陶芸家
概要解説 陶磁器は通称「焼き物」と呼ばれ、私たちの日常生活に欠かせない食器の他、衛生陶器、タイル、碍子などが作られています。陶磁器製造では、製造工程のほとんどを手で行う伝統技法から、コンピュータやロボットを駆使して製造する最新の技術まで幅広い製造法が現在では使われています。陶磁器の主な産地は、愛知県の瀬戸、常滑、岐阜県の多治見、土岐、三重県の四日市、滋賀県の信楽、石川県の小松、佐賀県の有田、栃木県の益子、岡山県の備前、山口県の萩、愛媛県の砥部などがあります。 必要な能力・資格など 陶芸家になるには、特に学歴や資格は必要ありません。求人募集や縁故によって事業所に就職し、現場で作業を通じて仕事のやり方を覚え、技術や技能を習得するケースが一般的です。現在では、成形や絵付けでアート的なセンスが求められるようになってきており、できれば工業高校などで技術やデザインを習得されることを勧めます。手作業による工芸的生産では、一人前になるには少なくとも3~5年の修行が必要だといわれています。公共職業訓練校や窯業大学校などで高度な技能を習得することも可能です。 関連する職業
陶芸家
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陶芸家(とうげいか)は、陶芸を生業とする者を指す。陶工とも呼ばれる。
日本の主な陶芸家
- 田中長次郎 ?-1589年 千利休の時代、楽焼創始、初代樂吉左衛門
- 本阿弥光悦 1558年 - 1637年
- 酒井田柿右衛門(初代) 1596年 - 1666年
- 野々村仁清 生没年不明 (17世紀)
- 尾形乾山 1663年 - 1743年 尾形光琳の弟
- 沼波弄山 1718年 - 1777年 本名「五左衛門重長」、萬古焼創始
- 清水六兵衛 1738年 - 1799年 初代 清水六兵衛
- 奥田頴川(えいせん) 1753年 - 1811年
- 青木木米 1767年 - 1833年
- 仁阿弥道八 1782年/1783年? - 1855年 二代高橋道八
- 永樂保全 1795年 - 1854年 十一代善五郎
- 森有節 1807年 - 1882年 本名「与五左衛門」
- 宮川香山 1842年 - 1916年
- 伊東陶山 1846年 - 1920年
- 加藤友太郎 1851年 - 1916年
- 諏訪蘇山 1852年 - 1922年
- 永樂妙全 1852年 - 1927年
- 板谷波山 1872年 - 1963年 陶芸家として初の文化勲章受章者
- 清水六和 1875年 - 1959年 五代目清水六兵衛
- 川喜田半泥子 1878年 - 1963年
- 北大路魯山人 1883年 - 1959年 書家
- 大野鈍阿 1885年 - 1951年
- 富本憲吉 1886年 - 1963年 第一回重要無形文化財保持者、文化勲章受章者
- 佐野栄山 1889年 - 1978年
- 河井寛次郎 1890年 - 1966年 重要無形文化財保持者辞退者、文化勲章辞退者
- 河村蜻山 1890年 - 1967年
- 石黒宗麿 1893年 - 1968年
- 加藤幸兵衛 1893年 - 1982年 幸兵衛窯の礎を築く。加藤卓男の父
- 加藤十右衛門 1894年 - 1974年 美濃大平の陶祖加藤景豊(加藤五郎衛門景豊)の流れをくむ。八坂窯創始者
- 濱田庄司 1894年 - 1978年 日本民藝館第2代館長 重要無形文化財保持者、文化勲章受章者
- 川瀬竹春(初代) 1894年 - 1983年
- 荒川豊蔵 1894年 - 1985年 重要無形文化財保持者、文化勲章受章者
- 中里無庵 1895年 - 1985年 十二代 中里太郎右衛門
- 三輪休和 1895年 - 1981年 萩焼・十代休雪 重要無形文化財保持者
- 金重陶陽 1896年 - 1967年 重要無形文化財保持者
- 今泉今右衛門(十二代) 1897年 - 1975年
- 楠部彌弌 1897年 - 1984年
- 中里末太郎 陽山 1897年 - 1991年
- 加藤唐九郎 1898年 - 1985年
- 藤原啓 1899年 - 1983年 重要無形文化財保持者
- 舩木道忠 1900年 - 1963年
- 加藤土師萌 1900年 - 1968年 重要無形文化財保持者
- 小山富士夫 1900年 - 1975年
- 清水六兵衛(六代) 1901年 - 1980年
- 伊勢崎陽山 1902年 - 1961年
- 澤田痴陶人 1902年 - 1977年
- 近藤悠三 1902年 - 1985年 重要無形文化財保持者
- 村田陶苑(初代) 1905年 - 2002年
- 酒井田柿右衛門(十三代) 1906年 - 1982年
- 山本陶秀 1906年 - 1994年
- 合田好道 1910年 - 2000年
- 三輪壽雪 1910年 - 2012年 十一代休雪 重要無形文化財保持者
- 金城次郎 1912年 - 2004年 重要無形文化財保持者
- 浅蔵五十吉 1913年 - 1998年
- 中村六郎 1914年 - 2004年 伝統工芸士
- 吉賀大眉 1915年 - 1991年
- 坂田泥華 (十三代)天耳庵 1915年 - 2010年 2004年に長男の慶造が早世の為15代坂田泥華を追贈し14代坂田泥珠と号す
- 加藤卓男 1917年 - 2005年 重要無形文化財保持者
- 藤本能道 1919年 - 1992年 重要無形文化財保持者
- 島岡達三 1919年 - 2007年 重要無形文化財保持者
- 月形那比古 1923年 - 2006年
- 川瀬竹春(二代) 1923年 - 2007年
- 中里太郎右衛門(十三代) 1923年 - 2009年
- 浅野陽 1923年 - 1997年 元東京芸術大学教授
- 山田常山(三代) 山田稔 1924年 - 2005年 重要無形文化財保持者
- 田原陶兵衛(十二代) 1925年 - 1991年
- 鈴木治 1926年 - 2001年 前衛陶芸家グループ走泥社設立メンバー 十四代今泉今右衛門の師
- 今泉今右衛門(十三代) 1926年 - 2001年 重要無形文化財保持者
- 清水卯一 1926年 - 2004年 重要無形文化財保持者
- 松井康成 1927年 - 2003年 重要無形文化財保持者
- 辻清明 1927年 - 2008年
- 辻協(辻清明の妻) 1930年 - 2008年(女性で初の日本陶磁協会賞受賞)
- 大樋長左衛門 1927年 - 2023年 文化勲章受章者
- 井上萬二 1929年 - 重要無形文化財保持者
- 中里重利 1930年 - 2015年
- 會田雄亮 1931年 - 2015年
- 藤原雄 1932年 - 2001年 藤原啓の息子 重要無形文化財保持者
- 松井晴山 1932年 -
- 徳田八十吉(三代) 1933年 - 2009年 重要無形文化財保持者
- 三浦小平二 1933年 - 2006年 重要無形文化財保持者
- 三浦竹泉(五代) 1934年 -
- 酒井田柿右衛門 (十四代) 1934年 - 2013年
- 加藤孝造 1935年 - 2023年 重要無形文化財保持者
- 伊勢崎淳 1936年 重要無形文化財保持者
- 細川護熙 1938年 - 元首相・政治家、細川家十八代当主。辻村史朗の弟子
- 安倍安人 1938年 -
- 國吉清尚 1943年 -
- 則松金蔵 1946年 -
- 前田正博 1948年 -
- 佐伯守美 1949年 -
- 坂高麗左衛門(十二代) 1949年 - 2004年
- 樂吉左衛門(十五代) 1949年 -
- 尾形香三夫 1949年 -
- 大樋年雄 1958年 -
- 西岡小十 大正6年ー平成18年 唐津市
- 和太守卑良 1944年 - 2008年
- 沈壽官 - 島津氏によって薩摩に連れられた朝鮮人陶工の名跡(当代は15代目)
- 松元洋一 1954年 -
- 井口峰幸 1956年 -
- 長澤靖 1959年 -
- 宮田佳典 1960年 -
- 宮城三成 1968年 -
- 市川透 1973年 -
イギリスの陶芸家
- ジョサイア・ウェッジウッド 1730年 - 1795年:陶磁器メーカーのウェッジウッド・カンパニー創設者。
- バーナード・リーチ 1887年 - 1979年:1909年来日 六代・尾形乾山の弟子
- ルーシー・リー 1902年 - 1995年
韓国の陶芸家
陶芸家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 23:29 UTC 版)
加藤土師萌 豊蔵が古志野筍絵陶片を発見した当時多治見陶磁試験場に勤務していた土師萌は、豊蔵が古志野の破片を発掘した話を聞いて、豊蔵の投宿先に破片を見に来る。また、1924年(大正13年)、豊蔵と共に久尻清安寺境内の古窯跡を発掘。 小山富士夫 豊蔵が東山窯にいたころ、京都の真清水蔵六のもとで陶芸を学ぶ。京都の愛陶家が集まって開催した古陶研究会に参加し豊蔵と知り合う。後年豊蔵が大萱に築窯した後は頻繁に大萱を訪れ、1972年(昭和47年)には近くの五斗蒔に自分の窯(花ノ木窯)を築いた。 川喜田半泥子 1940年(昭和15年)、豊蔵と共に京都鳴滝の尾形乾山窯跡を調査した。
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