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TOP > 2010年春期アニメ > パンツ論争の終着点『迷い猫オーバーラン! 第12話』
パンツ論争の終着点『迷い猫オーバーラン! 第12話』 2010.06.26
さて迷い猫オーバーランでございます。
サトジュンこと佐藤順一×カサヰケンイチという、思わずどっちが攻めでどっちが受けなんだろうと考え込んでしまいそうな布陣による最終回でした。
第11話において「ブルマVSスパッツ」という強烈な無茶振りを受けたサトジュンがどのようなアンサーを提示するのかが注目されました。
この、ブルマとスパッツという、まるで冷戦時代の旧ソ連とアメリカを彷彿とさせる対立は、我々視聴者からしても極めて重要な課題でした。
なぜならば、ブルマの側に与すればスパッツとの交流が途絶え、スパッツの側に付けばブルマが断絶されてしまう、あっちを立てればこっちが立たず、まあ、tnkが勃つのかどうかは別にしても、ブルマとスパッツとは常に反発し合う、決して相容れない、まさしく資本主義と共産主義の対立を思わせる絶望的な立ち位置のアイテムなのであります。
ところが、ここにきて、あたかも我々の股間をオーバーランさせんとばかりに、ブルマとスパッツ双方の“うま味”を吸い上げた第三世界として「ぶるっつ」という概念が提案されました。
そしてこの「ブルマ:千世」「スパッツ:文乃」「ぶるっつ:希」という三者構造は、そのまま作品内におけるヒロインの立ち位置に接続されます。
つまり、ブルマとスパッツという伝統的な衣装の対立に対し、「ぶるっつ」という前衛的な衣装の提示/勝利は、古くからの“家族”である文乃と千世に対して新しい“家族”である希が勝利する=希ルートの確定という物語的な帰結へと繋がるわけです。
前話からの無茶振りを上手く活かした見事な演出でした。
また、演出という面では、序盤で見られた“光”によるパンツ演出が随所に施されていた点も印象的でした。
迸る光の奔流『迷い猫オーバーラン! 第2話』
継続する光の反乱あるいは氾濫『迷い猫オーバーラン! 第3話・第4話』
例えば、窓から眩しいぐらいの“光”が差し込む教室では
恥ずかしげもなく眩しいぐらいのパンツがあらわになりましたし、前述の「ぶるっつ」がお披露目されたのも
千世のグラサンが“光”を反射した直後でしたよね。
加えて、「ぶるっつ」がその攻撃力を最大にした
こうした“光演出”を経て、感動のフィナーレへと向かいます。
この最終話は、希がおよそ始めてといってもいい“自己主張”を行う回でもありましたが
何よりも、巧との二人三脚以上に重要だったのは、エンディングにおけるパンツのデザインに対する主張でした。
思えばこの作品は、文乃の縞パンに始まり
希の無地パンで終わるという作品でした。
もちろん、この始まりと終わりのパンツが、両方とも「主人公がスカートの中に頭を突っ込む」という構図で描かれていたことは決して見逃せません。
そして、最後まで一貫して縞パンにこだわり続けた文乃と
無地パンをはき続けた希
この両者の対決は、希(=無地パン)の勝利という一つの結論を迎えました。
つまり、この最終局面での希エンド(=無地パンツエンド)の選択は、「迷い猫オーバーランという作品全体に対するファイナルアンサー」になっているわけですね。
余計な柄が入った縞パンよりも、日本古来からの侘び寂びの心を写し取った無地パンこそが物語の終着点に相応しいという、サトジュンなりの様式美なのでありましょう。
縞パンが持て囃されがちな昨今の風潮に対する批評精神は、我々も大いに見習うべきところがありますね。
と、いったあたりで。
まだ総集編が残っているみたいですが、総評として、どうせ下らない有象無象のラブコメでしかないのならいっそ原作など無視して好き勝手やってしまえ、とりあえず“キャラクター”が動いていればそれでいい、あとは監督各人の“解釈”に任せようという、まさしくキャラクターコンテンツ(=萌えアニメ)と呼ぶに相応しい“同人誌”のような構造は非常に興味深い作品でした。
メディアミックスの極地を見た気がします。
(それにしても文乃かわいいなぁいい身体してるなぁほんとにもうこれでもかというぐらいウザイ娘だなぁこれはツンデレじゃなくてウザデレという新境地を開いてしまったなぁ…などという個人的な嗜好は恥ずかしいので内緒にしておきますね)
そんな感じで、俺の好きなアレやコレも同じようなスタイルでアニメ化してくんねーかなぁ、などと思いつつ。
ではまたっ。
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