華坊@七滝温泉 その3~ほんの少し、でも確かに違う~

上黒川 七滝温泉@華坊
06 /09 2013
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夜明け。

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渓流沿いを歩いてみる。

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九州は、

大地から受ける印象が、違う。

感覚的なものかもしれないし、

実際的なものかもしれない。

伊豆へ行って、植物に違和感を覚えるのと同じ感覚で、

九州では、大地そのものの理が、

本州とは大きく違っている印象を受けた。

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朝ごはん。

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バランスよく、

丁寧につくられたものを、

朝からいただける、幸せ。

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貸切の家族風呂。

全部で四つあり、窓から渓流が見える。

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露天風呂。

お風呂は全て、かけ流し。

ナトリウム塩化物泉。

ほのかな濁りと、わずかなとろみ。

熱めのお湯で、芯から温まる。

チェックアウト後、

車を走らせる。

くま「面白い滝があるんです」

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鍋ヶ滝。

裏見の滝、といって

滝の裏側に周る事ができる。

CMなどにも使われたらしい。

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内部は、かなり侵食されており、

ちょっとした洞窟。

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数多の雫が、

水面を叩く。

日の光を浴びて輝く、

水の向こう側の、

特別な緑。


華坊@七滝温泉 その2~九州のおもてなしは品数たくさん~

上黒川 七滝温泉@華坊
06 /06 2013
お料理は全て、

食事処の個室で頂く。

くま「九州のお宿は、食事の品数が多いんです」

とは聞いていたが。

自家製の梅酒から始まり、

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先付 季節の和え物

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向付 野菜盛り

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前菜 山菜の盛り合わせ

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お造り 清流のお魚

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酒菜 馬刺し、地鶏のたたき

くま、鶏の美味しさに感激。

わたしは、どちらかといえば、

火を通したお肉が好み。

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鍋物 肥後牛陶板焼き

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お吸物 四季の香りすまし汁

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温物 七滝粥

温泉で炊いているのかもしれない。

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蒸物 茶碗蒸し

銀杏やかまぼこ、鶏肉も隠れていて、

ボリュームがある。

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焼物 川魚の塩焼き

新鮮で、身が柔らかい。

お魚好きの、くま絶賛。

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揚物 山菜天麩羅

抹茶塩で頂く。

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ご飯 玄米御飯 

止椀 赤出し汁

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香の物

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デザート パンナコッタ チーズケーキ

珈琲

お料理はどれも、優しい味付け。

ひとつひとつ、丁寧に作られている印象を受けた。

量が多くても、すんなりと食べられる。

華坊@七滝温泉 その1~地味に戦いが待っていた~

上黒川 七滝温泉@華坊
06 /04 2013
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お宿 華坊。

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5,000坪の敷地の中に、離れのお部屋が10室。

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こじんまりとした受付。

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ひたすら階段を下り、

今回のお部屋、

川沿いの「かわせみの宿」に向かう。

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「かわせみの宿」外観。

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室内は非常に広く、

清潔感もあるのだが、

川沿いのせいか、湿気が気になる。

窓を開けると、

くま「わー開けない方が良いですこれ」

虫がたくさん。

くま「しかも大きいです」

仕方なく、窓を閉め切り

備え付けの除湿機を最大で稼動。

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寝室も、やはり湿気が気になり、

エアコンの除湿を最大で稼動。

お手洗いの芳香剤の香りも強く、

滞在中は、常に文明の利器に頼っていた。

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一息つく。

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部屋付きの露天風呂。

わたし「わー」

くま「虫がー」

まずは、地味にタモで虫を掬う。

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アルカリ性単純温泉の、

うっすらとした濁り湯。

川のせせらぎの他は、

何も聞こえず。

山間の、人里離れたお宿。

という表現がぴったり。

上黒川 華坊@七滝温泉 その2~遠くて近い海の向こう~

上黒川 七滝温泉@華坊
05 /27 2013
航空事業の規制緩和は、

予想以上の変化をもたらした。

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路線網は拡大し、

運賃は下がり、

飛行便数が増えた。

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画一のサービスに慣れた私達にとって、

格安航空には、賛否両論ある様だが、

選択肢が増えたのは、

素直に有難い。

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ジェットスター航空。

機内食や、毛布、ヘッドフォン等のサービスは別料金。

二時間弱のフライトでは、特に必要もなく、

快適に過ごす。

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ウトウトしているうちに、

大分空港に到着。

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ステンレスの工芸品に感心していると、

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荷物受け取りのベルトコンベアーから、

お寿司が出てくる。

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かなりシュール。

呑気に眺めていると、

くま「行きますよ、時間が勿体無いです!」

わたし「はーい」

くま、九州上陸に興奮を抑えきれず。

愛する温泉にまっしぐら。



上黒川 華坊@七滝温泉 その1~くま、空を飛ぶ~

上黒川 七滝温泉@華坊
05 /26 2013
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くま「今度の旅行、飛行機に乗ります」

わたし「海外?わー久しぶり!」

パスポートの期限大丈夫かなぁ、と呟くわたしに、

何を言っているんですか、と

くまが追い討ちをかける。

くま「温泉です」

わたし「え」

くま「何故ならそこに、温泉があるからです!」

わたし、たぶん遠い目をしてた。

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格安航空券ゆえ、

6:35AMには搭乗ゲートに行かなければならない。

わたし「間に合わないじゃん」

くま「成田のホテルに前泊します」

本末転倒ではないのか。

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成田 エクセルホテル東急。

空港関係者が多く宿泊しており、

外国人専用のスペースもある。

中華料理 蓬莱にて、

仕事上がり、遅めの夕食を頂く。

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イタリアン風トマトサラダ

中華料理のお店で、

いきなりイタリアン登場。

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しらす入り豆腐スープ

クコの実と、枝豆、豆腐、しらす。

ほんのりと塩の効いた、

ほっとする温かさ。

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熱々点心蒸篭蒸し

くま、一口食べるなり、

「この辺は、横浜の方が美味しいですね」

点心の類はやはり、中華街に一日の長がある。

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ソフトシェルの衣揚げ スイートチリソース添え

脱皮したばかりです、

と、微妙な説明を受ける。

くま「脱皮…。蟹…、海老…?」

わたし「たぶん、その辺り」

もちもちした衣に、

甲殻類的な何かが、柔らかい皮ごと揚げられていた。

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鶏もも肉とジャガイモの黒胡椒炒め

あっさりしていて、食べ易い。

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蕪と花野菜のあっさり塩煮込み

くま「病院食みたいです…」

柔らかい味付けだが、物足りないらしい。

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牛レバーとアスパラガスの豆鼓炒め

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いちごプリン

くま「あ、これアレですアレ」

わたし「フルー〇ェ」

くま「そうそう、ちょっと贅沢なフルー〇ェですね」

頷いてもいいのかな。

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全体的に、ホテル的な中華というか、

万人向けの味付け。

パンチの効いた中華街の料理とは、

また違った魅力がある。

窓の外、

地平線を縁取るように、

空港の明かりが煌いている。

暗闇の奥から、

ゆっくりと飛行機が下りてくる。

旅に出る人、帰る人。

ぼんやりと思いを馳せる。

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翌朝。

寝ぼけ眼で、バスに乗る。

飛行機に乗って、

温泉。

人生何が起こるかわからない。

kumaonsen

しずかなお部屋と、美味しいお茶があれば幸せ。という地味で地道な性分です。