水の音、無形の雫

アニメやゲームのレビュー、日常の様々な事象に関する考察など。C86・3日目東P21a

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【都市伝説】ゆゆ式の監督は岡××里だった   2013.07.01


つい先日、惜しまれながらも最終回を迎えた『ゆゆ式』にまつわる都市伝説のお話です。毎週とても楽しみに視聴していましたが、無慈悲にも最終回になってしまい、その悲しさを紛らわすためにせめて文書に残します。(いつも通りキャプチャを沢山撮っていろいろ貼り付けようと思ったのですが、観たらすぐに消していってたのでナニも残っていません。)

このアニメにおいては、作中で様々なシモネタが語られてきましたが、中でも便所への執着は決して忘れることができないでしょう。何度も何度も、繰り返し繰り返し、「便所へ行く」あるいは「便所から帰ってくる」場面が描かれました。
特に顕著だったのは、あいちゃんこと相川千穂ちゃんです。巨乳が殊更強調して描かれるなど、セックスを象徴するキャラクターでもありました。
廊下でたむろしているゆずこたちの前に便所から出てきたあいちゃんが現れる、というシーンは幾度となく描かれていましたよね。

一方で、このアニメでは、「便所へ行く」あるいは「便所から帰ってくる」シーンは何度もありましたが、その便所の「内部」はずっと秘匿され続けていました。
それが、最終回では、唯の家の便所がハッキリクッキリボッキリと描かれたわけです。それまでずっと隠されていた便所の内部です。しかもそれが、学校というパブリックスペースではなく、家というプライベートな場所でです。

家と学校、見せられる便所と見せられない便所、この二つの対立軸は確かに興味深いものがありますが、今は割りとどうでもよいです。ここでまず重要なのは、唯とあいちゃんが便所を象徴するキャラであるという事実です。
というか、あいちゃんがまず先に便所の象徴として存在していて、最後にカウンターとして唯の(家の)便所が顕現したと考えるのが妥当でしょうか。
とにかく、執拗に便所との繋がりが示唆され続けたあいちゃんと、最終話のカタルシス的な見せ場として便所に閉じ込められた唯――あまつさえ、ゆずこには「これからずっとここで過ごせ」というようなことを言われていた――この二人を便所の女神として見ないのは不自然にすぎます。

さて、以上のことを踏まえた上で、唯とあいちゃんの中の人を比較してみましょう。

唯:津田美波(フラクタル:フリュネ、花咲くいろは:車内販売員)

あいちゃん:茅野愛衣(あの日見た花略:めんま、花咲くいろは:生徒B)

きな臭いものが見えてきましたよね。(なお、茅野愛衣さんは『戦勇。』のメインキャラクターとして出演していますが、ヤで始まってンで終わる愛称の先生は特に関係ありません)
お二方とも『花咲くいろは』にモブとして出演していた点も示唆的ですが、そうです、両者ともに初めての主役での抜擢が――


ところで、『ゆゆ式』のアニメーション制作を行ったキネマシトラスという会社は、元々はボンズ(DARKER THAN BLACK-流星の双子-、GOSICK-ゴシック-、絶園のテンペストetc……)の制作デスクであった小笠原宗紀氏が立ち上げた会社ですが、『花咲くいろは』にも下請として――


そういえば、美術監督の加藤浩と音響監督の明田川仁はともに『おとめ妖怪ざくろ』で――




というわけで、例えば「おかだまり」という文字列には「か お り」という文字が含まれているわけで、「まだ、かおり」つまり、「監督としてはまだ“かおり”という名義を使いますよ」というメッセージにも取れるわけです。

信じるか信じないかは、あなた次第です。




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