ふくろふの声をあはれむ
学校の民間管理
文科省が、学校のプールを民間に管理委託することを検討せよと全国の教育委員会に通知しました。教員が水道を閉め忘れて巨額な水道料金を生じるケースもあり、教員の労働負担を適切に減らしたいということもあり、こうした通知になったものと思います。ただ、民間委託には、当然追加費用がかかります。財政負担が全国でどれほどになるのか、推計しているのでしょうか?よほど余裕のある自治体でなければ、この種の費用を予算化するのは難しいでしょう。なぜなら、給食費の無償化のように保護者にとっての負担軽減にはならないからです。部活動の指導を外部に委託する話も似ていますが、結局、金がボトルネックになると思います。通知一本で社会が動くはずもなく、文科省の意図はよくわかりません。
投資講座マルチ商法
警視庁が摘発したグループは、若者をターゲットにしていました。手口は、なかなか巧妙です。まず、マッチングアプリを通じて知り合うところが入り口です。出会った相手に、ビジネススクールの入会を勧誘するのです。投資によって、良い暮らしができると、吹き込みます。勧誘してくる相手に、自分に対する好意を持ってほしいという気持ちに、付け込む汚いやり方です。もちろん、入会しても、投資について学べるという謳い文句の通りにはなりません。知人を紹介すると10万がもらえるという餌もあります。この辺りは、マルチ商法そのものです。この手口で、2000人から8億5000万円を集めたというわけです。このグループは、業務停止命令以降も、別法人によって同じ業務を行っていました。底なしの無法者集団です。モノなしマルチは、情報弱者の高齢者ばかりでなく、世間の世知辛さに疎い若者を狙うタイプがあるので注意が必要です。昔は、モノを買わせる手法でしたが、今の主流は、モノなしなのです。捜査が難しいので、行為犯罪にはおとり捜査を可としてはどうでしょうか?
ファミリー農園の盗難
世田谷区から借りている農園(15㎡)の区画から、カボチャ1個が盗まれました。例えば、ブロッコリーの葉が鳥に食べられることはありますが、人間に取られるという経験は初めてです。一番奥の区画なので、下見をして、熟し具合を見て、人気のない時間帯に盗んでいったものと思います。以前に借りたときは、もっとたくさんのカボチャを収穫しましたが、こういうことはありませんでした。世田谷区という住宅街においても、世知辛い世の中になったと実感します。思えば、関東でも、収穫間近の果実などが大量に盗難にあった事件がありました。1個と言えども、やっと収穫できる状態になった野菜を持っていかれるのは、不愉快極まりない出来事です。盗難被害に遭った農家の方の気持ちがしみじみと分かりました。農園の管理会社には、監視カメラの設置をお願いしました。他の利用者さんにも被害に遭った方がいるかもしれません。ある方の区画には、美味しそうなスイカが生っているので下見をしている輩は目を付けているかもしれません。
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