第8話「台風一過・虚像ト実像」
クレハの憧れの人・クラウス。
彼はかつて「砂漠の狼」と呼ばれた伝説的な戦車乗りだったそうです。
台風で立ち往生し、砦に留まることになったクラウスとの会話に胸を弾ませるクレハでしたが、
そこに飛び込んできたのは、教会の孤児・セイヤが行方不明になったという知らせでした。
大荒れの天気のなかセイヤを捜すために立ち上がった小隊メンバーたち。
はたして、無事セイヤを見つけ出すことができるのでしょうか……。
~公式HPより~
父は戦車乗りで、完全包囲されたワーデンブルグから、たった6両で、1000人以上もの
市民と兵士を脱出させた、伝説的撤退戦の英雄だったと自慢げに語る、クレハ。
そして、負傷した父は入院先で衛生兵だった、母とであったという。
「あ~、つん♪」
カナタたちが、話しで盛り上がってるのに1人でダンゴムシが丸まった姿に感動している
ノエルの姿に萌えますw
「リオ先輩・・・」
「こういうのも、出来るんだ。 さすがリオ先輩ね。」
ジャズを一心不乱で吹くリオのトランペットの音を聞いて、心配そうにする、カナタに感動する
クレハ。
このジャズもイリア皇女殿下から習ったのでしょうか?
同じ音を聞いても、カナタとクレハの感覚の違いが面白いですね。
クレハとノエルにリオ先輩が、おかしいと相談するカナタだけど、いつも通りだと、クレハ。
「ピーマン、むしゃむしゃ食べてたんだよ!」
「それは、一大事かも・・・」
どんなに、小さく刻んだピーマンも、食べないリオが、食べていた事をしって、事態の
深刻さに気がつくクレハ。
どの世界でも、ピーマンは嫌いな人が多いのねw
ていうか、判断基準はそこですか?!
「これ、クラウスさん?!」
「かっこいいでしょ? あげないかんねぇ。」
飾ってあった写真盾を手に取るカナタ。
砂漠の狼、ミラクルクラウス・・・左胸にある第481小隊の結束と栄光を示すウルフヘッドの
タトゥー、カッコいいと嬉しそうに語るクレハ。
そして、リオ先輩は、気にしなくても大丈夫、ピーマンも克服したと前向きに思う。
「ノエルちゃん、もう、おねむだ。」
ノエルはどう思う?とカナタは聞くけど、椅子から倒れこむように寝てしまう。
寝ぼけて、カナタの指をしゃぶる姿が、みょ~にかわいいw
「後悔してるの? お父様からの電話を切った事。」
決めているようで、どこか抜けてるのがリオのチャームポイントだけど、最近、多すぎと、
鈴を手に取り、ぼ~っとする、リオを心配するフィリシア。
「せめて、あの子たちの前では、カッコいい先輩でいてあげて。」
フィリシアはやっぱり、いいお母さんですねw
雨が降る中、一号特別とリオに届け物を持ってきたクラウス。
そして、その筒を見て、驚きの表情を見せるリオ。
リオには、その中身が何か分かっているみたいですね?
たぶん、父親からの新書なのでしょう。
クラウスが持ってきた新聞を見て休戦協定が難航していることを知るフィリシアたち。
「イリア皇女が、ご存命だったら、また話しが違ったんだろうがなぁ。」
「イリア・・・皇女・・・?」
「あんた、知らないの? あのビネンラントの英雄、アルカディア太閤殿下の第一皇女
だった方よ。」
イリア皇女を知らないカナタに呆れるクレハは勝利の女神であり、クラウスと並ぶ戦車乗りの
神様だと、力説しクラウスを見つめるが、とまどうクラウス。
なるほど、イリア皇女は戦車乗りだったから、前線まで出てきていたのですね?
そして、にぶいカナタも、何となくイリア皇女の名前に聞き覚えがある感じで疑問に思ってきま
したねw
部屋にこもり、筒を見つめ、決心したかのように開けようとしたリオ。
丁度その瞬間、ユミナの所のセイヤが居なくなり探して欲しいとやってきたナオミ。
セイヤを探す、カナタたち。
「万一、落ちたら・・・」
水かさが増え、勢いを増す川を見て、イリア皇女を思い浮かべるリオ。
ユミナの好きな、ナス畑を守ろうとするセイヤ。
そして、ここに居るだろうというミシオの言葉を聞いて、助けに来たクレハとクラウス。
「親が居ない子供は普通の子より、しっかしてないといけないの・・・みんなに迷惑掛けたら
やっぱりって言われるの。」
自分も孤児だから、分かるとセイヤを諭すように語る、クレハ。
そして、小さいながらも食べられると育ったナスを収穫し、セイヤに手渡す、クラウス。
セイヤの思いや、クラウスのさり気ない大人の対応が渋いですね。
川沿いから、セイヤは助かったが、崖崩れが起き、孤立するクレハとクラウス。
「状況は、悪くなりましたけど、でも、少佐が一緒ですもんね。」
「違うんだ・・・」
そんな、クレハの言葉を聞きつつ、手が震え、困った表情をするクラウス。
「いいか、怯えるな! お前は今、ミラクルクラウスと一緒にいるんだ。」
何を言いかけるが、クレハの笑顔を見て、元気付ける、クラウス。
あ~あ・・・クラウス言っちゃったよw
「クソ、これだから子供は嫌いなんだ! 言う事を聞かない、ガキ
なんか縛り付けて 閉じ込めておけばいいものを!!」
「リオ! 動揺させてどうするの? あの子達はいつでも、あなたを見てるのよ。」
地盤が崩れ始め、危険になる2人を見て、そう言い放つリオに驚くカナタたち。
そして、フィリシアの言葉を聞いて、我に返る。
増える水かさを見てイリア皇女を思い出したり、こんな動揺するリオを見ると、過去に水害で何か
あったようですね。
「でも、きっと何とかなりますよね? クラウスさん奇跡の人って言うし。」
そう言うカナタに、名前が同じで背格好も似ていただけの別人で、クレハが勝手に思い
込んでいるだけだとフィリシアとリオ。
そして、口下手なクラウスも否定する事も出来ずに、来てしまったと言う。
「ロープをあそこまで渡す方法なら・・・ある。」
2人を助ける方法を考えようと言う、リオにロープを渡そうと提案するノエル。
「クラウスさんに初めて会ったとき、父さんが生きてたら、きっと、こんな風だったろう
なぁって。」
みんなには、父の事を良く知っていると言ってるけど、本当は良く知らないと言うクレハ。
その時、家が崩れ、クラウスにしがみつき、胸にタトゥーが無いのに、驚く。
いつもは、強がりなクレハが、こんなに弱気というか素直な気持ちを打ち明けるなんて、
本当にクラウスの事を信頼、そして憧れであり父親の影をみているみたいですね。
街人たちも協力し、移動してきたタケミカヅチのコクピットで照準を定める、ノエル。
「死んだ親父さんの代わりに、俺がしっかり守ってやる!!」
カナタのラッパが鳴り響き、対岸に向かってアンカーを打ち出すノエル。
そして、それに捕まる、クラウス。
「やっぱり、あなたは、わたしの憧れの人です。」
アンカーを巻き上げ、無事だった2人。
そして、自分の正体を言いかけたクラウスを遮り、そう涙を浮かべ顔を赤くするクレハ。
「こいつは、俺の人生の中で、最高の名誉の負傷になった
ってなぁ。」
頬の怪我を指差し、寝ているクレハに伝えてくれとクラウス。
演じきったのは、死ぬよりも、クレハの夢を壊すのが怖かったから出来ただけで、結局は
臆病だというクラウスだった。
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渋い・・・渋いぞ! クラウス!! 最後の言葉に惚れたw
クラウスが偽者だと、知った、クレハはどうなるかと思いましたが、爽やかな上手いまとめ方で
ホッとしました。
クレハにとって、大切なのは本物の砂漠の英雄では無く、父であり、いざという時に頼りになる
身近な存在のクラウス。
タトゥーが無く、偽者だと知っても「わたしの憧れの人です。」と言い、写真を抱きかかえて
眠る姿が、幸せそうで心和みますね。
そういう、感動を味わいつつも、あいかわらず、のんびりした進み方です。
それでも、電話の相手がやっぱり、リオの父親だと分かったりと、カナタがとりあえずの
主役ではありますが、物語の主軸はリオにシフトしていて、本当の主役はリオで、リオが
国の為に皇女として立ち上がる?までの苦悩や、それを後押しする仲間たちの成長物語で
終了するような気がしてきました。
イリア皇女が死んだ原因はリオなのでしょうか?!
リオが子供の頃、イリア皇女の言う事を聞かずに、水の流れが速い川とかで、遊んで溺れて
しまい、それを助けたイリア皇女が身代わりとなって死んでしまい、その事と今回のセイヤを
ダブらせている・・・そんな感じでしょうか?
その、イリア皇女は、勝利の女神と呼ばれるほどの軍神で、その圧倒的なカリスマ性がある
ゆえに、リオはイリア皇女に対し、好きで憧れがありつつも、劣等感や嫉妬心が心のどこかで
芽生え、離れて(逃げて)いったのかな?なんて思えてきます。
だからこそ、父親からの電話を切った事を、このままじゃ、また昔の自分のままだという
思いや、後悔・・・・そして、自分が皇女として立ち上がっても、イリア皇女のようなカリスマ性が
あるのか?と思い悩んでいるのでは?・・・と。
でも、そうなるとリオに父が言っていた「許していないのだな?わしを。」という言葉の意味が
分からないし・・・。
う~ん・・・謎ですね。
とにかく、 次回9話の予告を見る限り、リオに何かしらの決断のようなものがありそうで、物語も
終わりに向け、一気に進んで行きそうな感じがします。
というか、本当にそろそろ、進展させていかないと、収拾つかないしね^^;
収拾と言えば、休戦協定が難航しているみたいですが、未だにその敵の姿が見えてこないの
ですよね・・・。
7話でのフィリシアの回想で「世界は終わってしまった。」とか「あいつらに」とか、人類では
無い敵と戦っているニュアンスにもとれるのですが、休戦協定と言っている以上、言葉が通じる訳で
やっぱり、異国と戦っているのでしょうか?
その他にも、境界線にある監視装置、そしてそれをカナタが触ったときに見た漢字の謎や、
炎の乙女に、カナタが見た悪魔の化石?などなど、もうそろそろ、いい加減にまきちらした
布石を回収して欲しいものですw
第8話「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」
その時、カナタは椅子に座り、じっと堪えつづけていました。
割れたビン、濡れた洗濯物。
荒れた食堂の様子は、カナタに反省と後悔の気持ちだけを植えつけます。
あの時ああしていれば、この時我慢していたら――。
涙目のカナタの前には、未だ鳴らない一台の黒電話。
空深カナタ二等兵。彼女は今、本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務中
だったのです。
~公式HPより~
「もれちゃう・・・」
椅子に座り、目の前に電話を見つめるカナタは、ソワソワ、そして冷や汗が・・・。
もれちゃう・・・って、いきなりなんていうセリフw
本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務
重要な任務で、失敗すると小隊全員が懲罰を受けると、脅かすフィリシアたち。
「それはね・・・」
「電話番。」
首都の本営と繋がっている、この電話。
鳴ったら困るけど、いざという時、鳴らないのはもっと困ると半年に1度ある確認作業だという。
「わたしにやらせてください! その任務!!」
遠くの人と話せるなんて素適と、張り切る、カナタ。
「ジリリリリン♪ こちらヘルベチア陸軍第1121号要塞、空深カナタ二等兵であります!」
電話の練習をするカナタ。
電話を睨み続けるカナタ。
司令部に急いで送る書類があると、駅に向かうフィリシアとクレハ。
「おい!」
「寝てません! ぜんぜっん、寝てませんから!!」
電話が鳴らず、うとうとと眠り始めるカナタを起こすリオに慌てるカナタ。
そんなカナタを笑うリオは昼食を作ろうと言うと、慌てるカナタ。
「クレハもお前も、ど~して、わたしが食事当番になると何もさせようとしないんだ?」
「まあ、たしかに味は、見てくれほどには・・・」
「味がハッキリして素適です!」
それを聞いて、張り切るリオ。
「まな板入りのサンドウィッチは、もう食べたくないもんね・・・」
ちょうど、そこへ、ウィンミドルのナオミがやって来て、電話番で席を外せないというカナタに代わって
リオが迎えに行きホッとする。
まな板入りって・・・^^;
見てくれなんて、いうレベルじゃないと思うのですがw
「じゃあ、これうちのカルバロスさんの親戚さんなんですね?」
アップルサイダーを持ってきてくれた、ウィンミドルの店主ナオミにそう言う、カナタ。
その言葉に驚くナオミに驚く、ナオミにバレたというリオ。
どうしてバレたか気になるナオミに機会があれば・・・と、顔を赤くするカナタ。
ここで、運命の差し入れアップルサイダー登場w
なんか、知らない間に、6話の密造?があっさりバレてしまったみたいで、顔を赤くしている所を
みると、カナタの事ですし、何かドジな事をやって偶然見たとかでしょうね。
さてさて、このエピソードが描かれるのか気になります。
休戦協定の会議が長引いていると言う軍の正式の話しを聞きたいと、リオにギルドに出て欲しいと
ナオミは言うが、親父たちの本音は水かけ祭りの炎の乙女をやったリオに会いたいだけだろう
と言うが、観念したように、出席するという。
ここで、再び水かけ祭りの話題が出てきたという事は、ラストに向けての布石になるのでしょうか?
出かけに随分ラッパが上手くなったからと楽譜をプレゼントするリオ。
そして喜ぶカナタを見て、それがあれば居眠りしないだろうと言う。
「イリア?」
楽譜にそう、書かれていた名前を読むカナタ。
「飲みすぎちゃったかな??」
そして、突然、にわか雨が降り出し、中庭は作戦行動範囲と洗濯物を取り込もうと慌てていると、
ミシオたちが、遊びに来て助けを求めるカナタ。
お礼を言うカナタに、トレーズに戻るので挨拶に来たと司祭。
「出来れば一目・・・あ、この本は?」
「なるほど、やはり・・・」
みんなは留守だと聞かされガッカリするが、楽譜に書かれている名前を見て納得する司祭。
任務の話を聞いて、緊張するカナタに練習をしましょうと司祭は、糸電話を作り出す。
「も、もしもし」
セイヤの声が聞こえ、驚くカナタは、練習を始める。
糸電話なんて、懐かしいですね。
今でも、作ったりするのかな?
「待って! 鳥さん!!」
フクロウのシュコに興味津々のミシオは、捕まえようと近づくと逃げ出す、シュコ。
「ああ・・・八百万の神々よ。」
ギルドが終わり、ユミナがやって来ると、皿が割れたり散らかった惨劇を目の前にし、天を
見上げる。
「今までの御礼とお詫びに来たはずなのに、遊んでご迷惑をおかけするなんて。」
掃除をしながら、説教をするユミナ。
往年のドリフのコントですねw
しかし、司祭、偶然とは言え、うらやましすぎw
服が濡れ、着替えようとするカナタだったが、洗濯物も濡れてしまい名案があるとユミナ。
「これ・・・恥かしいよ・・・」
カナタのかわいさにきらびやかと感動し、プレゼントするとユミナ。
なるほど!
ここで、冒頭で、この服を着ている謎が解けました。
カナタかわいい・・・(´∀`*)
でも、こんな時代にも、こういう服はあるのね^^;
「うう・・・忘れてた・・・おトイレ。」
ユミナたちが帰り、トイレに行こうとするが、任務が気になり引き返す。
「うう・・・もれちゃう・・・」
電話を持っていこうとするが、電話線はトイレまで程遠く、あきらめ、部屋に置いてあるバケツを
見つめるが・・・
「誰か・・・早く・・・早くぅ・・・」
我慢するカナタ。
すると、足音が聞こえ、リオがやってくる。
「先輩・・・お願いです・・・わたしを助けてください・・・」
カナタの姿を見て、顔を赤くするリオ。
「もれちゃいそうなんですぅ!!」
カナタの、言っちゃってる顔がエロすぎです。(´∀`*)
それに、真剣にバケツを見つめ理性と葛藤する?カナタがいいですねw
慌てて、トイレに向かうと、出てきたノエルに驚き倒れるカナタ。
そして電話が鳴り出しカナタを呼ぶリオに、もう1歩も動けないと返事する。
「久しいな。」
タイミングの悪い奴と思いつつ、電話に出るリオは、聞こえてきた男の声に表情が変わる。
「逃げるのか?」
「分かっている・・・許していないだけだな? わしを。」
電話を置こうとするリオは逃げてはいないと話を聞く。
「頼む、国を、ヘルベチアを救って欲しい。」
「ノエルちゃん・・・まさか、ずっと、朝から?」
「うん、トイレは良く眠れる。」
おはようというノエル、そしてフィリシアたちも帰り、しゃがんでいるカナタを心配し起こそうとする。
「だめ~!!」
必死に抵抗するカナタ。
あ~あ・・・カナタやっちゃいましたね・・・(-∧-;)
苦悩するカナタにトイレで寝ていたノエル、この2人の対比が、面白いですね。
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カナタの、「誰か・・・早くぅ・・・」の顔がエロ過ぎますw
おしっこ・・・なんて、おバカな展開なんでしょう・・・。
前回のシリアス展開は何処にやら?
残りも、もう4話ぐらいしかないのに、こんなバカな話しに1話を費やして良いのでしょうか?
なんか、収拾がつかなくなってくるような気がします。
とは言え、鬱な展開で、暗くなるより、電話番だけで、これだけ楽しめる事が出来て、好きな話
ではありますけどねw
でも、こんな展開の中でも、しっかりと気になる展開があるわけで、この絶妙なバランスが
この作品の持ち味です。
今までは、形見らしい鈴やトランペット、そして思い出の中で登場していたイリア皇女殿下
ですが、リオが持っていた楽譜に Iliya Arkadia(イリア アルカディア?)と書かれてあり、明確に
イリアの持っていた物だと分かり、それがリオからカナタの手に渡り、カナタも漠然とながら、その
名前が気になったみたいで、線と線が平行線だった2人の思い出が初めてクロスして、点で繋
がったように思います。
そして、その楽譜を見て、司祭が確信を持ち、リオも皇族の一族なのは間違いなさそうです。
最後でリオの電話の相手・・・いったい誰なのでしょう?
許していないとかいうセリフを考えると、イリア皇女殿下に関わる事が想像出来ます。
考えられるのは父親ですが、そうなると皇帝(日本的な文化から考えると天皇かな?)になる
可能性が有る訳ですが、その皇帝自らが、普通なら電話をするとも思えないのですが、皇女自ら
前線に出てくる、この国の体制を考えれば、皇帝が電話をしてもおかしくないのかな?w
とにかく、この電話の相手が誰だったとしても、国を救って欲しいと言う言葉から、イリア皇女が
いなくなり(もしかしたら皇帝も?)、ヘルベチアの象徴が不在であり、第2皇女?である、リオに
自分の生まれた、運命から逃げずに国の象徴になって、国をまとめて救って欲しいという事なの
でしょうか?
それとも、水かけ祭りの話題が、ここになって出てきたという事は、炎の乙女たちという事なの
でしょうか?
ともあれ、7話での「国を守りたい・・・」「それに、どんな意味が・・・」と言うリオの言葉に対する
アンチテーゼ的な意味合いの、問いかけなのかな?と感じました。
そう言えば、イリヤの姓であるアルカディアには、理想郷という意味もあり、国を理想郷にしたいと
いう思いが込められている名前も、意味深ですね。