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2024-12-21

このままでは日本司法死ぬ

ここ最近世間耳目を集める無罪判決がいくつかあった。

私は目を疑った。

SNS特定裁判官個人への憎悪誹謗中傷で溢れ、デモ署名裁判所への嫌がらせ電話を呼びかける声、そして危害行為言及する連中すらいる。

かに納得のいく結論ではない。私だって感情的にはそうだ。しかし私はそんな反知性的行為をしようと思いもしなかった。

不合理な判決には理由がある

ここで知的謙虚人間ならこう考えるだろう。刑事司法専門家である職業裁判官が、一見おかし判決を下したということは、素人自分は思いつかない何か法律上理由があるのだろう、と。

事実そうなのである

裁判官法律に従い判断をするが、その法律社会通念が基になっている。したがって、ほとんどの判決常識を大きく外れることはない。常識はずれの判決が出たということは、基本的にそう判断せざるを得ない理由があるのだ。

そもそも「無実」と「無罪」は同義ではない。被告人道徳的にどれほど酷いことしていたとしても、その行為犯罪構成要件を満たさなかったり、訴因に対する検察官の立証が足りなかったりすれば、裁判官はそれを無罪にするしかない。

たとえ、ひとりの人間として、裁判官被害者にどれほど深く同情していたとしてもだ。

それが刑事司法ルールである罪刑法定主義証拠裁判主義なのだ

しかし、かの連中は、所詮法律素人に過ぎない記者が一部を切り取ったオールドメディア報道だけを見て怒り狂う。そこに至る裁判官判断過程(これが一番重要)を知ろうともしない。

判決批判する資格はあるのか?

素人裁判批判してはいけないのか?と難癖をつける奴もいるだろう。

当たり前だ。

これは医療経済などあらゆる分野に言えることだが、「批判」とは、ある事象や主張の問題点を専門的知見から指摘するものだ。ただの素人がする批判ごっこはどこまで行ってもただの感情論の域を出ることはない。むしろ有害なことすら多い。

せめて判決全文を読んでから言及しろ。それをしないのなら、専門家である裁判官の出した判断に納得できなくとも、最低限の尊重はすべきなのだ

少し落ち着いて考えてほしい。今回かの連中は、自分に都合よく司法を捻じ曲げようとしているが、もし、政党宗教団体、彼ら彼女らと相容れない思想の連中が、同じように裁判所圧力を掛け、判断が歪んでしまったとしたら。

そうならないように、司法権の独立憲法で厳格に保証されているし、手続民意を反映させる手段ほとんどないのだ。

結局、連中のやってることは、裁判官脅迫するどこかの反社と大差ないわけだ。

最後

かの連中は未確定の裁判被告人有罪と決めつけ、無知にもかかわらず自分が正しいと信じ込み、「民意」で裁判を歪め、司法法治主義首に手をかけようとしている。

そして、こういった「民意」こそが袴田冤罪事件を生んだ土壌なのだ。残念ながら、かの連中のような人間がいる限り第二第三の袴田氏は生まれ続けるだろう。

いい加減恥を知れ。

そして、「民意」の圧力を恐れず、刑事司法大原則を守り抜き、無罪判決を出した裁判官たちに最大限の敬意を。

2023-12-20

anond:20231220033650

刑法組織犯罪処罰法も、犯罪指向団体解散させられないじゃん

いわゆる「政党」がひっかかっちゃうからかぁ

破壊活動防止法破防法)は物理的な活動のことだし、宗教法人法はそれ専門だし

     

昭和36年の「政治的暴力行為防止法案」(政治的危害行為の防止に関する法律)は、法案提出されたけども、成立せず

おおかた、検察裁判所警察が大反対したんだろうなぁ

 
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