淀川のマッコウクジラ

淀川にマッコウクジラが迷い込んだというニュースが1月9日、そして13日には死亡が確認され、昨日、その遺骸が紀伊水道に沈められた。

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ニュースでは珍しいとしか報じられなかったと思うけれど、今までにこんなことがあったのだろうか。
やっぱり温暖化の影響とかもあるのだろうか。

海生生物の生息域がわずかな期間の間に様変わりしているという。
イカが撮れなくなったり、北海道でブリが大漁になったり、放流したサケが戻ってこないとか、今までの漁では商売にならないとか。
先日のテレビの解説では、黒潮の暖かい水が塊となって、北海道沖に居座っているというような話があった。昔は逆に冷水塊というのができて不漁になるという話を聞いたことがあるが、この頃は逆向きみたいだ。

淀川のマッコウクジラの餌も、以前はこのあたりにはいなかったのが、生息域を変えたのだろうか。そういえばダイオウイカが鳥取の沿岸に打ち上げられたというニュースも最近だった。ダイオウイカといえばマッコウクジラと戦う絵とかがあるけれど。

淀川のマッコウクジラで変なことも思い出した。それは「大怪獣のあとしまつ」という映画。Amazon prime videoで配信されていたのを見たのだが、映画は怪獣が死んだから始まり、その遺骸が腐敗してガスが貯まって危険な状態になり、政府がなんとか処理しようと(仕事の押し付け合い、手柄の取り合い)をするというもの。
淀川のマッコウクジラも腐敗してガスが貯まり、そのガス抜きをしてから運んだそうだ。

最後に、マッコウクジラというと、大きさではシロナガスクジラにはかなわないが、歯クジラとしては最大で、ダイオウイカとの闘いとか勇壮なイメージがある。メルヴィル「白鯨」もマッコウクジラである。(「白鯨」ではシロナガスクジラよりも大きい個体がいるというような設定になっていたと思う)。

運ばれていくマッコウクジラの姿がニュースで流されていた。
骸とはいえ、すばらしい生き物に見えた。

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