おきらく委員会　埼玉支部「アマガミSS」第5話棚町薫編『アクユウ』

　第5話棚町薫編「アクユウ」

いつものように棚町薫とふざけ合っていた橘純一は、勢いあまった薫のパンチを受けて
保健室に連れて行かれる。
ひとしきり薫に謝られた後、放課後人気のない校舎裏に呼び出される。
「告白されるかもしれない」とドキドキしながら校舎裏に向かうと…。
～公式HPより～

　「僕・・・フラれたのかな？」
　2年前のクリスマスイブ、彼女は約束を破り、来なかった・・・。
　そんな帰り道、棚町薫に偶然出会い、ケーキ屋さんに送って欲しいと自転車で2人乗り
する、純一と薫。

　「気持ちよかった？」
　教室で寝ている純一の耳を噛む、薫はたずねるが、たいした事ないと純一に言われ耳を
噛んでじゃれ合う2人。
　そして、最近出来た、デートスポットであるポートタワーに水族館や展望台があり、行こう
という薫に梅原だけど、カップルばかりでつまらないなんて、話をしていると授業が始まる
から席についてと絢辻詞に言われ、固い事を言うと言う、薫に委員長なんだから、仕方が
無いと純一が言うと、どちらの見方だ！と殴られそうになるとパンチをかわすが、薫のパンツを
覗き、結局、殴られ気絶する純一。

　フラれて、早速、薫とのフラグですか？
　さすが、はるかと違って、最初からの友達は違い、中学からの付き合いで、男と女と言う
意識はしては、なさそうですが、かなりの親密度で、本人たちはともかく、周りから見ると、
付き合っててもおかしくない関係には見えますね。
　とまあ、そんな事はともかく、積もってないとは言え、雪道で2人乗りは、超～危険だと
思うのですが＾＾；

　「ウソつけ！！お前が殴ったんだろ！？」
　保健室で目を覚まし、心配する薫だけど、記憶が無いと聞いて、転んで頭とお腹を打って
気絶したと、調子よく言う薫に、文句を言う純一。
　「怒ってるでしょ？」
　こんな事を言いつつも、心配する薫に、そんな顔されたら、怒れないと、優しく言う純一。
　そして、輝日東の核弾頭と薫が呼ばれてた事もあったと、中学時代に無茶をした事を、なつ
かしく話す。

　「放課後、校舎裏の花壇の所にきて。」
　帰りがけ、必ず来てと真顔で薫に言われ、 告白か！？と顔を赤くし、あれこれと妄想して
いると、静かにして欲しいと注意する響。

　いきなりの妄想サービスシーン♪
　でも、妄想の場合は、変態プレーは入ってないようで、変態プレーは純一のその場での
直感によるものなのでしょうか？ｗ
　そして、分かってはいても、はるかと純一には今度は何も接点が無いのですね。
　会話どころか、目も合わせてないし・・・やっぱり、ちょっと悲しいです。　

　「純一・・・実は、わたし・・・あんたの事を・・・」
　約束の場所に近づき、妄想する純一、そして花壇を覗くと・・・
　そこには、田中恵子も一緒にいて、いじける純一ｗ
　クラスのある男子に告白し、返事を1ヶ月ぐらい待ってたら、いきなりキスさせろと言われ、
どうしたら良いか？と恵子の相談に、手紙でも書いて、改めて返事を聞けば？とアド
バイスする。

　学校の帰り道、一緒に帰る2人。
　ファミレスでバイトする薫は、母1人、娘1人で、お金が目的だけど、お客にありがとうと
言われると嬉しいものだと楽しそうに話す薫。
　「サービス、し・て・あ・げ・・・ないっ！！」
　そう言いつつも、一度来てみてと薫。
　「今日、花壇に呼び出されたとき、僕・・・薫に告白されるのかと思っちゃったよ。」
　別れ際、そういう純一に、そんな訳ないと、小走りに立ち去る薫。

　薫の顔が、アップになるシーンを多用し、ちょっと小悪魔的な視線にドキドキしてしまいますｗ
　そして、顔のアップを多用することにより、純一と薫の親密度を感じますね。
　純一に告白かと～と言われ、下から見上げるアングルや、小走りに走り消え去っていく所が、
セリフは無いけど、動揺し意識している雰囲気が上手く演出されていると思います。
　
　はるか編では美也は、にぃにである純一が、はるかと仲良くする所に、ご機嫌斜めでしたが、
薫には感じてないようですね？
　はるか編とか、薫編とかで、性格まで変更されているのか？それとも薫とは中学時代からの
腐れ縁であり、恋愛関係にはならないと安心しているのかな？

　鏡を見つめ、顔を赤らめる薫は、そんな訳ないと、気合を入れて、フロアに出てみると
そこには純一がｗ
　純一を意識する薫は。
　「まさか、わたし・・・わたし・・・あいつに！？」
　学校での出来事を思い出したり、純一を意識しまくる薫だった。

　薫はもう、動揺しまくりですねぇ。
　一方の純一は・・・微妙ですねぇ＾＾；
　動揺して、床にこぼしてしまったコーヒーを拭いていると、Aパートではあまり気にせず、パンツを
見せてしまったのに、純一を意識して、スカートの中が見えないようにする姿が、ちょっとした
演出ですが、異性としての意識の変化を見事に表してますし、薫のかわいさ、女性らしさが凝縮
されていると思います。

　
　はるか編の場合は、出会いから、純一は付き合いたいという明確な目的があっての
行動でしたが、純一と薫は、中学時代からの、くされ縁であり男女を意識しない間柄。
　そして、少なくても薫にとっては、イタズラで耳を噛む事が出来るぐらいの親密度
なんですが、ふとした一言によって、純一は薫を・・・そして薫は純一を異性として急に
意識してしまい、ドキドキしてしまう・・・そんな、そんな、甘酸っぱい心境の変化を
上手く描いていたと思います。
　この手の展開は、おさな馴染みキャラが、友達から恋人へ変わっていくパターンであり、
今後、ヒロインになる本当の幼なじみである、桜井利穂子も居る訳で、彼女に対しては、
どのような展開で持っていくのか？既に桜井利穂子編が気になってしまいますｗ

　それはともかく、次回のトマドイ・・・良いタイトルですよね？
　1章の最後でも見せた、純一に対する意識しまくりの薫。
　薫の、純一に対しての、接し方に対するトマドイ、自分が純一の事が好きかもしれないと、
気がついてしまった、自分へのトマドイ・・・。
　公式HPの佐藤莉奈さんのキャストコメントではないですが、薫の初めて異性として
意識してしまう、初々しい恋愛が、期待でき、はるか編とは違った、幼なじみや昔からの
くされ縁だからこそ出来る、展開に期待です。
　
　しかし、はるか編の展開を考えるなら、1章で導入編、2章で告白編、3章で変態プレー編、
4章で結末＆エピローグになると思われ、1章だけを見ると、本当に純一が変態紳士だとは
思えませんね。
　ただ、薫には、純一の耳をイタズラとはいえ、噛む事が出来るのですから、変態的な
素質は潜在的に眠っていそうではありますがｗ