先の記事で、「兵庫県知事選挙で、非公開の百条委員会の音声録音が、流失して、怪しい雰囲気になってきている」というお話をしましたが、第二弾として、昨日、百条委員会の後の、記者クラブでのやり取りの音声データが、流出して、百条委員会後の記者クラブでの記者と片山前副知事とのやり取りが、判明しています。
ます、先の記事で取り上げた経緯をみてみると、
3月12日 元県民局長が、斉藤県知事のパワハラ等の文書を、県職員、県議会、マスコミ、警察へ外部通報。
3月20日 県知事が文書の存在を確認。
3月21日 県知事が、県幹部と協議し、作成者特定を指示。
3月22日 人事当局が、文書作成に関与した職員を報告。
3月25日 副知事らが、局長を事情聴取し、公用パソコンを押収。局長は、作成を認める。
3月27日 人事課が局長を解任し、同月末の退職を保留。
4月 4日 元局長が、兵庫県の公益通報窓口に通報。
5月 7日 いくつもの非違行為があったとして、元局長を定職3ヵ月の処分。
5月21日 第三者委員会の設置が決定。
6月14日 第1回百条委員会開催
6月27日 第2回百条委員会で、元局長の証人尋問を7月19日に行うことを決定。
7月初め 私的な情報について、元局長がプライバシーへの配慮を百条委員会に要請。
7月 5日 兵庫県議会事務局が、告発文書の提出を依頼。
7月 7日 元局長が、告発文書を、メールで送信。
7月 7日 夜、元局長が、死亡しているのを発見。
9月19日 知事への不信任案が、全会一致で可決。
9月30日 知事が、自動失職。
9月30日 県知事失職に伴う県知事選挙の日程を決定。
10月31日 県知事選挙公示。
10月31日 立花候補が、非公開の百条委員会での片山副知事の流出音声データを公開。
そして、11月14日に新田哲史さんが、百条委員会の後の、記者クラブでの片山前副知事と記者たちのやり取りの音声データをユーチューブにアップしています。(「【11/14 緊急スクープ生放送】説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが激詰め!」参照)
その内容が、凄いんですよね。
片山前副知事が、弁護士と相談して、個人のプライバシーを最大限尊重した上で、不倫日記の概要を説明しようとしたところ、記者クラブの記者たちに、袋叩きにあったという内容です。
まず、不倫日記の内容を話そうとすると、即座に止めたのが、NHKの記者で、「ちょっとお待ちください。ちょっと静止します。個人情報をやめてくさい!」と発言。
片山さんが、「それでは、お帰り下さい。」と話すと、
「ちょっとお待ちください。NHKですけれども、(百条委員会の内容をお話ししていただけるということで)待っていましたので、お話ししていただけますか?」
片山 : 「本人が、委員長から、複数の女性職員と不倫していたという・・・」
NHK : 「そんなことは、聞いていないです。そんなことは、聞いていないです。」
とあくまで、不倫の話以外の話をして欲しいと話すと、これは、重要な部分であるので、含めるのが適当と思っていると片山前副知事はおっしゃっています。
私が、特に、気になったのが、NHKの記者が、「NHKですけれども」と発言しているところで、見方によっては、NHKという看板を出して、強制させようとしているように感じたのは、私だけでしょうか?
その後の、朝日新聞の記者とのやり取りが、また、凄いんです。(訂正:文字起こしで、朝日新聞と書いてあったので、下記の発言を朝日新聞としていましたが、どうやら、実は、読売新聞の記者だったようですので、訂正して、お詫びします。)
朝日新聞記者 : 「もし、(不倫相手を)特定に動くあれがあって、もし(不倫相手が)お亡くなりになったり、どう責任を取られるんですか!」と怒鳴っています。
本件は、公務員と公務員の不倫であって、倫理上の問題があることは明らかですが、それは、さて置いて、どう責任を取るんですか!ですからね。
玉木さんの不倫問題では、相手は、一般女性ですが、個人を特定して、大々的に報道していて、それでは、この方が、自死されたら、報道機関は、どう責任を取るんでしょうね?
まさに、二重基準で、話をしていますよね。
片山前副知事は、概要のみをお話しするのであって、公益性があり、問題はないと弁護士からも、助言をいただいているとお話ししていますが、朝日新聞の記者は、誰に気を使っているのか?、激攻めをしています。
すでに、マスコミは、斎藤バッシングを、大々的に行っているので、間違いを訂正できないということなんでしょうね。
こんなやり取りが流出しているわけですが、私が、問題だなと思ったのは、記者クラブというオールドメディアの既得権のある仕組みであって、ああいった会見の場面に、自由に報道関係者が入ることができれば、全部バレるわけで、今回のマスコミの箝口令も通じなかったという印象です。
よく、「関係者からの取材で」ということで、報道していますが、こういった限定されたメディアだけに、関係者の都合のいい情報をリークして、新聞やテレビ番組が作られているということが明らかになってきています。
そういった関係者の都合のいいリークがあるからこそ、オールドメディアの偏向報道になっているということなんだろうと思います。
元県民局長さんが自殺されたのは、上記の経緯からみて、恐らく、百条委員会が、元局長の証人尋問をすることを決定したことが原因だと考えるのが、自然だと思いますし、自殺の責任を斎藤前知事に押し付けている県議会議員や、マスコミは、相当の悪だと思います。
そして、それを誘発させている、記者クラブは廃止すべきだと思っています。
明日が、兵庫県知事選挙ですので、いつもの時間ではなく、朝、アップさせていただきます。