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15日はNHK『日本の、これから 憲法9条』を見て、「9条守れ」の声を結集しよう!

 一昨日『鬼太郎が見た玉砕』を見ようとNHKにチャンネルしたら、15日の終戦記念日に『日本の、これから 憲法9条』をやるという予告をやっていた。

 『日本の、これから』は前に一度消費税をテーマに取り上げた時に見て以来、最近は見ていなかったが、今回はテーマがテーマなだけに紛糾するだろう事は予想に難くない。どう議論が展開するか非常に気になる。

 放映時間が分からなかったので番組のHPにアクセスしたら、番組前にアンケートを募集していた。寄せられた意見が一部紹介されており、どんなもんかと見ると・・・


 9条改定に肯定的な連中は紹介されているのを見ると40代以下が多く(NHK、わざとじゃないだろうな!?)、

「「改憲派は戦争肯定派」と護憲派の方々は主張するが、それは全くの間違い。平和を守るために力は不可欠(20代 女性)」

「韓国人だが、日本に来て結婚し子供が生まれたことで、日本は本当は弱い国だと実感した。自分の子供を守るためにも憲法9条を改正し軍隊を持つべきだと思う(30代 女性)」

「憲法9条は有事の際に国民を守りませんと言っている世にも珍しい憲法である。こんな国に税金など払いたくない。即刻廃棄して新しく作り直すべきだ(40代 男性)」

なかには
『「いじめ」は強い者が弱い者を虐げる行為だが、核を持つ周辺国が非核の日本を襲う「いじめ」はあり得る。しかし強い者同士なら「いじめ」は起こらない。従って日本は憲法9条を改正し、核を持つべきだ(10代 女性)』

という物騒な意見や

『憲法9条を改正し、自衛隊を「我が軍隊」として自慢できる存在にすべき。白人をアジアから追い出した我が国の軍隊をアジアの多くの国は支持すると思う(40代 男性)』

という「あんた、まさかJCで『ホコリ』作った奴じゃないだろうな!?」というトンデモな意見をほざく者さえいる。

どうも「9条守れ派」は爺ちゃん婆ちゃんが多いような印象を受け、過激な改定派の意見に押され気味な感じがしたので、「某、助太刀いたす」とばかりにアンケートに回答する事にした。

 それがこれ。ちょっと長くなっちゃったけど、まぁ読んじゃって下さいや。

Q1.憲法改正に関する議論についてお聞きします

 1-1 あなたは、現行の日本国憲法についてどう考えていますか?
  →2)改正しないほうがいい(本当は紅星、連邦共和制主義者だから、天皇条項や地方自治条項は変えた方がいいと考えているんだけど・・・)

 1-2 なかでも、戦争の放棄と戦力の不保持を定めた「憲法9条」についてどう考えていますか?
  →2)改正しないほうがいい

なぜそう思うのか、特に9条改正に関するご意見やお考えなど自由にお書きください。また、そう思うようになったきっかけなどがあれば、お書きください。
→(記入せず)

Q2.戦後日本の歩みと憲法9条についてお聞きします

 日本の戦後の歩みの中で、あなたは憲法9条の果たした役割を評価しますか?
1)どちらかといえば評価する

 なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書き下さい。
9条の戦争放棄条項があったからこそ、戦後復興が短期間で成し遂げられ、非軍事の分野に資金が集中できて、高度経済成長や今の豊かな日本ができたと思います。

Q3 日本国憲法はその成立過程において、連合国軍総司令部(GHQ)が作成した憲法草案を日本側が受け入れ審議したという経緯から、外国に「押し付けられた」憲法だという見方があります。
あなたは、この考え方についてどう思いますか?
2)押し付けではないと思う

 なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書き下さい。
当時の(そして今も一部の)政治家は、本当の意味で戦争への反省が見られず、政府側の憲法草案では国民の権利も戦前と同じく制限されたものでした。
 対して民間の高野岩三郎・鈴木安蔵らが中心となった『憲法研究会』画作成した憲法草案は、国民主権・基本的人権など現日本国憲法に非常に類似する条文が至るところに見られ、GHQの憲法草案の『土台』になったとも言われています。
 憲法研究会は草案を作り上げる過程で、明治期の自由民権運動の私擬憲法を研究し、その良いところを採り入れており、現日本国憲法は決して『押し付け』ではなく、自由民権運動の、日本の自由と民主主義の伝統を受け継いだ、生粋の日本生まれの憲法だと考えます。


Q4 自衛隊と9条の関係についてお聞きします
憲法施行後、朝鮮戦争の勃発を受けて警察予備隊が発足し、その後、1954年(昭和29年)には自衛隊が誕生します。政府は「自衛隊は戦力にはあたらず、自衛のための武力行使は憲法違反にならない」という見解を示していますが、あなたは自衛隊の存在をどのように考えていますか?
4)その他

なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書き下さい。
基本的には違憲なので無くすべきだと考えますが、現に30万人近くの自衛隊員がおり、今すぐ無くすというのは非現実的だし、地震・洪水などの自然災害時の救助・救援活動には自衛隊が必要不可欠な存在になっているのも事実。当面は今以上の軍備増強などすることなしに存続はさせつつ、災害救助などの非軍事面は拡充させ、将来的には武装を解除して『国際救助隊』のようなものに改組し、国際貢献を果たすべきと考えます。

Q5 日本の安全保障と憲法9条についてお聞きします
近年、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験や核実験を行っています。また、中国の軍事費は拡大傾向にあり、その中身も不透明とされています。こうしたことから日本を取り巻く環境に「脅威が高まっている」という指摘がありますが、こうした中で憲法9条の存在をどう考えますか?
3)軍事力は用いるべきではなく、あくまでも外交で対応すべきだ

なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書き下さい。
→(記入せず)


Q6 自衛隊の役割についてお聞きします
自衛隊は国内での活動に加えて、PKO(国連平和維持活動)などでカンボジアや東ティモール、イラクなど海外に派遣されていますが、あなたは、自衛隊はどんな役割を担うべきだと考えますか?
2)日本の防衛に加えて、PKOや人道支援活動に参加するべきだ

選択の理由や、憲法9条との関係など、ご意見を自由にお書きください。
Q4でも書きましたが、災害復興やPKO活動には積極的に活用するべきと考えます。ただし、PKFは軍事活動となり、拡大解釈されて多国籍軍参加への口実にもされかねないので、かたく禁止するべきです。


Q7 国際関係と憲法9条についてお聞きします
日本は戦後、日米安全保障条約を結び、アメリカに「核の傘」の提供を受けるなど、安全保障面での協力関係を進めてきました。これからの日本の国際的な安全保障体制のあり方と憲法についてどうあるべきだと考えますか?
2)現行憲法のまま、アメリカとの関係を見直して、新たな安全保障体制を模索するべきだ

なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書きください。
→(記入せず)

Q8 アメリカのような同盟国が他の国から攻撃を受けた時に、日本が直接攻撃されていなくても反撃する権利のことを「集団的自衛権」と言います。日本政府は「集団的自衛権は持っているが、憲法解釈上、行使できない」としています。あなたは、集団的自衛権についてどう思いますか?
4)集団的自衛権の存在自体を認めるべきではない

なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書きください。
→(記入せず)

Q9 今後、国際社会において、日本はどのような国を目指すべきだと考えますか?
憲法9条の精神を推し進め、武力には関わらない平和国家として生きるべきだ

なぜそう思うのか、ご意見やお考えなどを自由にお書きください。
憲法9条の平和条項が日本にあることが、国際社会で日本が高い信頼と好感を得られている理由だと思います。信頼と好感が失われる時、それはアメリカに追随して多国籍軍に参加したり、先の戦争について『正しい戦争だった』と言い出した時です。
 今、日中・日韓の関係がギクシャクしていますが、それは『先の戦争は間違っていなかった。白人を追い出す正義の戦争だった』とし、民間人殺害や従軍慰安婦を『そんな事はなかった。でっち上げだ』とする動きに怒っているのです。竹島問題や南沙諸島問題解決にあたっても、過去の侵略に対する謝罪や被害住民への補償、非戦の誓いはきちんと行いつつも、それと領土問題は別と、歴史的資料などの根拠も示しつつ毅然と対応するのが国際法上のルールだと考えます。



Q10 あなたの憲法9条に対するお考えをお書きください。その際、戦争体験や国内・海外での旅行や留学、ビジネスなどを通じて、憲法9条について考えた個人的な体験や経験、エピソードなどがあれば、あわせてお書きください。
そもそもにおいて、現在の国際関係から考えて日本が戦争する理由が分からないし、今の日本は『戦争できない国』だと思います。
 9条を変えたいと考えている人達はよく「他の国が攻めてきたらどうするんだ」と言いますが、日本は石油や鉄鉱石などの鉱物資源も乏しいし、世界有数の社会資本や、国際的にも優れていると言われる労働力も、戦争で失われてしまいます。つまり日本に攻め込んでも何もメリットがなく、「平和国家の日本に攻め込んだ」という国際的な非難だけが残るのです。平和ボケだと言われるかもしれませんが、このような理由から、私は日本が攻撃される理由が分かりません。
また、今もしも戦争になったとしても、穀物自給率がついに4割を切ってしまった日本がまともに戦争できるでしょうか?穀物輸入国のアメリカとオーストラリアは海の向こうで、通商破壊活動に出られたらおしまいだし、当の『仮想敵国』中国に、今の日本は食糧の面でも大きく依存している状況なのです。さらに穀物自給率を底支えしているコメも、戦争になったら空爆などでとても今のような生産ができなくなるでしょう。戦争を続ける前に1億2千万国民は深刻な飢餓に見舞われて、とても戦争どころではないと思うのですが・・・
 やはり日本は、戦争しては国自体が立ち行かなくなる『戦争してはいけない国』なのです。
 私は、これまでも、そしてこれからも日本が国際社会で高い信頼とリーダーシップを発揮し、なお一層繁栄していくためには、絶対に憲法9条の平和条項を手放してはいけないし、『ヒロシマ・ナガサキのある国』として、9条の平和理念を世界に広めていく責任があると考えます。


以上。読んでくれた方、ご苦労様でした。(※途中「記入せず」としたところは、全体の字数が制限されていたのであえて書かなかったところで、決して意見がない訳じゃありませんので悪しからず)

 この記事を読まれた全国の『9条守れ派』の方々、明日15日は夜7時半からTV前に陣取り、携帯片手に(携帯で投票やるから)『9条を守ろう』の声が多数派である事を知らしめようではないか!! 






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