リンパ‐せつ【リンパ節】
リンパ節
リンパ節
【概要】 昔はリンパ腺と呼んだが"腺(gland)"ではない。リンパ管はリンパ液という液体を流す管でいずれ静脈に合流する。リンパ節は多数のリンパ管が合流したところ。リンパ液は細胞と細胞の間を流れる液体を集めたもの。赤血球や血小板や好中球はいないが、リンパ球はいる。警察官であるリンパ球にとって、リンパ節は警察署のようなもの。ここで情報交換したり増えたりする。悪性リンパ腫は普通リンパ節が腫れる。
【詳しく】 HIV感染症では、ある時期にリンパ節が慢性に腫れている状態がある。リンパ節の中でさかんにHIVが生産され、また免疫の力で処理され、仕事量が多い頃であろう。エイズの末期になると、リンパ球が死んでいなくなり、リンパ節は縮んで小さくなり、中身も荒廃してしまう。
リンパ節
リンパ節(りんぱせつ)
リンパ節
リンパ節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:02 UTC 版)
リンパ管が集まる箇所には、所々にリンパ節がある。皮膜に覆われた直径1~25 mmの器官で、複数本の輸入リンパ管から液が流れ込み、輸出リンパ管から流れ出る。ただし、単に輸入リンパ管から流入してきたリンパ液を輸出リンパ管へと送っているわけではなく、輸入リンパ管から入ってきた液量の約半分がリンパ節で吸収され、残りが輸出リンパ管へと流れ出ている。また、輸入リンパ管と輸出リンパ管で流れているリンパ液の組成も異なっており、一般にリンパ節を通過すると、リンパ液中のタンパク質の濃度が上がることが知られている。リンパ節の中には、網目状の組織であるリンパ洞とリンパ球が集まった小節があり、小節の中には胚中心という部分が見られる。胚中心はリンパ球の分裂や増殖を促し、リンパ洞は不純物を引っ掛け濾過する機能を持つ。がん細胞が転移すると、この濾過を行うリンパ節に溜まりやすく、腫瘍になりやすい。 ワルダイエル咽頭輪やパイエル板などは、消化器の粘膜に付随するリンパ小節が集まった部分である。そのほか、小腸の粘膜にもリンパ小節は散在している。
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「リンパ節」の例文・使い方・用例・文例
- 患者は高熱、悪寒、リンパ節腫脹を訴えている。
- リンパ節腫脹と肝臓肥大が患者に見られた。
- 彼女は壊死性リンパ節炎から回復したところだ。
- リンパ節の組織学的研究
- リンパ節への転移はがん治療にとって重要な予後因子のひとつです。
- 子宮、卵巣、卵管、子宮頸管および関連のあるリンパ節の外科的除去
- 周囲の組織かリンパ節の多くを取り除くことのない外科の腫瘍の切除
- 乳房、小胸筋、および隣り合う腋窩にあるリンパ節のいくつかの除去
- 乳房、下にある筋肉(大胸筋および小胸筋)、および隣り合う腋窩にあるリンパ節の除去
- 下にある筋肉およびリンパ節をそのまま残した乳房の除去
- 放射線不透過造影剤の注射の後のリンパ節とリンパ管のX線撮影検査
- 放射線不透過性物質の注入後に作られたリンパ節とリンパ管の血管造影図
- 腹部大動脈の下部のリンパ節の叢
- 回腸と結腸の接合部近くの腸壁にあるいくつかのリンパ節
- 骨髄、リンパ節、胸腺、および脾臓のリンパ球の構成
- 発疹、膨れたリンパ節および熱により特徴づけられる幼児の急性疾患
- 発熱、リンパ節の腫脹、単核白血球あるいは血流の白血球の異常増加に特徴付けられる急病
- 皮膚とリンパ節の慢性の真菌感染症
- 足と脚の紫がかった斑点から始まり、皮膚からリンパ節と内臓まで蔓延する肉腫
- 異常に拡大したリンパ節
リンパ節と同じ種類の言葉
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