プロとアマの差
「プロとアマチュアの差って何ですか?」って、よく質問されます。
僕がプロカメラマンを目指していた頃は、プロとして写真を撮る為に学ぶことがメチャメチャ多かったのです。
例えば
1−数十種類のフイルムの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
フイルムメーカーだけでも、コダック、フジ、サクラ、イルフォード、アグファ、などがあり、
その中でポジフイルム、ネガフイルム、モノクロフイルムがあり、
各フイルムでISO感度が25、64,100,200,400,1600などなどがあります。
フイルムメーカーよって色が違い、同じメーカーでも感度の差で粒子やコントラストや彩度が違うので、
それを覚えて撮影によって使いこなしていました。
2−フイルムの現像方法を学び、表現したい用途で現像方法を変える
ノーマルに現像するのではなく、増感、減感、クロス現像という現像方法があり、
どういった写真にしたいのか?で現像方法を使い分けていました。
増感とっても、+1/3 、+1/2 +1と、数々のパターンがあります。
これで、白の抜け具合とコントラストを調整していました。
3−レンズの前に付ける数十種類のカラーフイルターの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
肌色、空の色、海の色、木々の色などをよく見せる為にカラーフイルター(ゼラチンフイルター)を使い分けます。
明るさと色が微妙に違ったものが100種類以上あり、それを覚えて頭の中で組み合わせて撮影していたのです。
4−ストロボの色温度を適正にする為のカラーフイルターの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
ストロボによって、また撮影場所によって色温度が違うので、撮影する時にストロボの前に色温度調整フイルターを付けて、普通の色がでるように調整していました。
このフイルターも数十種類あり、それを使い分けていました。
5−各種カメラの使い方をマスターする。
35ミリ、6×6、6×7、4×5、8×10サイズのカメラの使い方をマスターし、撮影に応じて使い分ける
6−露出計、各種大型ストロボ、色温度メーターなどを使えるようになる
7−モノクロ・カラーのネガフイルムの自家現像&プリント方法を学ぶ
あだまだありますけど、ざっと書いただけでも、これだけのことを学ばなくては、プロカメラマンにはなれなかったのです。
これらが一種の職人技になり、アマチュアとプロの差が生まれていたのです。
でも今は、僕が必死になって学んだ職人技の殆どを「カメラさん」がやってくれます(笑)
つまり、カメラを購入して、カメラ任せのオートに設定してシャッターさえ押せば、
ピントも露出もカラーバランスも適正な写真が撮れます。
プロがアマチュアの人に絶対に教えたくなかった色んな表現方法も、カメラを設定さえすれば誰でもその表現方法で撮れるようになりました。
あとは、何をどう撮るか?の差だけです。
これも・・・・
個展など開催しているレベルのアマチュアの方の写真を見ただけでは、
「さすがプロ」とか「これはアマチュアでしょ!」という差を見極めることは、僕自身はできないですね。
それくらい、みなさん上手いです
じゃぁ、プロとアマの差って、なんなのか?
僕自身は、もう写真の上手さではないと思うので
「プロになれる人」と「なれない人」の差、ということで考えました。
それは、ですね
撮るモノにもよりますけど、3つあります。
<その1>
写真のテクニックではなくて
写真を撮ることを「仕事にしたいのか?どうか?」という、想いの差です。
この想いの差というのは、
僕の例で言うと、僕の場合、会社に勤めながら、悩んで迷って、最後に出した結論は・・・
「好きな写真を撮れたらいいな〜」という想い
→これはアマチュアでも、仕事をしながら休みの時に写真を撮ればいいのです。
この想いがですね
「どうしても、写真を撮ることを仕事にしたい!!」になったのです。
つまり、趣味ではなく「写真を撮ることを仕事にしたい」という想いの方が強かったのです。
プロになった人の方が偉いと言ってるのではありませんよ、
プロになることを選んだ人と、アマチュアを選んだ人の差ってなんだろう?と考えた時に、
もしかしたら「この差かな?」と思ったのです。
<その2>
プロは・・・・
カメラさえあれば、誰でも簡単に撮れるようになった写真を撮ることでお金を得る方法を知ってるということです。
アマチュアの人は、プロの撮った写真を見て「こんな写真だったら自分でも撮れる」 「自分の方が上手い」って思うんだけど、
自分が撮った写真で「お金を得る方法を知らない」
または・・・
撮るだけで満足しているので「お金を得ようとは思わない」
プロとアマのどちらの考え方がいいとか悪い、ということではなくて、
この想いの差のような気がします。
<その3>
アマチュアの人は、自分が撮りたい写真を撮ることは好きだけど、自分が撮りたくないものは撮りたくない。
よく「プロになったら好きな写真が撮れなくなるんですよね」って、質問されます。
その通りです(笑)
「お客さんからこんな写真撮って下さい」と依頼された写真を撮るからこそ、お金をもらえるのです。
プロも自分が撮りたい写真を撮ることが好きですよ
でも、お客さんから撮って欲しいと要望された写真を撮ることも好きで、そして、それが楽しいのです。
なぜなら、
お客さんに「いい写真撮ってくれてありがとう!!」って喜んでもらえた時は、至上の喜びを味わえるのです。
その上、お金をもらえるのです。
たま〜〜に辛いこともあります(笑)
僕の場合、商品や物の撮影は本当に苦手で、撮って辛いです。
撮りながら「いいね!!カワイイ!」って声を掛けても、無反応だからです(当たり前ですけど)
だから、今は撮りません。
まだ、色々あるかもしれませんけど、僕が思ったプロとアマの差はこの3つでした。
☆プロとかアマとか関係なく、せっかく写真を好きになったんだから、あなたの写真を楽しんで下さい。
それでは今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!

僕がプロを目指していた頃は(フェイスブック、ツイッター、ブログ、ユウチューブなどなど)SNSという便利なツールがありませんでした。
もし僕が会社員だとしたらSNSを活用して、週末に趣味の写真で収入を得るとしたら何をするだろう?って考えました。
色々考えた結果、写真を撮るということで4つ、写真関連で2つ、計6つの方法がありました。
プロは目指していないけど「写真で収入を得たい、稼ぎたい」という目的で、僕のワークショップに参加した人達の中で
「私はこの方法でやろう」と決めて、実際にやり始めた人は、まだ額は少ないですけど着実に収入を得ています。
僕が若い頃と違って今では、趣味で収入を得ることができるようになりました。
写真好きにとっては楽しい時代です。
「趣味の写真で収入を得たい、稼ぎたい」
「プロカメラマンになりたい」 「カメラマンの仕事を今より増やしたい」
という人の為にマンツーマンワークショップをやっています
↓ ↓
詳細はこちらをご覧下さい
僕がプロカメラマンを目指していた頃は、プロとして写真を撮る為に学ぶことがメチャメチャ多かったのです。
例えば
1−数十種類のフイルムの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
フイルムメーカーだけでも、コダック、フジ、サクラ、イルフォード、アグファ、などがあり、
その中でポジフイルム、ネガフイルム、モノクロフイルムがあり、
各フイルムでISO感度が25、64,100,200,400,1600などなどがあります。
フイルムメーカーよって色が違い、同じメーカーでも感度の差で粒子やコントラストや彩度が違うので、
それを覚えて撮影によって使いこなしていました。
2−フイルムの現像方法を学び、表現したい用途で現像方法を変える
ノーマルに現像するのではなく、増感、減感、クロス現像という現像方法があり、
どういった写真にしたいのか?で現像方法を使い分けていました。
増感とっても、+1/3 、+1/2 +1と、数々のパターンがあります。
これで、白の抜け具合とコントラストを調整していました。
3−レンズの前に付ける数十種類のカラーフイルターの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
肌色、空の色、海の色、木々の色などをよく見せる為にカラーフイルター(ゼラチンフイルター)を使い分けます。
明るさと色が微妙に違ったものが100種類以上あり、それを覚えて頭の中で組み合わせて撮影していたのです。
4−ストロボの色温度を適正にする為のカラーフイルターの特性を知り、撮影に応じて使い分ける
ストロボによって、また撮影場所によって色温度が違うので、撮影する時にストロボの前に色温度調整フイルターを付けて、普通の色がでるように調整していました。
このフイルターも数十種類あり、それを使い分けていました。
5−各種カメラの使い方をマスターする。
35ミリ、6×6、6×7、4×5、8×10サイズのカメラの使い方をマスターし、撮影に応じて使い分ける
6−露出計、各種大型ストロボ、色温度メーターなどを使えるようになる
7−モノクロ・カラーのネガフイルムの自家現像&プリント方法を学ぶ
あだまだありますけど、ざっと書いただけでも、これだけのことを学ばなくては、プロカメラマンにはなれなかったのです。
これらが一種の職人技になり、アマチュアとプロの差が生まれていたのです。
でも今は、僕が必死になって学んだ職人技の殆どを「カメラさん」がやってくれます(笑)
つまり、カメラを購入して、カメラ任せのオートに設定してシャッターさえ押せば、
ピントも露出もカラーバランスも適正な写真が撮れます。
プロがアマチュアの人に絶対に教えたくなかった色んな表現方法も、カメラを設定さえすれば誰でもその表現方法で撮れるようになりました。
あとは、何をどう撮るか?の差だけです。
これも・・・・
個展など開催しているレベルのアマチュアの方の写真を見ただけでは、
「さすがプロ」とか「これはアマチュアでしょ!」という差を見極めることは、僕自身はできないですね。
それくらい、みなさん上手いです
じゃぁ、プロとアマの差って、なんなのか?
僕自身は、もう写真の上手さではないと思うので
「プロになれる人」と「なれない人」の差、ということで考えました。
それは、ですね
撮るモノにもよりますけど、3つあります。
<その1>
写真のテクニックではなくて
写真を撮ることを「仕事にしたいのか?どうか?」という、想いの差です。
この想いの差というのは、
僕の例で言うと、僕の場合、会社に勤めながら、悩んで迷って、最後に出した結論は・・・
「好きな写真を撮れたらいいな〜」という想い
→これはアマチュアでも、仕事をしながら休みの時に写真を撮ればいいのです。
この想いがですね
「どうしても、写真を撮ることを仕事にしたい!!」になったのです。
つまり、趣味ではなく「写真を撮ることを仕事にしたい」という想いの方が強かったのです。
プロになった人の方が偉いと言ってるのではありませんよ、
プロになることを選んだ人と、アマチュアを選んだ人の差ってなんだろう?と考えた時に、
もしかしたら「この差かな?」と思ったのです。
<その2>
プロは・・・・
カメラさえあれば、誰でも簡単に撮れるようになった写真を撮ることでお金を得る方法を知ってるということです。
アマチュアの人は、プロの撮った写真を見て「こんな写真だったら自分でも撮れる」 「自分の方が上手い」って思うんだけど、
自分が撮った写真で「お金を得る方法を知らない」
または・・・
撮るだけで満足しているので「お金を得ようとは思わない」
プロとアマのどちらの考え方がいいとか悪い、ということではなくて、
この想いの差のような気がします。
<その3>
アマチュアの人は、自分が撮りたい写真を撮ることは好きだけど、自分が撮りたくないものは撮りたくない。
よく「プロになったら好きな写真が撮れなくなるんですよね」って、質問されます。
その通りです(笑)
「お客さんからこんな写真撮って下さい」と依頼された写真を撮るからこそ、お金をもらえるのです。
プロも自分が撮りたい写真を撮ることが好きですよ
でも、お客さんから撮って欲しいと要望された写真を撮ることも好きで、そして、それが楽しいのです。
なぜなら、
お客さんに「いい写真撮ってくれてありがとう!!」って喜んでもらえた時は、至上の喜びを味わえるのです。
その上、お金をもらえるのです。
たま〜〜に辛いこともあります(笑)
僕の場合、商品や物の撮影は本当に苦手で、撮って辛いです。
撮りながら「いいね!!カワイイ!」って声を掛けても、無反応だからです(当たり前ですけど)
だから、今は撮りません。
まだ、色々あるかもしれませんけど、僕が思ったプロとアマの差はこの3つでした。
☆プロとかアマとか関係なく、せっかく写真を好きになったんだから、あなたの写真を楽しんで下さい。
それでは今日も1日、今の自分がやるべきことにベストを尽くしましょう!!

僕がプロを目指していた頃は(フェイスブック、ツイッター、ブログ、ユウチューブなどなど)SNSという便利なツールがありませんでした。
もし僕が会社員だとしたらSNSを活用して、週末に趣味の写真で収入を得るとしたら何をするだろう?って考えました。
色々考えた結果、写真を撮るということで4つ、写真関連で2つ、計6つの方法がありました。
プロは目指していないけど「写真で収入を得たい、稼ぎたい」という目的で、僕のワークショップに参加した人達の中で
「私はこの方法でやろう」と決めて、実際にやり始めた人は、まだ額は少ないですけど着実に収入を得ています。
僕が若い頃と違って今では、趣味で収入を得ることができるようになりました。
写真好きにとっては楽しい時代です。
「趣味の写真で収入を得たい、稼ぎたい」
「プロカメラマンになりたい」 「カメラマンの仕事を今より増やしたい」
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2015年11月5日から、ブログを引っ越しました!!
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| プロとアマの違い | 2015年06月28日 | コメント:0 | TOP↑