気管支とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 器官 > 気管支 > 気管支の意味・解説 

きかん‐し〔キクワン‐〕【気管支】

読み方:きかんし

気管下端から左右に分かれ、両肺に通じる細い管。


気管支

英訳・(英)同義/類義語:bronchi

気管枝分かれして肺胞達す部分までの総称
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  気泡体  気管  気管小支  気管支  気管支樹  水力学的骨格  水孔

気管支

【仮名】きかんし
原文bronchi

気管から肺へと通じ大きな空気通り道

気管支

【仮名】きかんし
原文bronchus

気管から肺までをつなぐ太い気道。気管支を指す英語「bronchus」の複数形は「bronchi」である。

気管支

気管から状に分かれ気管肺胞とをつなぐ部分。気管支は左右の気管支に分かれ、さらに分枝重ねて次第細くなって細気管支となり、肺胞につながる。気管支の内面は気管支上皮覆われ、その下の粘膜固有層粘膜下組織、気管支平滑筋囲まれ、気管支軟骨支えられ、さらに外膜覆っている。

気管支

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/19 03:36 UTC 版)

Bronchus
気管支は肺への空気の通り道である。
気管支は下気道の一部を形成する
概要
器官 呼吸器系
動脈 気管支動脈英語版
静脈 気管支静脈英語版
神経 迷走神経肺枝英語版
表記・識別
ラテン語 bronchus
ギリシア語 βρόγχος
MeSH D001980
グレイ解剖学 p.1084
TA A06.4.01.001、A06.3.01.008
FMA 7409
解剖学用語

気管支(きかんし)は空気へ導く臓器である。下気道の一部である。気管から最初に分岐する一次気管支(主気管支)は、気管分岐部英語版で右主気管支と左主気管支に分かれる。これらは最も幅の広い気管支で、右肺と左肺のそれぞれの肺門英語版に入る。主気管支はより細い二次気管支(別名: 葉気管支)に分岐し、これらはさらに細い三次気管支(別名: 区域気管支)に分岐する。区域気管支のさらなる分岐は第4次、第5次、第6次区域気管支として知られ、あるいはまとめて亜区域気管支と呼ばれる[1][2]。気管支の内腔は軟骨で維持されている。一方、細くなって軟骨による支持がなくなった気管支は細気管支英語版として知られる[3]。気管支ではガス交換は行われない。気管支は、その分岐が木を逆さまにした様子と似ていることから気管支樹とも呼ばれる[4]気管支鏡検査を用いて、この気管支樹の研究と治療を行う医学のサブスペシャリティは気管支学と呼ばれる[5]

構造

気管、気管支は心臓の後上方、大動脈弓(図左上の赤く塗色された太い血管)の後方、肺静脈(図中央の赤く塗色された血管の束)の前方に位置する。

気管気管分岐部英語版で2つの主気管支すなわち一次気管支である左気管支と右気管支に分岐する。気管分岐部は第4-5胸椎の高さに位置する[3]

右主気管支は左主気管支と比べて太く、短く、垂直に近い[6]。その平均長は1.09 cmである[7]。右主気管支は第5胸椎付近で右肺の肺門英語版に入る[8]。右主気管支は3つの二次気管支(別名: 葉気管支)に分岐し、右肺の3つの—上葉、中葉、下葉に酸素を供給する。奇静脈は後方から気管支をまたぎ、右肺動脈は最初は気管支下方に、その後前方に位置する。右主気管支は始点から約2 cm離れた位置で、右肺上葉への分枝を出し、これは肺動脈上気管支(eparterial bronchus)英語版とも呼ばれる[9]。「動脈上(eparterial)」とは右肺動脈の上方に位置することを指す[9]。右気管支はその後動脈の下を通り、「肺動脈下」枝として知られ、中葉と下葉への2つの葉気管支に分岐する。

左主気管支は右主気管支より細いが長く、長さは5cmである[8]。第6胸椎の高さで左肺の肺門英語版に入る[8]大動脈弓の下を通り、食道胸管英語版下行大動脈の前を横切る。左主気管支は2つの二次気管支または葉気管支に分岐し、左肺の2つの葉—上葉と下葉に空気を供給する。左肺動脈は最初は左主気管支上方に、その後前方に位置する。つまり、左主気管支は右主気管支と異なり、肺動脈の上方に位置しない[9]。この肺動脈は、元々両側性に存在していたはずのものが、本来の左主気管支諸共、人類進化の途上で消滅したという説が有力視されていた時期があった(気管支消滅説)[9]。残存しているのは発生学的には中葉への気管支で、上葉への気管支に見えるというわけである。

二次気管支はさらに三次気管支(区域気管支としても知られる)に分岐し、それぞれが気管支肺区域英語版に空気を供給する。気管支肺区域は結合組織中隔英語版によって肺の他の部分と区切られた肺の区分である[10]。この特性により、気管支肺区域は他の区域に影響を与えることなく外科的に切除することができる[10]。元来、各肺には10個の区域があるが、発生過程で左肺は2葉となる。すなわち、2対の区域が融合して8個となり、各葉4個ずつとなる。三次気管支はさらに第4次、第5次、第6次区域気管支として知られる3つの分岐に分かれ、これらはまとめて亜区域気管支とも呼ばれる。これらは多くのより細い細気管支英語版に分岐し、それらは終末細気管支英語版に分かれ、そのそれぞれがさらにいくつかの呼吸細気管支英語版に分かれ、これらは2個から11個の肺胞管に分岐する。各肺胞管には5個から6個の肺胞嚢が繋がっている。肺胞は肺におけるガス交換の基本的な解剖学的単位である。

主気管支は比較的大きな内腔を持ち、呼吸上皮で裏打ちされている。この上皮には口の方向に向かって動く繊毛があり、これは塵やその他の小さな粒子を除去する。上皮の下には平滑筋層があり、反対方向にらせん状に巻く2本の筋肉の帯として配置されている。この平滑筋層には壁内に粘液を分泌する漿粘液腺が含まれている。硝子軟骨は気管支に存在し、平滑筋層を取り囲んでいる。主気管支では、軟骨は気管と同様にC字型の輪を形成し、後方には軟骨がない[3]。より細い気管支では、不連続な軟骨板となる[3]。これらの軟骨によって気管支は構造的に支持され、気道は開いた状態に保たれる[11]

細気管支英語版では軟骨は存在しない[3]。細気管支では、平滑筋がよく発達している[12]気管支喘息では、この平滑筋が異常な収縮を起こし、気道を狭窄させてしまう[12]。気管支壁の厚さは通常、気管支直径の10%から20%である[13]

微細解剖

気管支上皮上の繊毛と非常に細い微絨毛

主気管支(一次気管支)の軟骨粘膜は気管のものと類似している。これらは呼吸上皮で裏打ちされており、多列繊毛上皮(別名: 繊毛偽重層上皮)に分類される[14][15]。主気管支の上皮には杯細胞が含まれており、これは細胞の単層円柱上皮細胞で、粘液の主成分であるムチンを産生する[16]。粘液は粘液線毛クリアランス英語版過程において気道を清浄に保つ上で重要な役割を果たす。

気管支樹の分岐が進むにつれて、壁中の硝子軟骨の量は減少し、細気管支では消失する。軟骨が減少するにつれて、平滑筋の量は増加する。粘膜も繊毛偽重層円柱上皮から、単層線毛立方上皮へ、そして肺胞管と肺胞では単層扁平上皮へと移行する[14][17]

変異

0.1から5%の人々において、気管分岐部より前の気管から右上葉気管支が分岐することがある。これは気管気管支として知られ、解剖学的変異英語版として見られる[18]。これには複数の変異があり、通常は無症状だが、反復性感染などの肺疾患の根本原因となることがある。そのような場合、区域切除英語版がしばしば治療となる[19][20]

副心臓枝(accessory cardiac bronchus)の発生率は約0.3%で、右主気管支の上葉気管支と中葉・下葉気管支の分岐部の間の中間気管支幹から生じる副気管支として現れる[21][22]

副心臓枝は通常無症状だが、持続性の感染や喀血を伴うことがある[23][24]。観察された症例の約半数で、副心臓枝は短い盲端の気管支断端として現れ、残りの症例では気管支が分岐を示し、関連する通気性の肺実質を伴うことがある[21]

神経支配

気管支には第2から第7胸髄に由来する交感神経節後繊維が分布する[25]。交感神経亢進により、気管支は弛緩する[25]。気管支は副交感神経である迷走神経の支配も受ける。副交感神経亢進では、気管支は収縮し、気管支の分泌物は増加する[26]。運動が必要となる状況、すなわち闘争と逃走の状況においては、交感神経が亢進し、気管支が拡張して血液中に酸素を取り込みやすくなる[27]

血行支配

肺は、肺動脈気管支動脈英語版の二重の血液供給源を持つ[28]。肺動脈はガス交換に大きな役割を果たし、酸素に乏しい血液(静脈血)を肺に送る[28]。気管支動脈は、肺動脈よりもはるかに細いが、酸素化された血液(動脈血)を気管支樹、大血管、リンパ節などに送る[28]

機能

気管支は吸入された空気を肺の機能的組織である肺胞まで運ぶ機能を持つ。肺内の空気と毛細血管内の血液間のガス交換は肺胞管と肺胞の壁を通して行われる。肺胞管と肺胞は主に単層扁平上皮で構成されており、これにより酸素二酸化炭素の急速な拡散が可能となる。

臨床的意義

(T) 気管支壁の厚さ(D)気管支の直径

検査・処置

画像診断

CTスキャンで見られる気管支壁の肥厚は、一般的には(ただし必ずしもではない)気管支の炎症気管支炎)を示唆する[29]。気管支壁の厚さと気管支直径の比は0.17から0.23の間である[30](右図参照)。

気管支造影

気管支造影英語版とは、気管支に造影剤を注入し、気管支の形態をX線撮影で分析する検査である[31]。かつては、肺癌気管支拡張症の診断に不可欠であったが、手技に熟練を要し、患者への負担がかなり大きく、必要な造影剤プロピリオドンが製造中止となるなど、実施が困難となり、他の画像診断法に取って代わられつつある[31]

気管挿管

右の気管支まで入ってしまった気管チューブ(赤矢印)。本来は気管までの深さにとどめておくべきである。

気管チューブ挿管の際に深く挿入しすぎると、通常右気管支に入り、右肺のみが換気される結果となる(片肺挿管)。

疾患

気管支炎

気管支炎は気管支の炎症と定義され、急性慢性がある。急性気管支炎英語版は通常ウイルス病原性細菌英語版による感染が原因である。慢性気管支炎の多くの患者は慢性閉塞性肺疾患(COPD)も患っており、これは通常喫煙や長期的な刺激物への暴露と関連している。

誤嚥

左主気管支は右主気管支よりも大きな角度で気管から分岐する[8]。また右気管支は左よりも太く、これらの違いにより右肺は誤嚥の問題を起こしやすい[8]。食物、液体、または異物が誤嚥された場合、それらは右主気管支に詰まりやすい傾向がある。細菌性肺炎誤嚥性肺炎が生じることがある。

喘息

喘息は炎症性要素を伴う気管支過敏性英語版を特徴とし、しばしばアレルゲンに対する反応として生じる。

喘息では、気管支の収縮により呼吸困難が生じ、息切れを引き起こすことがある。これは低酸素症につながる可能性がある。このような場合、インヘラー英語版吸入器の一種)を使用して問題を解決することができる。インヘラーによって気管支拡張薬を投与すると、気管支痙攣が軽快し 、気道を再拡張させる効果がある。この効果は迅速である。

気管支閉鎖症

気管支閉鎖症は多様な症状を呈する稀な先天性疾患である。気管支閉鎖症は気管支の発生における異常で、1本または複数の気管支—通常は区域気管支、時に葉気管支が影響される。この異常では気管支が盲端となる。周囲の組織は正常に粘液を分泌するが、それが蓄積して気管支は拡張する[32]。これは局所性の肺気腫につながることがある[33]

蓄積した粘液は粘液栓または気管支瘤英語版、あるいはその両方を形成することがある。漏斗胸は気管支閉鎖症に合併することがある[32]

歴史

17世紀には解剖学者により、溶かした金属を遺体に流し込んだあとに肺組織を除去することにより、気管支の鋳型が作成されていた[12]。しかし、彼らの興味の中心は肺の微細構造にあり、気管支の構造が詳細に研究されるのは19世紀後半まで待たねばならなかった[12]

1882年、スイスの解剖学者、クリストフ・テオドール・エビー英語版が初めて、気管支樹の詳細構造を報告した[12]

出典

  1. ^ Netter, Frank H. (2014). Atlas of Human Anatomy Including Student Consult Interactive Ancillaries and Guides. (6th ed.). Philadelphia, Penn.: W B Saunders Co. p. 200. ISBN 978-1-4557-0418-7 
  2. ^ Maton, Anthea; Jean Hopkins; Charles William McLaughlin; Susan Johnson; Maryanna Quon Warner; David LaHart; Jill D. Wright (1993). Human Biology and Health. wood Cliffs, New Jersey, USA: Prentice Hall. ISBN 0-13-981176-1. https://archive.org/details/humanbiologyheal00scho [要ページ番号]
  3. ^ a b c d e Drake 2019, p. 147.
  4. ^ 呼吸器系の概要 - 07. 肺と気道の病気”. MSDマニュアル家庭版. 2024年12月29日閲覧。
  5. ^ CRACOVANER, ARTHUR J. (1957-06-01). “Changing Concepts in Bronchology”. A.M.A. Archives of Otolaryngology 65 (6): 547–549. doi:10.1001/archotol.1957.03830240001001. ISSN 0096-6894. https://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/article-abstract/598080. 
  6. ^ Brodsky, JB; Lemmens, JM (2003). “Left Double-Lumen Tubes: Clinical Experience With 1,170 Patients”. Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia 17 (3): 289–98. doi:10.1016/S1053-0770(03)00046-6. PMID 12827573. オリジナルの2017-03-12時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170312234953/http://ether.stanford.edu/library/thoracic_anesthesia/One-Lung%20Ventilation/DLT%20Placement.pdf.  Alt URL
  7. ^ Robinson, CL; Müller, NL; Essery, C (January 1989). “Clinical significance and measurement of the length of the right main bronchus.”. Canadian Journal of Surgery 32 (1): 27–8. PMID 2642720. 
  8. ^ a b c d e ajeyaseelan (2022年10月20日). “1b. The Trachea and Bronchi” (英語). Collection at Bartleby.com. 2025年1月18日閲覧。
  9. ^ a b c d 小野譲 (1962). “気管・気管支の解剖と生理” (PDF). 日本気管食道科学会会報 13 (1): 9-16. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbes1950/13/1/13_1_9/_pdf. 
  10. ^ a b Ugalde, Paula; Jose de Jesus Camargo; Deslauriers, Jean (2007-11-01). “Lobes, Fissures, and Bronchopulmonary Segments” (English). Thoracic Surgery Clinics 17 (4). doi:10.1016/j.thor. ISSN 1547-4127. https://www.thoracic.theclinics.com/article/S1547-4127(06)00112-5/abstract. 
  11. ^ Saladin, K (2012). Anatomy & physiology : the unity of form and function (6th ed.). McGraw-Hill. p. 862. ISBN 9780073378251 
  12. ^ a b c d e Human respiratory system - Lungs, Airways, Oxygen | Britannica” (英語). www.britannica.com (2024年12月17日). 2025年1月18日閲覧。 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name ":4"が異なる内容で複数回定義されています
  13. ^ Section SA6-PA4 ("Airway Inflammation with Wall Thickening") in: Brett M. Elicker, W. Richard Webb (2012). Fundamentals of High-Resolution Lung CT: Common Findings, Common Patterns, Common Diseases, and Differential Diagnosis. Lippincott Williams & Wilkins. ISBN 9781469824796 
  14. ^ a b Marieb, Elaine N.; Hoehn, Katja (2012). Human Anatomy & Physiology (9th ed.). Pearson. ISBN 978-0321852120 
  15. ^ 伊藤隆 1987, p. 431.
  16. ^ 伊藤隆 1987, pp. 62–63.
  17. ^ Bronchi, Bronchial Tree & Lungs”. nih.gov. 18 September 2019閲覧。
  18. ^ Tracheal bronchus | Radiology Reference Article | Radiopaedia.org”. Radiopaedia. 21 November 2021閲覧。
  19. ^ Shih, Fu-Chieh; Wei-Jing Lee; Hung-Jung Lin (2009-03-31). “Tracheal bronchus”. Canadian Medical Association Journal 180 (7): 783. doi:10.1503/cmaj.080280. ISSN 0820-3946. PMC 2659830. PMID 19332762. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2659830/. 
  20. ^ Barat, Michael; Horst R. Konrad (1987-03-04). “Tracheal bronchus”. American Journal of Otolaryngology 8 (2): 118–122. doi:10.1016/S0196-0709(87)80034-0. ISSN 0196-0709. PMID 3592078. 
  21. ^ a b 気管支分岐の正常変異である副心臓枝のCT画像所見のポイント”. 画像診断まとめ (2023年4月20日). 2024年12月29日閲覧。
  22. ^ Cardiac bronchus”. Radiopedia. 2024年12月29日閲覧。
  23. ^ Parker MS, Christenson ML, Abbott GF. Teaching atlas of chest imaging. 2006, ISBN 3131390212
  24. ^ “Accessory cardiac bronchus: CT features and clinical significance”. Radiology 189 (2): 563–6. (1993). doi:10.1148/radiology.189.2.8210391. PMID 8210391. 
  25. ^ a b 本郷 1993, p. 337.
  26. ^ 本郷 1993, p. 338.
  27. ^ NHK高校講座テレビ学習メモ 生物の基礎 第18回神経系による情報伝達”. NHK. 2024年1月14日閲覧。
  28. ^ a b c Almeida, João; Leal, Cecília; Figueiredo, Luísa (2020-05-19). “Evaluation of the bronchial arteries: normal findings, hypertrophy and embolization in patients with hemoptysis”. Insights into Imaging 11 (1): 70. doi:10.1186/s13244-020-00877-4. ISSN 1869-4101. PMC PMC7237606. PMID 32430593. https://insightsimaging.springeropen.com/articles/10.1186/s13244-020-00877-4. 
  29. ^ Weerakkody (2021年1月13日). “Bronchial wall thickening”. Radiopaedia英語版. 2018年1月5日閲覧。
  30. ^ Page 112 in: David P. Naidich (2005). Imaging of the Airways: Functional and Radiologic Correlations. Lippincott Williams & Wilkins. ISBN 9780781757683 
  31. ^ a b 渡辺, 篤; 坂, 英雄; 長谷川, 好規; 下方, 薫 (1995). “気管支造影の現状アンケート調査から”. 日本胸部疾患学会雑誌 33 (2): 127–131. doi:10.11389/jjrs1963.33.127. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrs1963/33/2/33_2_127/_article/-char/ja/. 
  32. ^ a b Traibi, A.; Seguin-Givelet, A.; Grigoroiu, M.; Brian, E.; Gossot, D. (2017). “Congenital bronchial atresia in adults: Thoracoscopic resection”. Journal of Visualized Surgery 3: 174. doi:10.21037/jovs.2017.10.15. PMC 5730535. PMID 29302450. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5730535/. 
  33. ^ Van Klaveren, R. J.; Morshuis, W. J.; Lacquet, L. K.; Cox, A. L.; Festen, J.; Heystraten, F. M. (1992). “Congenital bronchial atresia with regional emphysema associated with pectus excavatum”. Thorax 47 (12): 1082–3. doi:10.1136/thx.47.12.1082. PMC 1021111. PMID 1494776. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1021111/. 

参考文献

  • 伊藤隆『組織学』南山堂、1987年1月20日。ISBN 4-525-11018-X 
  • 本郷利憲、廣重力、豊田順一、熊田衛 編『標準生理学』(3版)医学書院、1993年3月1日。ISBN 4260101307 
  • Drake, Richard L. 著、秋田恵一 訳『グレイ解剖学』エルゼビア・ジャパン、2019年9月25日。ISBN 9784860346607 

関連文献

  • Moore, Keith L. and Arthur F. Dalley. Clinically Oriented Anatomy, 4th ed. (1999). ISBN 0-7817-5936-6.



気管支

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 06:17 UTC 版)

下気道」の記事における「気管支」の解説

気管支(Bronchus)とは、気管分岐部(Th4〜5; 第1分岐, Carina of trachea)において左右に分かれたのち、第5分岐において気管軟骨途切れるまでの部分肺動脈およびその並走している。分岐するごとに、さらに下記のように細分化される。 主気管支(第1分岐〜第2分岐気管左心房後部第4胸椎第5胸椎)で左右の主気管支に分かれる右肺は3あるので、右気管支は気管から約25°の角度枝分れし、内径右側15mm左側が12mmである。左肺心臓の分だけ上に寄っているので、左気管支は気管から約3545°角度枝分れする。すなわち、右の主気管支は左に比べて太く垂直に近いことから、誤嚥は右に多くなる気管支(第2分岐第3分岐それぞれの大葉向けた分枝である。右においては、まず上葉支が分岐した後、中間気管支幹から中葉支と下葉支が相次いで分岐する。左においては上葉支と下葉支に分岐しまた上支は舌区支を分岐する区域気管支(第3分岐〜第4分岐それぞれの肺区域向けた分枝である。支配する肺区域番号に応じてB110呼ばれるが、左側にはS7が無いことから、左のB7存在しないほか、左側ではB1B2があわさってB1+2となる。なお、後方分岐するのはB2, B6, B10のみである。 亜区域気管支(第4分岐〜第5分岐それぞれの肺亜区域向けた分枝である。B1a、といったように表記される内径は、主気管支で約10mm、気管支・区域気管支で約7〜6mm、亜区域気管支で約6〜2mmである。

※この「気管支」の解説は、「下気道」の解説の一部です。
「気管支」を含む「下気道」の記事については、「下気道」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「気管支」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「気管支」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



気管支と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「気管支」の関連用語




4
100% |||||





9
カタル性肺炎 デジタル大辞泉
96% |||||

10
小児喘息 デジタル大辞泉
96% |||||

気管支のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



気管支のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2025 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
環境再生保全機構環境再生保全機構
Copyright, 2025 Environmental Restoration and Conservation Agency. All rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの気管支 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの下気道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS