土瓶とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 土瓶 > 土瓶の意味・解説 

ど‐びん【土瓶】

読み方:どびん

入れたり、湯をわかしたりするのに用い陶製の器。胴に注ぎ口がつき、肩の両側の耳につるをかけたもの


土瓶

読み方:どびん

  1. 1 人睾丸大なるをいふ。四国方言。2 牛馬睾丸をいふ。出雲常陸方言
  2. 大きな睾丸のことを云ふ。

分類 四国出雲常陸

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

土瓶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 03:08 UTC 版)

陶器製の土瓶

土瓶(どびん)は、湯を沸かしたり、茶葉や薬草煎じたりする陶製[1]日本の伝統的な食器の一種[1]

概要

陶器製の物には直接火に掛けられる物がある。磁器製の物は火に掛けず急須のように使う。横手(よこで)の急須や後手(うしろで)のポットに比べると容量が大きく、肉厚の物が多い。

基本的な形状は湯(水)を溜める胴部に注ぎ口が付いており、その胴の肩の両側にをつけ、両耳の間に弦(つる)を掛け渡し、持ち手とする。胴部本体の上に持ち手がくるので、上手(うわで)という。持ち手は胴部と一体になった陶磁器製のこともあるが、熱を伝えにくい別材(材や材)が付いていることが多い。

蒸し料理土瓶蒸し(どびんむし)にも用いられる。高温の土瓶を台に置く際には、断熱効果のある土瓶敷き(どびんしき)が用いられることがある。

歴史

江戸時代には一般的な生活用具として用いられていた[1]。当時、庶民の間では茶葉を入れた土瓶を直接火にかけて煮出す烹茶法(ほうちゃほう)が一般的だった[1]。茶葉を入れた急須や瓶に湯を注いで茶を入れる淹茶法(えんちゃほう)は、江戸時代初期に中国から伝わり文化人の間では用いられていた[1]。しかし、急須が庶民の間に普及するのは幕末から明治初期にかけてである[1]明治時代には鉄道で用いられる汽車土瓶(後述)も現れた[1]。さらに金属製のやかん鉄瓶が登場すると、土瓶も大型化して磁器製のものが多くなり急須と同じように使われるようになった[1]

なお、昭和30年代ごろまで新生児の健やかな成長や立身出世を願って胞衣を容器に収めて土中に埋める「胞衣埋納」に土瓶が用いられることがあった[1]

特殊な土瓶

ボーフラ
主に煎茶道で用いる、火に掛ける湯沸し。土瓶式の上手のもののほかに、横手のものも多い。
汽車土瓶
1877年明治10年)、神戸駅にて駅弁の販売が始められたが、弁当とともに供する茶の容器として陶器製の茶瓶が登場したのは1889年(明治22年)の静岡駅においてであった。これは「汽車茶瓶」と呼ばれ、同じ用途で土瓶の形をしたものは「汽車土瓶」と呼ばれた。別項「駅弁#汽車土瓶時代」も参照のこと。
千代香
焼酎を温めるために使用される土瓶の一種。

出典

関連項目


土瓶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 22:05 UTC 版)

酒器」の記事における「土瓶」の解説

主にを飲むための物だが、千代香のように焼酎温めるのに使用する酒器もある。

※この「土瓶」の解説は、「酒器」の解説の一部です。
「土瓶」を含む「酒器」の記事については、「酒器」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「土瓶」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「土瓶」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



土瓶と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「土瓶」の関連用語






6
96% |||||




10
土瓶割 デジタル大辞泉
70% |||||

土瓶のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



土瓶のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの土瓶 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの酒器 (改訂履歴)、阿鬼羅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS