回は里親さんを見つけることが出来そうな子を2匹だけ、お受けしました。
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【警察署に拾得物で保護され、「保管期限」が過ぎたためセンターに収容された男の子】
べたべたの甘えたさん。仲良くなるのに1分も要りません(笑)



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【2匹目は、左上の黒猫さん。飼主さん高齢による収容です。若くしなやかな別嬪さんです。】


この写真は保護部屋へチェックインしてせいぜい10分後のものですが…
白黒長毛君は…早くもおくつろぎです(笑)

センターに収容されている成猫は、交通事故によると思われる、下半身麻痺の子が本当に多いです。
「猫をお外に出す」危険を思い知らされます。


里親さまに送り出せる可能性が低い、「長期保護かつ毎日の医療処置が必要」な子に割ける犬猫救済の輪の保護枠は現在満員です。ごめんね…と謝り収容部屋を後にしました。


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【下半身不随の女の子、少し怒りんぼさんのようです。怖い?痛い?どちらかな…】




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【衰弱の男の子、目には完治しないであろう白濁が見られます】



仔犬は5匹の兄妹のうち、3匹をお受けしました。
成犬たちも居ましたが、引き出せる余力がなくて、ごめんね…。

引取りの事務手続きを済ませ、乳飲み子にミルクを与え、ミルクの飲みが甘い子にはブドウ糖液を与えるなど最低限のお世話をしたら、川崎へとんぼ帰りです。時刻はすでに18時近く。
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【犬猫合計27匹】



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【ちょっと長いけどドライブ、頑張ってね】



衰弱の子は、汚物で濡れ低体温。
眼が目ヤニでくっつき開かないので、低血糖の症状が出ているかどうかも私には判断できないけど、厳しい状態なのは明らかです。
ほんの少しだけ受け付けてくれたブドウ糖液で少しはマシかなと、帰路を急ぎます。
約140キロの道のり、この子だけ、助手席に(万が一のウィルス感染を考えると、他の子たちと物理的に距離を離したい意図もあります)。



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衰弱している仔猫に車内温度を合わせ、人間は汗をかきながら車を走らせること2時間。。営業終了間際のTNR日本動物福祉病院に到着です。



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すぐに獣医さん3人が、1匹ずつのチェックと必要な処置をしてくれました。




衰弱仔猫さん、カテーテルチューブで栄養注入。。。ちょっぴり片目が開きました!
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【うぐぐ…】
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【意識はどれ位あるのかな…頑張れ…】





負傷仔猫さん、下半身に力が入らないようです。さらに前脚も負傷していました。
センターで把握していた以上に大怪我を負っている模様です。
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【不謹慎だけど、黄色のバンテージ、似合うよ!】

自力で排便排尿できることを祈ります。今は野良っこ気質のフーフーですが、すぐに慣れるでしょう。
頑張れ(お世話する先生もボランティアさんも)。。






わんこはセンターでしっかり管理されていたため、まるまるとした体つきで、とても元気です。
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【車の中では、大きな声で良く鳴きました…(笑)】





仔猫たち、ピカピカになって里親会に出ようね。
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【しばらくは目薬攻撃!おめめに障害が残りませんように。】


愛護団体が引取りに行けない日に収容され、亡き者となる沢山の猫たちの分まで幸せになってほしい。
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【状態の良さそうなシャム柄さん】




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【いい柄だね、アタマ大きいね、個人的には好きです(笑)】



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【チノミーズ、生後7日齢位でしょうか。これから1か月間は、24時間気が抜けない日々です】




保護部屋は再び満舎です。

不幸な境遇に産まれた犬猫たちを救って下さる里親希望者さま、里親会でお待ちしています。
立ち入ったことをお伺いすることもありますが、これから20年の命をお願いするための大切なやりとりです。
ご理解のほど、宜しくお願いします。



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※負傷猫の里親になっていただけませんか

障害(後遺症や外見上のハンデ)のある成猫を受け入れて下さる方も、是非お声掛けください。
センターでは障害のある成猫を生かす努力をされています。
保護されている猫のハンデの度合いは様々ですので、条件に合う猫をご説明、ご紹介させて頂き、当会で仲介致します。

※茨城県動物指導センターの収容動物は、登録譲渡団体しか引取ることが出来ません。一般の方が直接引取ることは出来ませんので、センターへのお問合せはお控えください。
負傷猫引き取りをご検討いただけます方は、犬猫救済の輪 メールフォームにご連絡ください。




上記、すでにTNR日本動物福祉病院に入院させました骨折のグレー子猫バナナちゃんは、食欲があり歩こうとする生命力があります。できる限りの治療を続けます。安定しましたら是非、里親になってあげてください。
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黒の子猫は、TNR日本動物福祉病院に到着時、低体温でぐったり横たわっていました。
保温と、カテーテルでミルクを直接、胃に落としています。
肺炎のため、生命の危険あり、二度の危機を脱し、まだ予断は許さない状態が続き、集中治療中です。
回復すれば、一気に元気な子猫になり成長してくれると思うのですが。
元気になれたら、是非、里親になってあげてください。
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記事内の二匹の猫は、まだ、茨城県動物指導センターに保護されている状態です。
お引き取りいただける方がいらっしゃいましたら、犬猫救済の輪にてお引き出しさせていただき、TNR日本動物福祉病院でできます限りの医療処置を施させていただいたうえで、お引渡しさせていただきます。ご検討、宜しくお願い申し上げます。

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【下半身不随の女の子、少し怒りんぼさんのようです。怖い?痛い?どちらかな…】




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【衰弱の男の子、目には完治しないであろう白濁が見られます】