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「Steins;Gate シュタインズ・ゲート」 #24(最終回)「終わりと始まりのプロローグ』

 #24(最終回)「終わりと始まりのプロローグ」  

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 「ただ・・・もし変える事が出来なければ、わたしはここで生きていく事になる・・・ずっと
後悔したまま。

 タイムマシンには1往復ぐらいの燃料しかないが、世界線を変え未来を変えれば、それで
良い
と、倫太郎に言う鈴羽。
 倫太郎も思い出しているように、α世界線での鈴羽も、元気なようで、きっと使命をまっとう
出来ない歯がゆさ
のようなものもあったのでしょう。
 実際、自殺もしてたりした世界線もあったしね。

 先端に仕掛けられている血糊を、使用するため、サイリウム・セーバーを探し出す倫太郎。
 12話で登場したサイリウム・セーバーが、こんな所で生きる伏線になってるとはw
 自分たちが開発した、未来ガジェット6号で、(過去の)自分が騙されたら、なんだか本末転倒と
いうか滑稽な話ですねw
  
 「紅莉栖さんって、ここに座ってなかった?
 パソコンの前にある椅子を見て、そう言うまゆりにもリーディングシュタイナーの能力が?
たずねる鈴羽に、別の世界線であった事を、心のどこかで覚えていると倫太郎。
 「絶対、助けなきゃ、何があっても。
 クリスティーナは特別な存在と言う、オカリンに絶対に助けなきゃと、純粋に応援出来るとは
まゆりは、パーフェクト幼なじみ、マジ天使ですね。 
 ダルは、そんなまゆりを、気にしているような雰囲気で、まゆりがダルと結婚、なんて事もあるの
でしょうか?

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 過去へ到着し、まゆりがメタルうーぱを手に入れる事を阻止する、倫太郎。
 「俺は・・・お前を、助ける。
 そして、紅莉栖と出会い、そう言い残し、紅莉栖を尾行する倫太郎。
 中鉢博士がメタルうーぱを拾ったのじゃなくて、紅莉栖が拾い、それを封筒の中に入れたという
事だったのか?
 満面の笑みで、うーぱを拾うなんて、実はかわいいもの好きの紅莉栖らしく、かわいい表情
ですねw

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 我が名は鳳凰院凶真!!
 中鉢博士を追い払い、紅莉栖をスタンガンで気絶させ、血糊で過去の倫太郎をだます。
 そのはずだったが、血糊が固まっている事に気が付き動揺するが、中鉢博士を挑発し、自ら
刺される倫太郎!
   そして、倫太郎の鬼気迫る顔に、逃げ出す中鉢博士。
 ただで済むと思うなと捨てゼリフを吐いて逃げるなんて、中鉢博士は時代劇なんかの悪役
そのものですねw

 「俺は・・・お前を・・・助ける。
 救急車を呼ぶ紅莉栖をスタンガンで気絶させる倫太郎は自らの血で、紅莉栖を死んだよう
に、偽装
する。
 「岡部ーーーー!!!」とか言って、紅莉栖の記憶がここで、甦ると言う、定番であり感動の
展開
のかと、思いきや、甦る前に、倫太郎はスタンさせちゃうなんて!?
 まあ、記憶が甦るのを待つより、気絶させたほうが簡単だけどねw
 ていうか、何故、まともに腹を刺されに行くんだ?
 紅莉栖を助けたい一身で、なりふり構わず、無我夢中というのも分かるが、自分が死んだら
偽装するどころか、過去の倫太郎に見つかれば、死人と言えどもタイムパラドックスが起こる
だろうに・・・それどころか、シュタインズゲートの世界線にもたどり着かないかもしれないしね。
 でも、この時の倫太郎としては、自分の死よりも紅莉栖の生という、強い意志(愛)を感じ
ますけどね。
 でも、せめて、腕を刺されるぐらいにしようよw

 「がんばれよ・・・これから始まるのは、人生で一番長く、一番大切な三週間だ・・・
 そして、紅莉栖の死体を目撃する、過去の倫太郎を見つめ、応援する倫太郎。

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 「だから先にお礼を言っておくね・・・ありがとう、また、会おうね?7年後に。
 未来に戻りながら、鈴羽はシュタインズゲートの世界線へたどり着き、タイムマシン開発
競争が起きなければ、一緒にいる事が出来ない
と、お礼を言う。
 なるほど、タイムマインが作られない世界へ行けば、鈴羽は時空を移動できずに消えていくと
いう事か・・・。
 
 EDに入り、各々にラボメンナンバーの証であるピンバッジを、感謝の気持ちを、きっと込めて、
渡して歩く、倫太郎が良いね。
 ミスターブラウンの元で鈴羽に代わり、バイトする萌郁も居たりと、しっかりと補完してますしね。

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 「やっと、会えた・・・
 秋葉原の街で、倫太郎とすれ違い、助けてくれたお礼を言いたいと紅莉栖。
 「また、会えたな!クリスティーナ!
 いや、だから、わたしはクリスティーナでも助手でも無いと!?
 無意識にそう答える紅莉栖。
 「これがシュタインズゲートの選択だよ。
 未来は分からない・・・だからこの再会が意味するように無限の可能性があると・・・
そして、ラボメンの証であるピンバッジを渡す倫太郎。
 ラジオ会館の前で、出会うっていうのが、運命ですね。
 でも、2人が再会した場所がソフマップの前かと思いきや、いつの間にかにラジオ会館!?
 ソフマップは単なるワンシーンだったという事か?
 でも、ラジオ会館を背にする2人の見つめあう姿が、ラストに相応しい終わり方ですね。


 最終回オリジナルのEDテーマ「Another Heaven」の歌詞も良い感じで、倫太郎と紅莉栖が
再び運命の再会をし、まさに未来に希望がある・・・そう思える、爽やかなエンドだったと思う。  
 「始まりと終わりのプロローグ」で物語の幕が開け、「終わりと始まりのプロローグ」で
物語が閉じる。
 ちょっと最終回の展開が早く、慌しさも感じましたが、サブタイトルも含め、さまざまな伏線を
見事に回収し、上手いまとめ方でしたね。
 
 原作をしらず、タイムマシンにより時空を超えてしまった事により、悲劇が始まる・・・。
 そんなSFサスペンス的な内容に惹かれ、そして身近な秋葉原が舞台という事で、見始めた
作品でしたが、最後の最後までハラハラドキドキで、自分の安直で単純な予想を軽く上回る、
見事な展開でした。
 特に、中鉢博士に自ら刺されに行って、自分の血で、過去の倫太郎を騙したりするなんて、
想像すら出来ませんでした。
 それに、岡部倫太郎役の宮野真守の演技が素晴しく、他にも牧瀬紅莉栖役の今井麻美など
誰一人欠けても、この良さは無かったでしょう。
 ダル役の関智一も良かったですしねw

 ただ、唯一の不満・・・とまではいきませんが、重要なアイテムのように思われた、ダイバー
ジェンスメーター
ですが、あまり登場もせずに、スルーされていた事でしょうか?w
 まあ、無くてもストーリー上にはあまり、影響もしないようにも思われますし、尺の都合で、
カットされていたのかもしれませんね。
 それに、前述にも書いたように、上手いまとめ方ですが、このシュタインズゲート世界線は、
紅莉栖が死なないというだけであって、それ以前にSERNがゼリーマンズレポートと称さ
れる人体実験などは既に行なわれていたり、ミスターブランがラウンダーというSERNの裏
組織?のFBと名乗り、裏世界で何やら行動しているという歴史は改変してないはず
で、萌郁も、
それに入っている可能性もあるんですよね。
 だから、結果的には、遠い未来にはタイムマシンが出来る可能性もあるのでしょうし、中鉢
博士が論文を燃やしてしまっただけで、紅莉栖の頭には、その理論がある
訳で、やはり
この世界線においても、タイムマシンの母と呼ばれる可能性もあるはずです。
 でも、それは倫太郎が言っていたように、未来は誰にも分かるはずは無い。
 紅莉栖がタイムマシンの母と呼ばれるようになったとしても、それもやはり、シュタインズ
ゲートの選択なのですからね。
 
 それはともかく、この半年間、十分すぎるほど楽しませていただきました。
 劇場公開も決定しましたし、この最終回のタイミングに合わせて、Windows版の廉価版も
発売するようで、それでも買って楽しもうかと思いますし、まだまだシュタインズ・ゲートとの
付き合いは続いていきそうです。 

「Steins;Gate シュタインズ・ゲート」 #23『境界線上のシュタインズゲート』

 #23「境界線上のシュタインズゲート」

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 「2010年7月28日に亡くなった、牧瀬紅莉栖を助ける事だと言ったら?
 「シュタインズゲートを目指せ!
 第三次世界大戦を止める為、未来から来た鈴羽の誘いに、紅莉栖を犠牲にしてβ世界戦へ
たどり着いた
と断る倫太郎に、止める唯一の方法が紅莉栖を助ける事だと鈴羽。
 α世界線においては、タイムマシンの母と呼ばれる、紅莉栖を亡き者にする事が回避方法
だったのに、β世界線ではその逆とは!?
 αとβではそれだけ、歴史が変わってしまうと言う、証明ですねw

 「未来の57億人には興味は無い・・・ただ・・・
 タイムマシンに乗る事を決意する倫太郎。
 まゆりは、ホント良い子だなぁ・・・ダルもさり気なく、後押ししたりして、カッコよすぎです。
 しかし、鈴羽に、父さんと言われ、ピンとこず、戸惑い気味のダルには笑えますw

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 そして、紅莉栖が死ぬ直前、2010年7月28日11時51分に到着する2人。
 鈴羽は、2000年にも立ち寄ってると言ってますし、ジョン・タイターが2000年に現れた世界
だと暗に言ってますね。
 この辺りのさり気ない補完の仕方がさすがですw 
 しかし、鈴羽は銃でカギを開けるのかよ^^;
 服装といい、鈴羽はこのβ世界線でもレジスタンスをやってるのかな??

 「紅莉栖が、生きている・・・
 タイムパラドックスを避ける為、過去の倫太郎を避けるように行動する倫太郎の前に現れた
紅莉栖。
 倫太郎のこの表情、確かに深刻な顔をしてますね。
 こんな表情で見つめられたら、何だろう?って気になってしまうのも当然ですねw

 「もうすぐ、紅莉栖はここで・・・
 紅莉栖の殺害現場にやって来た、紅莉栖。
 そして、そこへやって来た紅莉栖の父親である中鉢博士にタイムマシンの論文を見せ共同
署名で発表していも良い
という紅莉栖に自分の名前で発表するとパパに、盗む事だけは
しないと思っていた
という紅莉栖を殴りつけるパパ。
 裏拳から、マウントポジションをとり、暗くて良く分かりませんが、グランドチョークのような技を
仕掛けてるし、パパは格闘家への道を歩むべきだったなw
 しかし追放じゃなくて見切りをつけたとか、自分の署名でとか、見得だけで、生きてきたの
でしょうね。
 どうやって追放されたかは語られてなかったかと思いますが、盗作あたりなのでしょうね^^;

 「お前さえ、居なければ、私は優秀で居られたのだ。
 絞め殺されそうになる紅莉栖を助ける為、中鉢博士にタックルをする倫太郎。
 そして、2人が示し合わせ会見を台無しにしようとしたと、ナイフを取り出す中鉢博士。
 「お前さえ、居なければ・・・お前さえ、居なければ・・・
 「やめろーーー!!!
 「怖いよ・・・わたし、死にたくない・・・死にたくない・・・
 中鉢博士のナイフを奪い、ドライバーで刺されそうになる紅莉栖を助けようとするが、誤って
紅莉栖を刺してしまう倫太郎!

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 「俺は紅莉栖を殺した・・・俺は紅莉栖を殺した・・・
 現代へと戻ってきた、倫太郎たち、そして鈴羽はもう一度と言うが、アトラクタフィールドに
より戻っても同じ
だと倫太郎。
 まさか、紅莉栖を殺した犯人が、倫太郎だったとは!?
 もし、このまま放置し、α世界線へにも、移動しなかったとしたら、過去の倫太郎が冤罪?と
して捕まってしまうのでしょうねw
 しかし、中鉢博士は亡命までしてしまうなんて、なんてヤツなんだ。
 しかも、メタルうーぱを何故か拾ってるしw
 そして、亡命によりタイムマシン開発戦争が始まり、世界大戦にまで発展すると鈴羽。
 「オカリンは途中で諦める人じゃないよ?
 もう疲れた・・・と、諦める倫太郎にビンタをする、まゆり。
 やる気というか、絶望感を感じ、力を無くした、倫太郎にビンタをするまゆりですが、紅莉栖でも、
同じような事を倫太郎にしたかもしれませんが、おっとりとした、まゆりだからこそ、幼なじみだから
こそ、本当に倫太郎を思う気持ちが、伝わります。 

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 そして7月28日にムービーメールが来てるはずと鈴羽は、一度失敗するのはムービーを
見るための計画
だと言う。
 「始めましてだな?15年前の俺。
 紅莉栖の命を助ける事を失敗し、それが執念になったと・・・。
 そして、紅莉栖を救いシュタインズ・ゲートへ入る条件を語る15年後の倫太郎。
 「ハッキリ言おう、紅莉栖を救う事は可能だ。
 「お前の3週間の世界線漂流を無駄にしてはならない、無かった事にしてはいけない。
 3週間の、紅莉栖との記憶がありそれを無駄にしてはならないと。
 「だから騙せ、おまえ自身を。
 「生きている紅莉栖を、過去のお前に死んだと観測させろ、そうすれば過去改変は起き
ない。

 「これより、最終ミッション、オペレーションスクルドの概要を説明する。
 「最初のお前を騙せ!世界を騙せ!それが、シュタインズゲートへ到達する条件だ。
 カッコいいぞ!未来の倫太郎。
 世界はこの俺の手の中にある!!
 紅莉栖を助ける為、再び立ち上がる倫太郎。
 途中から流れだす、23話オリジナルED「スカイクラッドの観測者」が、盛り上がりを見事に演出
して、いよいよクライマックスである事を嫌でも感じてしまいます。
 こなごなに壊れた砂時計が時間を巻き戻したように修復され、時に捕らわれた紅莉栖がラストに
アップになる、上手い演出ですね。
 しかし、EDで出てきた、この女性は誰だろう?と思っていましたが、紅莉栖だったのですね^^;



 鈴羽がシュタインズゲートを目指すと言っており、これは倫太郎の造語のはずなのに、何故?と
思っていたら、未来の倫太郎が命名した世界線だったのですね。
 最後に、タイトルがカギになったりする事は、良くあるパターンですが、まさか未来の倫太郎から
ミッションムービーが届くなんて、さすがにそこまでは予測できませんでした。
 まあ、α、βの後は、γ世界線なんて、安直なオチよりも良いかとは思いますがw
 さすがα世界線からβ世界線へ移った事は大きいようで、中鉢博士がもしかしたら、紅莉栖の
父親じゃないか?
とは、予想しましたが、それは、父親に会いたいからであって、α世界線での
紅莉栖はタイムマシン理論を真っ向否定していましたからね。
 それなのに、β世界線では、父親の中鉢博士を上回るタイムマシン理論を作り出したのですから、
世界線が変われば、自分の主張する理論も変わってしまうのですね。

 しかし、それにしても中鉢博士は最低だなw
 これも、実は中鉢博士が紅莉栖の父親で、嫉妬で、紅莉栖を殺す・・・なんて一つの可能性と
して想像していましたが、本当に、娘の自分を上回る理論に嫉妬して、殺そうとするなんてね^^;
 結果的には、自分の予想を上回り、殺人犯が倫太郎だった訳ですが。
 そんな倫太郎が過って、紅莉栖を刺してしまった時も、娘を心配するどころか、ライバルが消えた
事を喜び、論文を持ってロシアに亡命するなんて・・・ね。
 しかも、何故かメタルうーぱを持ってるしw
 このメタルうーぱは、未来の倫太郎がこれを拾ったのでは?と予想していたのですが、これは
見事に外れてしまいましたw

 ともかく、未来からのミッションムービーで、倫太郎の行動するべき事がハッキリしました。
 それはやはり、紅莉栖とα世界線で、過ごしてきた短くも友情そして愛を確かめ合った、本当に
あった出来事を、思い出させること。
 そして、中鉢博士にタイムマシンの論文を見せる前に消去させ、殺される事を防ぎ、紅莉栖が
死んだフリをして、β世界線にいる倫太郎をだます事

 いよいよラスト1話、どんな感動が待っているのか楽しみですね。

 ちなみに、最後の予想w
 α世界線では、ダルが作ったピンバッジですが、公式HPに思わせぶりに解説してありましたし、
β・・・いや、シュタインズゲートの世界では、倫太郎が皆の思いを犠牲にしてまで、紅莉栖を救い
その感謝のような思いを込めて、全員の頭文字を入れて、作るのかもしれませんね。

「Steins;Gate シュタインズ・ゲート」 #22『存在了解のメルト』

 #22「存在了解のメルト」

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 ラジオ会館の屋上で、寝ている紅莉栖を見つけ出した倫太郎。
 そして急に雨が降ってきて、紅莉栖の透ける下着に品祖なヌードなど見たくないと照れる
倫太郎に文句を言う紅莉栖。 
 ラスト間近になって、最大のサービスシーンか?w
 でも、暗くて良く分からんw

 「これでも、相対的に見れば家庭的な方なのよ。
 そんな言い合いをしていた2人だが、倫太郎の白衣が破れているのを見つけ、ソーイング
セットで縫ってあげると紅莉栖。
 ケンカするほど、仲が良い・・・それを地でいく2人ですね。
 BGMもほどよくマッチして、訪れるであろう、お互いの別れの前の隠しても隠し切れない
寂しさや愛を確かめ合ってる感じです。

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 「たぶん、この近くよね・・・? わたしが、刺された場所?
 夢にしては、痛さや絶望感がリアルだったと・・・ぼんやりと記憶がある紅莉栖。
 そして、まゆりを助ける為に必死になってる、岡部の事も覚えていると・・・。
 「誰かが誰かを、ここまで大切に想えるのか?って・・・
 「岡部はまゆりを助けるべきなのよ!
 「出来るわけないだろ、紅莉栖を見捨てるなんて・・・
 そんな苦しんでる倫太郎を助けたいと思ったと、紅莉栖。
 そして、助かる方法を何度も考えたけど、β世界線へ行くしかないと決意を語る紅莉栖に、
諦めないと、タイムリープしようとする、倫太郎を止める紅莉栖。

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 「逃げたって・・・逃げたって、苦しくなるだけよ!
  タイムリープしても、まゆりの死を見るだけで、壊れちゃうと言う紅莉栖に、何回も見て
きて、何度繰り返しても壊れない
と強がる倫太郎だったが、まゆりの死を冷静に見る自分が
居て、心が麻痺している
と打ち明ける倫太郎。
 なぜ、あれだけの雨の中走っているのに、紅莉栖の服がなぜ透けない?w

 「ここで、止めたら一生後悔し続ける。
 Dメールが送られなかった、最初の世界線へ戻る事こそ、自分の為であり、岡部の為だと
言う紅莉栖を抱きしめる倫太郎。
  「単なる仲間じゃない、俺にとって牧瀬紅莉栖は・・・俺はお前を・・・助けられない・・・
すまない。

 そして、紅莉栖への想いを語る倫太郎。
 苦渋の選択・・・助けたいけど、それは無理だと本当は分かってる。
 そして好きだからこそ、紅莉栖の意見を尊重する・・・辛い決断です。 

 「それって、ステキだと思わない?
 「世界線が変わっても、たった一人、岡部が忘れなければ、わたしは、そこに居る。
 β世界線のわたしが死んでいたとしても、今ここにいる、わたしが死ぬ保障は何処にも
ないし、無数の世界線が繋がって、自分が存在するのかもしれないし、それは素晴しい
事だから、見殺しにするなんて思わないで欲しい
と紅莉栖。 

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 俺は、お前が好きだ。お前はどうなんだ?
 そう、たずねる倫太郎に、目を閉じろと紅莉栖。
 そして、岡部にキスをする紅莉栖・・・。
 それまで鳴っていたBGMが止み、一瞬の静寂の中、雨の音だけ、かすかに聞こえる雨音の
演出が、2人の気持ちの重なりを感じる。
 しかし、印象が弱いと、再びキスを迫るなんて、やるな岡部。
 そして、アインシュタインの相対性理論を持ち出して、心の中?で倫太郎に語りかける紅莉栖が
紅莉栖らしい、愛の語りかけですね。

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 そして、見送られると辛くなると、まゆりとダルに別れを告げずに、日本を発つと紅莉栖。
 さ・よ・な・ら・・・
 さよならだよね?ドクペを倫太郎に放り投げ、紅莉栖から目を離しているうちに、消え去るなんて
岡部だけなら、ためらいも無く日本発てると言っておきながら、本当はジッと見送られると、帰る
決意が鈍くなってしまう・・・そんな、紅莉栖の最後まで?ツンデレなところが良いですね。
 それに、この世界線が消えてしまう事が分かっておきながら、あえて旅立つ紅莉栖には、世界
線が移動しても、この世界線では生き続けるかもしれない
と言っていた事を証明というか、
決意のようなものを感じます。

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 「これより、オペレーションベルダンディ最終フェーズを開始する!!
 牧瀬紅莉栖が、何者かに刺されたらしい
 そのモジを見つけ、消す事を決意する倫太郎。
 あえて、大声を出し、威勢をはるが、それが虚勢であり、そんな姿を見ていると、痛々しいし辛い。
 それは、まゆりもダルも、いつもとは違う倫太郎を感じているようです。

 岡部!! 岡部・・・わたしも!わたしも!岡部の事が!
 モジを消去し、世界線が移動する、その瞬間、ラボに現れ、そう叫ぶ紅莉栖。
 キスはしたけど、消える前に、どうしても岡部の事を好きだと言いたかった。
 最後の最後に自分に正直になり、後悔はしたくない思いからのでしょうね。
 しかし、わたし・・・なんて言って、もし移動する前だったら、倫太郎が紅莉栖の事を好きだと
みんなにバレてしまうし、そうなったらどうなってしまうんだろう?w
 まゆりと修羅場?
 いやいや、まゆりだったら、おめでとうオカリン♪なんて、やっぱり祝福するのでしょうね?

 まゆりにラボメンナンバー004は誰だ?と聞くが居ないと紅莉栖の居ない世界へ戻った倫太郎。
 「オカリン、もう良いんだよ、もうその口調続けなくても良いんだよ?まゆしぃはもう大丈夫
だから・・・オカリンはオカリンの為に泣いても良いんだよ。

 マッドサイエンティストとしての虚勢を張る、倫太郎に優しく語りかける、まゆり。
 そして・・・
 「お願い!今すぐラジ館屋上へ来て!!
 わたしは2036年から来た、橋田至の娘、阿万音鈴羽。

 ダルに電話をかけてきた、鈴羽。
 そして電話を代わる倫太郎に第三次世界大戦を救う為に自分を信じて欲しいと鈴羽。
 EDのスタッフロールに田村ゆかりの名があり、おっ!?と思ったら、風雲急を告げる、鈴羽から
の電話。 
 いつものEDではなく、BGMのみで構成され、ダルのキーボードをカタカタと叩く音がなんとも
いえず、良い味をだしてますね。  


 
 岡部と紅莉栖、互いに、二度と会えないと・・・それこそ永遠に会えないと知っていながら、確かめ
合う愛に感動。
 そして、阿万音鈴羽再び参上!
 いや~、来ましたよ、鈴羽が。
 第1話で紅莉栖が倫太郎と始めてであった時、言っていました。
 15分ぐらい前に思いつめている顔で何か言いかけた・・・と。
 だけど、それはタイムリープをしてきた倫太郎ではありません。
 もし、そうだとしたら、リーディング・シュタイナーの能力がある倫太郎だったら、その記憶を持って
いるはずですからね。

 そんな記憶が無かったという事は、未来から・・・つまり鈴羽のタイムマシンが不時着せずに
ラジオ会館に無事に到着し、一緒に乗ってやって来た、未来(現代)からの岡部倫太郎じゃ
ないか?
と、前回の感想でちょこっと書きましたが、それが現実なものへとなりそうです。
 それに今回、紅莉栖が気になる言葉を言っていました。
 死んだリアルな記憶や、世界線を移動してきて、まゆりの死に苦しんできた、岡部の記憶
が、ある
と・・・。
 まゆりも、死んだ(殺された)記憶が、あると言ってましたし、β世界線へ戻っても、ハッキリとは
言ってませんが、オカリンの為に泣いても良いと、今までの記憶があるような雰囲気ですしね。
 となると、今度、ラジオ会館で出会うであろう、殺される前の紅莉栖には、これまで2人が世界線を
移動しながらも、互いを思い、そして確かめ合った愛を漠然とながらも、だけどハッキリと記憶が
残っているはずであり、その記憶を持った紅莉栖と出会う事は、少なからず歴史が変わる
はず

 それが、どう展開していくのか?期待ですね。 

「Steins;Gate シュタインズ・ゲート」 #21『因果律のメルト』

 #21「因果律のメルト」  

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  「β世界線に戻れば・・・牧瀬紅莉栖が死ぬ。
 ダルにクラッキングの中止を命じる倫太郎。
 そして、まゆりと一緒にコミマについていくが、17日の夜8時には、まゆりが死ぬだろう・・・と
暗い表情で悩む倫太郎を気遣う、まゆり。
 まゆりは紅莉栖のように、ダイレクトに物事を言わないけど、だからこそ、必死に気遣おうとする
気持ち
が、痛いぐらいに伝わってきます。
 倫太郎も、まゆりに必死に明るく振舞おうとして、突っ込まれてましたが、無理ありすぎですね。
 しかし、コミマの中じゃ、倫太郎の白衣姿も、ある意味、自然すぎますw
 
 「まゆりが、今日死ぬ。
 「そうしなければならない、事情が生まれた。
 改めて今日、まゆりが死ぬと、紅莉栖に電話する倫太郎。
 それを、阻止する為にもクラッキングを・・・と紅莉栖は言うが、それをしないで助かる方法を
探すと、そして、その理由は言えない
と倫太郎。
 説明してくれないと協力出来ないと紅莉栖は言ってますが、シリアスな部分で重いですが、あれ
だけ聡明な紅莉栖が、勘付かない事なんてあるのだろうか?
 ましてや、自分で、自分が死んでたとか言った直後から態度が急変してるんですから。
 研究者みながライバルでラボのような暖かさは無いと以前言っていた事がありましたし、自分の
事を心配してくれ、悩んでくれてるなんて想像もつかない
のかもしれませんね。

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 「もうすぐ・・・もうすぐ、まゆりはまた・・・逃げるか?
 「オカリン・・・今日はね、ありがとう。
 まゆりの死が近づき、暗い顔の倫太郎を見て、必死に話しかける、まゆり。
 そんな、まゆりに必死に強がる、倫太郎。
 2人の絆が十分すぎるほど伝わってきて、またピアノのBGMもこのシーンにすごくマッチしていて
切な過ぎますがステキです。

 変えてやる!運命を!因果を自分の手で!!
 まゆりの懐中時計が止まり、倫太郎たちを追いかけてくる?車。
 そして、運命を変えると、自分が死ねば何かが変わると、飛び込むが、倫太郎をかばい、車に
ひかれる、まゆり。
 「まゆしぃは、オカリンの役にたてたよ・・・
 やっと役にたてたと、息絶える、まゆり・・・。
 そして、再び、8月13日にタイムリープする、倫太郎。
 車種は三菱のパ○ェロのようですね。
 それはともかく、この暴走四駆は、明らかに倫太郎たちを狙っており、やはりラウンダーたちの
仕業
だろうか?
 となると、結果的にはIBN5100は失わなかったけど、それを奪う為に、萌郁はこの世界線でも
ラウンダーであり、萌郁が狙ったのだろうか?
 特に触れられてませんが、ちょっと気になる、まゆりの死です。

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 「今までも、2人で考えてここまで来たんじゃない?
 「岡部の力になりたいの。
 Dメールを元に戻し、みんなの思いを犠牲にてここまで来たけど、こんな結末なんて・・・
携帯を叩きつけようとする、倫太郎を止める紅莉栖。
 そして、みんな心配してる、力になりたい教えて欲しいと・・・。
 β世界線へ戻れば、あのDメールを消せば、お前が死ぬ・・・
 7月28日中鉢博士の会見に行き、死んでる紅莉栖を発見し、偶然のDメールにより世界線
が、α世界線から、β世界線へと変わった
と、倫太郎。
 倫太郎へ、まゆりからかかって来た、電話の会話の内容を理解し、まゆりの元へ行ってと強がる
紅莉栖、オカリンを心配する、まゆり、そして2人の死を思い浮かべ悩む、倫太郎。
 三者三様・・・相手を思いやる、心配する心が、このシーンに凝縮されていると思う。

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 おばあちゃんの墓参りをする、まゆり。
 「最近ね、オカリンとお話しする時間、ちょっと減っちゃった・・・
 「オカリンの重荷にはなりたくないのにな・・・
 普段、自分の想いを語ったりしないだけに、そして、死んだおばあちゃんに対してだからこそ、
思いっきり語れる本心。
 けして好きだとは言わないけど、まゆりの気持ちが、十分すぎるほど伝わってきて、そして、
オカリンがやって来て、驚きの前に一瞬見せた笑顔がステキですね。
 倫太郎も、人質だから何処へ行っても分かるし逃れられないって、カッコいいセリフです。
 話せる時が来たら話すと、凛々しい表情で、なにか吹っ切れたようですね。
 一方で、紅莉栖は自分が殺されたラジオ会館での現場を見つめているのか?
 まゆりも、語ってましたが、夢と思っているようですが、殺された記憶が残っているという事は、
紅莉栖も何か思い出したのでしょうか?
 セピア調の、ちょっぴり切ない、まゆりとオカリンの絆の後、一転して真っ暗な中に、たたずむ
紅莉栖が対照的な終わり方でした。



 悩むオカリン。
 ショックを受ける紅莉栖。
 そして、自分が原因か?と落ち込むオカリンを心配する、まゆり。
 ダルは・・・まあ、いっかw
 α世界線よりβ世界線へ移るには、タイムマシンの母である紅莉栖が死にタイムマシン
の、開発を阻止するしかないのか!?
 
 次回の22話を見る前に改めて、1話を視聴しなおしてみました。
 約半年前、覚えているつもりでも意外と忘れているものですね。
 倫太郎と紅莉栖の初めての出会いは中鉢博士のタイムマシンの公演中に倫太郎は紅莉栖に
捕まえられ、15分ぐらい前に思いつめてる顔で何か言いかけたと。
 それは、やはりタイムリープして来た、倫太郎なのでしょう。
 メタルうーぱを無くしてしまった、まゆり。
 倫太郎が語ってましたが、紅莉栖が死んだとダルにメールを送った事により、その事実が無く
なり、タイムマシンが不時着し、α世界線へ移ってしまった・・・などなど。
 そして、なにより、公式HPで主要キャラとして記載されているにも関わらず、未だ活躍をして
ないのが、中鉢博士

 となると、カギを握るのは、中鉢博士ではないか?
 紅莉栖はタイムトラベルを、否定していたのにも関わらず、何故かラジ館でのタイムトラベル
理論の発表の場に居ました。
 無論、自分が否定する理論を興味本位で聞きに来た可能性もあるが、以前、紅莉栖は父親も
学者であり、学説で論議して叩き潰した
と言ってました。
 苗字は違うが、紅莉栖の父親であり、ジョン・タイターをパクって、理論を発表し、紅莉栖を
見返してやりたい
と思ったが、口論をしてしまい、紅莉栖を殺してしまった・・・なんて、 飛躍
しすぎか?
 でも、もしそうなら、タイムトラベルは実在する・・・なんてDメールを過去の紅莉栖に送れば、
口論は無くなり、和解し殺されないのでは?と。
 もっとも、まゆりじゃないが、αからβへ移らない限り、どんな状況になっても、死の運命から
逃れられないのなら、β世界線に居る限り、やはり紅莉栖は死に続けてしまう事になるん
ですけどね・・・。
 それと、紅莉栖が出会ったという、思いつめていた倫太郎
 だけど、紅莉栖と始めて出合った、倫太郎にとって、身に覚えの無い事でした。
 本人には自覚が無いという事は、Dメールやタイムリープではなく、鈴羽のタイムマシンが不時着
せず、壊れないとしたら・・・一緒にやって来た未来の倫太郎の可能性はないだろうか? 
 となると、紅莉栖に声をかける事こそが、運命を変えるカギなのか?
 ちなみに、メタルうーぱを拾ったのは未来人の倫太郎なのかもしれませんねw

 考えれば、考えるほど分からない・・・。
 まさか、α、βがあるのだから、γ(ガンマ)世界線もあり、γ世界線へ移り、みんな平和に
なりました・・・なんて、オチじゃないよね?w  

「Steins;Gate シュタインズ・ゲート」 #20『怨嗟断絶のアポトーシス』

  #20「怨嗟断絶のアポトーシス」

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 コインロッカーにIBN5100があると知って、ロッカーを壊そうとする倫太郎に、元の世界線へ
戻らないと、まゆりを救うのは無理
だと思うと制する、紅莉栖。
 そして、IBN5100を見張れば、FBと接触できるとアドバイスされ、見張っていると、そこへ
萌郁が現れ、FBに会いたいと言う。
 IBN5100の、場所どころかFBに会いたいなんて・・・。
 やはり19話のラストで倫太郎に腕をつかまれ出来た跡を見て、人というものを実感し、実態の
無いメールより、幻滅されてでも、実体のある生身の人間を見てみたい・・・そう思ったのだろう。

 「なんだか、最近・・・全然、オカリンとお話して無いような気がするなぁって・・・
 一方、萌郁と行動を共にする連絡を受ける紅莉栖に、倫太郎からの電話か?とたずね、寂し
そうにする、まゆり。
 倫太郎としては、まゆりを助ける為に必死だったと言うのもあるのだろうが、やはり、まゆりと
普通の会話が出来る自信が無かった
のでしょうね。
 一方で、紅莉栖とは頻繁に(まゆりを助ける)会話しているのでしょうから、余計に疎外感
ようなものを感じてるのかもしれません。

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 「FBは女の人・・・
 IBN5100を取り出す人物が現れ、FBなのか?と倫太郎は聞くと違うと萌郁。
 そして、尾行を続けていると、刺青を入れている白い服の男が現れ、ラボを襲撃した男だと
確信
する倫太郎。
 まゆりが殺された時、この刺青がアップが物凄く意味深で、重要なカギになるのかと思って
いたのですが、もし、これだけだったら、ちょっと肩透かしな刺青ですねw
 そして新宿駅で男が降り、後をつけるが、電車の中にIBN5100は置いてあり、尾行は失敗に
終わり再び、時間を巻き戻す倫太郎。
 失敗するたびに、タイムリープか・・・。
 今までは、死に直結してたりしてただけに、タイムリープにも緊迫感がありましたが、尾行を
失敗したからタイムリープじゃ、なんかゲームのリセットボタンを押している感覚で、何となく
緊迫感に欠けるな・・・なんて感じる。
 もう少し、尾行をしていたのをラウンダーたちが知っていて、萌郁が殺される・・・なんていう
場面があっても良いかな?なんて思います。

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 「ミスターブラウン・・・!?
 尾行を続け、再び電気街へ戻ってくる2人。
 そして、ミスターブラウンが現れIBN5100を運び出す
 ここに来て、ミスターブラウン!?
 何となく、開始当初から、何かを知っている重要な人物のような気がしてましたが、鈴羽編?
で、鈴羽の過去と未来の橋渡し役をして、主要な出番は終了かと思いきや、やはり、とんでも
ない重要人物だったようです。 

 「俺たちが良く知っている人間にだ。
 ミスターブラウンの元から、IBN5100を持ち出す車を尾行する2人だったが、SERNのある国で
あるフランス行きの飛行機で持ち出され、紅莉栖と合流し、直接当たると決心する倫太郎。

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 「FBという人物についてご存知ですね?
 「裏切ったようだな?M4。
 IBN5100が運び出されるのを見ていたと、倫太郎が言うと、ブラウン管を発明した、フェル
ディナント・ ブラウンの頭文字でFB
だと自分の正体を明かす、ミスターブラウン。
 そして、求めている人物像を演じてメールを送り、IBN5100を手に入れた時点で、萌郁は
用無し
だとメールを断った理由を話す。
 求めていた人物像って、初めから萌郁の事を知って、コイツなら騙せると思っていたという事な
のか?
 それとも、メールのやり取りをしているうちに、性格などを把握したという事なのか?
 それはともかく、小さい頃の貧乏話をして、救いを求めて、操り人形になってしまったと言って
ますが、助けたのはSERN(ラウンダーのボスはFBだしね)でしょうし、ミスターブラウンが小さい
頃だということは、80年代とかパソコンが登場した頃なのでしょう。
 となると、その頃からSERNは裏では、あくどい事をやってたという事なのでしょう。
 それとも、ラウンダーは元々、SERNとは別の裏組織であって、何かをきっかけに、SERNと通じる
ようになったのかな?
 ともかく、タイムマシンの人体実験として使われた人間も、ラウンダーが集めたりしてたのかも
しれませんね。

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 「逃れる事なんか出来ねぇ・・・糸から逃れた人形は。
 そう言い萌郁を撃ち殺し、任務は、失敗し、し自分が死ねばと、何も知らない綯を残して自殺
するミスターブラウン。  
  銃弾とともに鳴り響く目覚まし時計、そしてミスターブラウンが自殺した事も知らずに朝食を
待つ綯が、涙を誘います。
 そして、撃たれる直前、他の世界線で、まゆりを殺した事を思い出し、ゴメンね・・・と言い
残し死んでいく・・・誰も幸せになった者がおらず、(この世界線において)結末が、悲しすぎる。
 ある意味、最悪な世界線だとも言えますね。 
 そして、紅莉栖の声に我を取り戻した倫太郎は萌郁へDメールを送るわけですが、ラボで
電話レンジ(仮)を起動しなくても、いつから送れる様になったのでしょう??
 紅莉栖も携帯を持っていたし、電話レンジ(仮)を起動したまま出かけ、遠隔操作で動かしたと
いう事なのかな?  

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 萌郁の部屋の前までさかのぼり、IBN5100は必要なくなったと萌郁からメールを受け取る
倫太郎。
 そして、ついにIBN5100を手に入れ、ダルにハッキングをお願いする。
 「それってあれでしょ?わたしが刺されてたとか、何とかって言う・・・?
 「牧瀬紅莉栖が・・・死ぬ!?
 これまでの事情を聞いた紅莉栖が、そういうと、まゆりの死なない世界線は、紅莉栖が
死ぬ世界線
である事を思い出す倫太郎。 



 Dメールを戻せば、紅莉栖が死ぬ・・・しなければ、まゆりが死ぬ・・・。
 ついに、牧瀬紅莉栖の死の理由が明らかになるのか?
 でも、死んで欲しくないし・・・。
 う~ん・・・この究極の選択を、どう選ぶんだ?オカリン。
 予告で屋上で、2人、背中合わせにしての紅莉栖の神妙な表情は、死を悟っての表情だろう。
 季節が冬なのか?雪が降ってるし、窓ガラスに落書きされた、イラストはきっと、紅莉栖が
書いたものだと思いますが、なんか切なさが込み上げてきます。
 タイトルも因果律のメルトと、かなり重そうなタイトルですしね。

 世界線が変わり、萌郁は殺されずに、そしてミスターブラウンも殺さずに、そして自殺を
せずに、綯と何事も無かったように、2人楽しそうに食事をする・・・。
 2人にとっての最悪な世界線は避けられ、良かったと思えますが、今後もラウンダーという
裏の組織に2人は居続ける訳ですから、この先も萌郁はFBの為なら何でも・・・と言わば騙され
続け、ミスターブラウンも本人が言っていたように、SERN?の操り人形で居続ける訳ですから
どちらが幸せなのか?なんても考えてしまいます。
 萌郁は、ラウンダーへの所属は最近でしょうから分かりませんが、ミスターブラウンは仮に
世界線がαからβへ変わるにしても、それ以前から、ラウンダーに所属して、もう何年も経って
いるのは間違いないわけですから、これから逃れる事はありえない訳ですからね。


 余談ですが、紅莉栖の死亡現場、タイムマシンの不時着の場所などなど、作品の中では重要な
場所である、ラジオ会館。
 そんなラジオ会館が8月15日から解体が始まりました。
 激変していくアキバですが、駅前にある象徴が無くなり、一つの歴史が終わった感がありますね。

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